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きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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力学応用帯結び―「笹島ベルト活用講座」

本日、午後は「笹島ベルト活用講座」でした。


Vol.170 ~ 171で特集、月刊アレコレで初公開した、

笹島寿美先生考案の力学を応用した帯結びで

使用する「笹島ベルト」の使い方を、

笹島門下の先生から指導していただく講座です。

 

 

使い方が複雑なわけではないのですが、

「いつもの手順」に慣れた脳内を整理して

アップロードするためには、やはりちょっととしたコツや

解説を聞くと実感できる度合いが違います。

 

本日の受講なさった方たちも、

あの、吸い付くように締まる瞬間を迎えると、

 

「え? わあー!しまるー」と一様な

リアクションをしてくださいます(笑)。

 

 


そして背中の根元のワチャワチャが、

ひと下ろし”ですっきりきれいになる瞬間も。

 

かつ、着付け中にありがちな衿がかぶってくる、

衿元が崩れる……のを防いでくれる効果も、すばらしいのです。

前回の講座レポも参考に。

 

今回は広島から!も、日帰りで呉服店のスタッフさんが

2名参加してくださいました。

それぞれの教室のやり方の中に

取り入れるところが出始めています。

 

 

コーリンベルト同じくらい、普及すると思われる笹島ベルト。

とにかく、力学を応用した、力を使わないのに吸い付くように締まる、

あの感覚をぜひ体験してみてください。

 

笹島先生、御年82歳。

 

笹島先生

 

元々は、ご自分の手の力が弱くなってきたために、

ご自分で工夫して使っていたベルトだったのですが、

ある日、先生言うところの「降りてきた」瞬間があり、

「ん? もしかして、こんな風に使えば……」と、

考案されたのか、この笹島ベルトを使った力学応用帯結び。

「老いるとは進化することなのよ(笑)」と

少女のようにコロコロ笑う先生は、

82歳にして、「最近これにハマってるの」と

パソコンで囲碁を打ち、

「今日は(マイクロソフトの)Office Business版が届くの!」

(だから忙しい=先生は新しいアプリに夢中になる方です)

あ、先生の著書で、骨格や着付けの説明で

よく使われるイラストは、すべて先生がご自分のアプリで

作画なさったイラストなのです! いまでも!

とにかく、すごい、でも凄さが表に全然でない、

とてもチャーミングで、素敵な方です。

 

……と、笹島先生の話になると、軽くストーカーっぽいくらい(笑)

先生のファンである私としては話が長くなってしまいます(苦笑)。

 

ということで、次回の笹島ベルト活用講座は

2020年2月4日(火)です。
(指導は笹島先生の門下の先生です)

 

笹島ベルトのご購入はこちらから。

 

月刊アレコレは書店では売っていません。

購読はこちらから。

 

 

2019.12.11 Wednesday 21:18|-|↑ページの先頭へ

枕紐の紐を結ばない方法でしっかり枕が固定。月刊アレコレで初公開

さて、昨日の続きです。

 

今号の特集は

「きもの上級者の 裏技小技オススメアイテム」

知らなきゃソン!

すぐに使える工夫とオススメアイテム。

 

 

特集の中で紹介しているアイテムや技について、

いろいろ告知しましたが、

今日はこれ! これです!

 

枕紐を「結ばない」処理方法! 

 

自分でいうのもナンですが、スゴい!ですよ(笑)。

体験した方は皆さんおっしゃってくれます。

 

まずですね……、

胸元って、きものの胸紐や伊達締めから始まって、

帯揚、帯枕の紐を結んで帯の中へ入れ込みます。

 

ここ! なんですよね。

「きものを苦しく感じる」という人が、いう箇所は。

 

しかし、紐は少ないに越したことはないけど、

それが着崩れや不安につながるようでは、

だめ、ですよね。

 

そこで、今回のワタクシのX方式です。

 

枕紐を、結びません!

(結びません 結びません むすびません…んん… ←こだま風反響演出(笑)

 

そう、結ばないのです。

 

191124_0028のコヒ?ー.jpg

 

と、いうと、使わないということ? と聞かれます。

 

いえいえ。

お太鼓に帯枕は必須。

 

では、背中にあてただけでグラグラにしておく?

