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きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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笹島寿美考案 笹島ベルトを使った力学応用帯結び講座(門下生による)

こんにちは。

月刊アレコレ編集人みやざです。

 

今日は、笹島ベルトを使った力学応用帯結びを考案した

笹島寿美先生の帯結びを演習する、

「笹島ベルト活用講座」でした。

講師は笹島門下の先生2名です。

 

先日の笹島先生のレクチャー講演に

参加できなかった方や、

最近知って興味を持たれた方が

ご参加くださいました。
編集人も一緒に帯を解いて締めてと、

おさらいしました。

 

 

 

 

力をいれないのにピタッと締る。

…といいましょうか、

締まるというより吸い付くような密着感なのです。

 

今日ご参加くださった方も「隙間なく」帯が

体についているとおっしゃっていました。
もう、とにかく、このときの「え??」という感動を

ぜひ実感してください。(≧▽≦)

 

1本使いで究極の密着感が、

2本使いでお太鼓のかたちがきれいに整う。

 

画像は、本日の参加者さんが撮っていた、

笹島ベルト使用前、使用後のお太鼓です。

十分上手に着られる方なのですが、

それでもこんな感想をSNSであげてくださっていました。

 

 

名古屋められるけど形に

足していない方は是非ご参加ください」と

ご自分のSNSで早速アップしてくださいました。

 

そして、「いちばんびっくりしたのは

力を入れてないのに帯がピシッと締まることです」

 

はい、「締めすぎ注意警報」本日も出ました(笑)。


次回は12月11日 13:00〜15:30 

参加費 5000円+税

お申込みはこちらから

お手持ちの笹島ベルトをお持ちください。

お持ちでない方は会場でお求めいただけます。

こちらのネットからでもご購入いただけます。

 

笹島門下の先生が懇切丁寧に教えてくださいます。

 

思うに、使い方自体は難しいわけではなく、

従来の帯結びの手順とまったく違うというわけでもありません。

 

問題はそれまでの自分のやり方が