帯揚だけで押さえるとか?とか?

 

いえいえ。

背中の枕は、しっかり! 固定されます!

 

しかも! もう一つの、結ばない紐による効果もあります。

それが、胸元のシワ取りです。

これは技を使ったとたん、皆さんが、

「え、え、えーーーっ!?」と叫ぶところです。

 

は??? ですよね(笑)。

 

ワタクシは時々、仕事として撮影で着付けを

することはありますが、着付け師ではありません。

 

時々、親しい友人たちに着付けを教えますが、

着付け講師でもありません。

 

でもマニアックといえるほど着付けが好きなので(笑)、

月刊アレコレの特集も着付けに関することが多く、

撮影着付けに特化した大竹塾の主催も、

着付けのジャンルの違いに着目して開講しました。

 

ということで、着付けに

異常に着目するオタクな気質としてはですね、

結構、日々、服飾史に絡んでの着付けや着方も

黙々と検証しているんですね。

 

そんな日々のなかで、あみだした技のうちの一つです。

 

たまに(撮影のときが多いのですが)、

その技を教えると、皆さん、口をそろえて

「お〜〜〜〜〜っ!」と、リアクションしてくれます(笑)。

 

今回の検証をお手伝いしてくれた

スタイリスト山崎佳子さんも、期待に違わない

「え〜〜〜っ!!」「すごーーい」を連発してくれました。

 

173告知.jpg

 

彼女は着付け師としても活動していて、

大竹塾4期生でもあります。

その彼女をしての「すごーーーい!」「らくちーん」でした。

 

 

ぜひぜひ、本誌だけで知ることができる技。

枕紐の紐を結ばない、でもしっかり枕を背中につける技。

初公開です!

 

 

月刊アレコレは本屋では売っていません。

裏技小技オススメアイテムは、

いますぐこちらの購読申し込みから!

2019.12.06 Friday 20:10|-|↑ページの先頭へ

「きもの上級者の 裏技小技オススメアイテム」きたー!

月刊アレコレVol.175 発行となりました。

 

今号の特集は

「きもの上級者に聞く 裏技小技オススメアイテム」

知らなきゃソン!

すぐに使える工夫とオススメアイテム。

 

 

もう、このタイトルを聞くだけでそそられますね〜。

みんな大好き、裏技小技、ですよね!(笑)

 

はい、6年ぶりの裏技小技特集。

そしてオススメアイテム。

 

今回は着物上級者の皆さんに聴きました。

 

まず、オススメアイテムの紹介。

つまみ簪で人気の「京都 おはりばこ」さんの

マネージャー、北井香里さんから、

「結び梅」と髪飾り。

 

北井のコヒ?ー.jpg

 

つまみ簪ではよく見るよね、と…一瞬思いますよね。

ところが、これ、シンプルだけれど大きさがあります。

そして、クリップ式。

 

つまり、底面積が広いので、パラパラ落ちる後れ毛や

ほつれ、多少の崩れも「隠してくれる!」のです。

 

クリップ式で高さが出ないのも、大人には使いやすい。

かんざしでガッツリ見えると、

大人としてはちょっと気恥ずかしい(笑)。

 

でも正面からは見えにくい。

なので地味に華やか(笑)。

つまみ簪というと、意外と通り一遍にみるので、

見落とすポイント。これって、素晴らしいんです。

髪を上げることが多い方、そして今日は

ちょっと華やかにしたいという方にオススメです。

 

 

では、「今日はそこまで華やかじゃなくていいの」(笑)

というあなたには、こちら。

なんか通販みたいなノリになっていますけど、

月刊アレコレで取り扱っているわけではありません(笑)。

 

着付け講師の資格も持つ、

フリーアナウンサー小田切妙さんのオススメが、

「ヘアカフ」の流用技。

 

ゴムに飾りがついているものはよく知られていると思います。

こちらはゴムと飾りが別々になったもの。

さりげないけど、実用的で、うれしいアイデアなんです。

 

そして小田切さんのもう一つのオススメ。

ヘアピンの使い方なのですが、これはお試ししてくれた

スタイリスト山崎佳子さんも、

「これいいわ〜〜〜〜!」と絶賛。

ピンとして使うのではない……

その使い方は本誌をみてくださいね。

 

 

そして収納技もあります。

これはもう、超オススメの技です。

 

名古屋仕立ての名古屋帯。

あれって、しまうときにちょっと苦労する曲者ですよね。

胴に巻く部分を長くとって折返しを三角に折って…

お太鼓に折り線が来ないように、折る。

胴に巻く部分がすぐ落ちてきますよね。

なんだったら、しまう途中でズルッ。

引き出しで他の帯を出そうとして、別な名古屋帯もズルッ。

 

ところが!このストレスを一気に解決してくれたのが、

たかはしきもの工房の女将、高橋和江さんの収納術。

これが! さすがたかはしきもの工房の女将!

といえる、くるくる収納。

そうくるくるといえば、画像をみても

なんとなくわかると思いますが、

 

191124_0110のコヒ?ー.jpg

 

がっ!その「くるくる」の仕方にコツがあります!

こちらも本誌で見てください。

 

 

さてさて。

他にもいろいろありますが、今回は僭越ながら、

みやざこと編集人の技もご披露しました。

 

先の予告編でも書いていますが、

自分でいうのもナンですが、スゴい!ですよ(笑)。

と、体験した方は皆さんおっしゃってくれます。

 

枕紐を「結ばない」処理方法です。

また長くなるので、こちらは、明日の投稿で。

 

 

月刊アレコレは本屋では売っていません。

裏技小技オススメアイテムは、

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2019.12.05 Thursday 15:34|-|↑ページの先頭へ

知らなきゃソン!「きもの上級者にきく 裏技小技オススメアイテム」

入稿、そして本日、下版いたしました〜。

 

次号は久々の

「きもの上級者に聞く裏技小技オススメアイテム」。

第二弾です。

 

 

6〜7年前に第一弾をお送りしたときは、

「帯揚げをヨコ半分に折ってから帯枕にかける」

という技をだしてくださった

札幌の小野江さんという読者のかたが

「裏技小技大賞」でした。

 

当時、少なくとも公にそのやり方や情報を

出しているところはありませんでした。

 

ところが、いまや、ほとんどの人が

使っているといっても過言ではありません。

私も半分に折る派です。

 

で、今回も、収納ワザ、スキマなアイデア、着付け技、満載です。
実はワタクシ、編集人自らも参戦しております(笑)。

 

お試しモデルとして参加してくれた、

スタイリスト山崎佳子さんが私のX技を試したら、

「えええ〜〜〜!?」

「ちょっと、これすごいんですけど〜」

と、期待通りのリアクション、いただきました(笑)。

 

 

スタイリストよっちゃんは何を

びっくりしてるのでしょうか?(笑)。

それは紐を結ばない枕紐の処理方法!なのです!

 

収納技もあります。くるくる収納、ホータイ収納。

え?なに?ですけど、詳細は本誌で!
次号もお楽しみにー!

 

月刊アレコレは本屋さんでは買えません。
購読申し込みは年間購読でこちらから
バックナンバーもございます。

 

 

2019.11.26 Tuesday 18:34|-|↑ページの先頭へ

『昔のきものに教えられたこと』(石川あき著)が教えてくれたこと

月刊アレコレ編集人みやざです。

 

今日は、きものに着目したオススメの本と

映画のお話をちょっと……

といいながら、いつもながらちょっとではありません(笑)。

きものや本の話って、ほんとに伝えたいことが

ありすぎます(^_^;) あ、映画もです。

 

「十二国記」3巻4巻出ましたね。

読み始めたいけど、堪えます。

もう少し仕事、進めてからじゃないと(苦笑)。

 

1巻は完全集中して4時間強で読破。

小説はストーリーがあるので読みやすいから

どうしても続きを追ってしまいます(^^;)

仕事が詰まっているときは超危険です。

 

 

 

 

活字中毒な編集人なので、

食事には必ず本を持って出るのですが、

昼食のお供はこれ(笑)

 

 

 

 

大正〜戦前の良き時代のお嬢様着物事情がわかる、

石川あきさんの随筆。『昔のきものに教えられたこと』

 

結構繰り返し読んでいるかもしれません。

『細雪』などに代表されるお嬢様きもの文化は人気ですが、

これは小説ではなく、リアルな生い立ちの中での、

生まれ育った時からのきもの事情。

とても参考になります。

 

ところで今月号の月刊アレコレ、邦画紹介「銀幕座」。

山崎豊子原作、市川雷蔵の「ぼんち」。

 

 

画像は今号「銀幕座」のイラストから。

ちょっとすねた市川雷蔵ボン(笑)。

 

市川雷蔵というと眠狂四郎ですが、

この真逆とも言える関西系ボンキャラ。

梨園の育ちの良さが生きています。

なにより、眠狂四郎の着流しのかっこよさのみならず、

リアルな男性きものが、まあ、自然です。

仕草、所作、歩き方。これだけでも観る楽しみがあります。

 

 

 

船場の足袋問屋のボンの話ですが、

とにかく、当時の船場の商家の

ビックリするカルチャーが興味深い。

 

例えば、毎月1日と15日は、下着から表着まで、

すべて新しいものを身につける慣習があるので、

ボンは突っ立ったまま、女中に

真新しい褌からつけてもらって、

下ろし立ての長着、帯、羽織を着せてもらいます。

 

パンツ(褌)くらい自分でつけようよって

思わず突っ込みたくなります(笑)。

 

また、お妾が「今度からお世話になります」と、

正式に(笑)本家に挨拶に来ます。

それも、まだ本妻がいないのに(苦笑)。

本妻は身重にもかかわらず、

母と祖母にいびられ実家に帰され(!)

結局、離婚となります。

でも生まれた子供は引き取る。鬼です(^_^;)

 

お妾が座敷に通されてからの

座布団の扱い、座り方、挨拶、

土産の受け取り方にも型があり、

突き刺すような目線でそれをみているボンの母親と、

家を取り仕切るゴットマザー的祖母。

 

最後に「(挨拶は)ようできはりました」と

ニコリともせずいいます。コワッ(笑)。テストか^^;

ここも私的には、ひとつみどころです。

 

とまあ、こんなのを観ていると、

「男の甲斐性」なる言葉が、別な角度から、

なるほどと、妙に納得します。

しょうもない男が浮気がばれて

アタフタと言い訳したり、

開き直るときの言葉とは別物です。

こんなに安っぽいものではない。

 

女のすべてを面倒見る、不自由させない、

肩身の狭い思いもさせない、

育ちの良さ特有のちょっと子供っぽい

頼りなさげなところもあるけれど

文句なく優しい。男前。

 

子供が生まれればもちろん子供まで大事にする。

いったら、大奥や海外の王室の側室ですね。

 

側室は正式な妻の一人で位も高い。

殿が政に専念できるように支えて、

子孫を増やすという役割。

 

ほんのちょっと前の日本でもこういう文化が残っていたのだと、

お妾の現代的視点での良し悪しは

おいておいて、おもしろいです。

 

ところで、ボンではなく、お嬢の石川あきさんの

本の中でのエピソード。

 

嫁いでから、母親に、

「戦前に作ったきものはもう着られまへん」

30才も過ぎたことだし

「そろそろ新しい留袖をつくったらどうですか」と、言われたそうです。

急いでつくるといいものにならないからと。

 

そして、石川あきさん、

好きな六代目菊五郎の鏡獅子を図案から起こし、

何度も顔が六代目と違うと直させ、

獅子の毛、白に金の袴、白い足袋と、

ほとんどを刺繍で仕上げ、

獅子の毛の先は後ろ身頃まで踊っていたそうです。

すそ回しは金の箔の霞取り。

 

それに合わせた帯は金通しの丸帯で織ってもらい、

そこに金銀ほか、何色もの糸を使った菊の花弁を

刺繍してもらったと言います(ため息w)

 

その請求書を関西の実家に送ったところ、

母親がそれをみて

 

「あんた、言いますけどな。贅沢もほどほどですえ」

 

と言われたといいます。

いい加減にしなさい!とかではなく、

「ほどほど」ですえ〜(笑)。

しびれる(笑)。

 

一体、いくらだったのでしょう?

 

今なら500〜600万円?  

丸帯まで織っているから800万円くらい?

胸のすく、絵に描いたような

お嬢様らしいエピソードで好きです(笑)。

これは映画でも小説でもなく、実際の話です。

 

この石川あきさんの本の中での好きな一文があります。

 

呉服屋さんが20日に1度位、家に訪れて

反物を広げるような裕福な家庭で育ち、

良いものをたくさん見てきた石川あきさんですが、

その彼女をして

 

「きもののおしゃれは高価なものを

身につけることではありません。

ひとえにやりくりと工夫です」といいます。

 

確かに少しの手間と費用はかかりますが、

 

「誰が着てもいいきもの」ではなく

「誰でもないあなただけのきもの」を着たほうがいいと。

 

 

ここ、大事です。

誰が着てもいいきもの――確かになあ…と思います。

 

よくみやざがいうのは、リサイクルのきものを

洗い張りして仕立て直したとします。

 

しつけがかかってタトウ紙にくるまれているきものは、

言ってみれば、養子から実子になったような、

そんな気持ちになります。

(養子だからぞんざいにするのかとか、

そういうことではないので、

比喩として理解してくださいね(^_^;))

 

洗い張りして、染め替え、仕立直しなどをしたものは、

やはり「自分のきもの」になったと思います。

 

編集人が染め替えたきものの中に、

20代のときに作った紬があります。

 

 

ちょっと古い写真で画質が悪いのですが、

もとがこういう色の紬でした。

20代ではコレくらい地味でもあまり気にならないのですが、

年代が上がるとコレが悪い意味で合いすぎて(笑)、

顔映りが悪くなりました。

 

 

 

 

洗い張りし、上から色をかけてもらいました。

地色の影響が必ず出るので、

もとの色より明るい色にはなりません。

(もしそうしたかったら色を抜く

抜染という工程をしなければなりません)

 

この紬は黄土色の上に焦げ茶をかけてもらいました。

 

うっすら、もとの格子が残っているのが

また気に入っています。

 

 

 

 

その色に合わせて八掛けもこれという色がなくて

別注をして仕立て直したものです。

 

 

まさに、石川あきさんのいう、

「誰が着てもいいきもの」ではなく

「誰でもないあなただけのきもの」になったと思います。

 

 

 

2019.11.15 Friday 20:24|-|↑ページの先頭へ

笹島寿美考案 笹島ベルトを使った力学応用帯結び講座(門下生による)

こんにちは。

月刊アレコレ編集人みやざです。

 

今日は、笹島ベルトを使った力学応用帯結びを考案した

笹島寿美先生の帯結びを演習する、

「笹島ベルト活用講座」でした。

講師は笹島門下の先生2名です。

 

先日の笹島先生のレクチャー講演に

参加できなかった方や、

最近知って興味を持たれた方が

ご参加くださいました。
編集人も一緒に帯を解いて締めてと、

おさらいしました。

 

 

 

 

力をいれないのにピタッと締る。

…といいましょうか、

締まるというより吸い付くような密着感なのです。

 

今日ご参加くださった方も「隙間なく」帯が

体についているとおっしゃっていました。
もう、とにかく、このときの「え??」という感動を

ぜひ実感してください。(≧▽≦)

 

1本使いで究極の密着感が、

2本使いでお太鼓のかたちがきれいに整う。

 

画像は、本日の参加者さんが撮っていた、

笹島ベルト使用前、使用後のお太鼓です。

十分上手に着られる方なのですが、

それでもこんな感想をSNSであげてくださっていました。

 

 

名古屋められるけど形に

足していない方は是非ご参加ください」と

ご自分のSNSで早速アップしてくださいました。

 

そして、「いちばんびっくりしたのは

力を入れてないのに帯がピシッと締まることです」

 

はい、「締めすぎ注意警報」本日も出ました(笑)。


次回は12月11日 13:00〜15:30 

参加費 5000円+税

お申込みはこちらから

お手持ちの笹島ベルトをお持ちください。

お持ちでない方は会場でお求めいただけます。

こちらのネットからでもご購入いただけます。

 

笹島門下の先生が懇切丁寧に教えてくださいます。

 

思うに、使い方自体は難しいわけではなく、

従来の帯結びの手順とまったく違うというわけでもありません。

 

問題はそれまでの自分のやり方が

脳や手先から発令されるので、

戸惑うことだと思います。

でも帯を結んでいる間の、

手を離しちゃダメ、帯が緩む、しっかり締めないと…

という「ストレス」がほんとうになく、

本来の自分の両手の機能を機能として、

使うことができる安定感と安心感は

心地よいと言えるほどです。

力学応用帯結び、ぜひ取り入れてみてください。

 

 

 

2019.11.10 Sunday 20:31|-|↑ページの先頭へ

月刊アレコレVol.172 スマートカジュアルなお正月コーデ

月刊アレコレVol.172 発行しました。

今月の特集は

「お正月はスマートカジュアルを着こなそう!」

 

 

カジュアル全盛期といっていい現在。

カジュアルと言っても、デイリーカジュアルが

圧倒的に多いと思います。

 

お正月はちょっとおめかし系、いかがです?

完全フォーマルだとちょっと重いので、

フォーマル未満デイリーカジュアル以上の

「スマートカジュアル」で過ごすお正月。

 

普段と違うおしゃれをすることは

センスを磨くいい機会です。

 

工夫しているつもりでも、同じジャンルのスタイルは

マンネリ化予備軍の可能性があります。

 

でも外的なきっかけ、

たとえば、第三者が選んでくれた色とか、

好みとは別に必要に迫られて装うきものとか。

 

木綿や綿麻ではない上質な普段着を

テーマで装うことも日常とは別な楽しみがあります。

 

普段と違う、お正月というテーマで、

装うことももちろんできます。

 

 

さて、その中で、ちょっと紹介したいのが、

巻頭に載せている天井格子の小紋。

 

 

とても手間がかかっていて、

ちょっと古風な雰囲気がいまになく

目をひきました。

 

実は、本誌を発行してからすぐに

京都の読者で、染工房の方から

「うちで染めたものです」と

ご連絡をいただきました。

 

聞くと、古風に感じたのは思った通り、

古い型を使っているとのこと。

オレンジを紫に買えて

配色の工夫をしたそうです。

 

四季の表情を写した細かな染めは

なんと30枚以上の型紙が使われているとのこと。

 

つまりあの約13mの反物を

凡そ40〜50mの型紙をずれないようにつないで、

13m染めていく。

それを30枚の形見で、つまり30回繰り返すという

気が遠くなるような緻密な作業です。

 

 

 

 

最近、こういうものの良さをわかる人が少ないので、

月刊アレコレに掲載されているのを見て、

職人さんがとても喜んでいました。

励みになります

 

 

と、メッセージを下さいました。

いいものは、いいんですよね〜。

 

因みに、天井格子の由来は

建築物に施される天井画から来ていて、

格子型で有名なのは福井県永平寺。

 

 

 

この他にも

重たすぎないお正月コーデ。

お誂えも含めて

たくさん紹介しています。

 

 

月刊アレコレは本屋では売っていません。

年間購読はこちらから。

読み切りやすいコンパクトな冊子タイプで、

きくちいまさんのイラストエッセイ

「きものの引きだし」や

笹島寿美先生の

「心地よくも 切れのよいきもの学」など、

書き下ろしの連載も人気です。

 

 

 

2019.11.09 Saturday 14:09|-|↑ページの先頭へ

絶対行くべし!トーハク特別展「きもの KIMONO」2020

先般、東京国立博物館が来年、空前絶後の

「KIMONOきもの 特別展」を開催するにあたっての、

報道発表へ行ってきました。

 

 

これは、もうきもの好きなら絶対行ってほしい

行くべき展覧会です!

 

室町から明治大正昭和までの、国宝4点ほか、
重文も多数展示される壮大なきもの展です。


 

まずは第1章 モードの誕生

室町時代〜江戸時代

目玉は国宝の「観楓図屏風(16世紀)」

(→後期展示)がでます!

ほかにも、京都国立博物館所蔵の安土桃山時代の重文の

練緯地四季草花四替模」(→前期展示)など。

 

海外からはメトロポリタン美術館から初里帰りの

「誰が袖屏風」も展示されます。

 

「誰が袖屏風」はいろいろあるのですが、

あの衣桁にきもの(小袖)がかかっている構図を

言い表したものです。

今回のメトロポリタン美術館のものは

初里帰りなのです!

 

 

第2章 京モード・江戸モード

京都のファーストレディたちの装いや、

島原、吉原の遊女たちが牽引した流行を

きものや浮世絵に見ることができます。

この時代は尾形光琳や浮世絵師たちの図案や美人画が

大きな影響を及ぼした時代です。

 

 

現代の振袖にもその図案が写されよく知られる熨斗目模様の

「重文 振袖 紅紋縮緬地束熨斗模様」(→前期展示)

菱川師宣「見返り美人図」(→通期)など。

 

 

 

第3章 男の美学

戦国武将の衣装や、若衆の振袖、火消し半纏などが出展。

信長、秀吉の陣羽織、家康の胴服など、トーハクから門外不出。

トーハクでしか見られない3武将の逸品が並びます。

 

「火消番点紺木綿地人物模様」(→通期)裏が迫力。

入れ墨に通じる精神が見て取れます。

「重文 振袖白縮緬地衝立梅樹鷹模様」(→通期)

小振袖だけれど、男物。当時、「若衆」の存在は

特殊な風俗によることが少なくなかったのですが、

誰が着たものは定かではないにしろ

色柄鮮やかで、鷹というモチーフに少年(青年)が

感じられます。

 

 

 

第4章 モダニズムきもの

文明開化の明治以降の、西欧趣味が流入したきものが並びます。

明治時代はまだ地味ですが、後期、化学染料が入ってきて、

大正時代にはその恩恵を受けた、鮮やかな色彩で

モダンなきものが並びます。

まさに池田重子さんの世界。

 

 

 

第5章 KIMONOの現在

最後は、現代の作家や岡本太郎など

美術家のきものコレクションが並びます。

 

 

さて、展示内容はお腹いっぱいになるくらいの充実ぶりですが、

実際にはお腹いっぱいになるほど、

会場でゆっくり堪能できるか……

というのが心配なワタシ。

なにしろ昨今の美術館の混みようと言ったら、

1時間以上並ぶなんてザラです。

しかも、巡回がないということは、

怒涛のようにトーハクに人が押し寄せるわけです。

 

が!

トーハクがうれしい企画も用意してくれていました。

その名も「プレミアムナイト鑑賞券」!

2種類あって、

  • 広報大使IKKOさんと担当研究員によるトーク(チケット・図録含む)
  • 422日(水) 18:30 21:00

6,000円 300名限定

 

  • 担当研究員のレクチャー(チケット・図録付含む)

  2020416日(木) 18:00 21:00

   5,000 600名限定

  18:30 19:00 レクチャ1回目(18:00 受付始)

  19:30 20:00 レクチャ2回目(19:00 受付始)

 

チケットは1700円(前売り1500円)

図録は多分25003000くらいでしょうか。

もしかしたら3500位かもしれない……。

しかも混む時間帯を避けてゆっくりられる。

これはどうしたってお得でしょ!?(笑)

 

私はしっかり申しみました。

のようなのでお早めに。

 

#トーハクきもの展 #東京国立博物館特別展きもの #トーハク空前絶後のきもの展 #特別展KIMONOきもの 

 

2019.11.01 Friday 15:32|-|↑ページの先頭へ

月刊アレコレVol.171 笹島寿美先生考案の「力学応用帯結びの後編」です!

Vol.171発行になりました。

 

 

笹島寿美先生考案の力学を応用した帯結びの後編です。

「笹島ベルト」の使い方の手順を紹介した前号。

今号はそのポイントの詳細を解説しています。

2019.10.11 Friday 21:21|-|↑ページの先頭へ

笹島寿美 力学応用帯結び 実演&講演会申込み受付中

笹島寿美 力学応用帯結び 実演&講演会 開催

先生考案の帯結びの解説を直接聴くことのできるまたとない機会です。着付け教室を運営なさっている方、着付けのお友達などで、ぜひご一緒に。笹島先生の着付け技、きもの、着付けの考え方を学ぶ絶好の機会です。(2人目からは参加費半額です)

開催日時/2019年10月9日(水)13時〜16時 
開催会場/日本橋社会教育会館 8階ホール

 

2019.09.06 Friday 23:30|-|↑ページの先頭へ

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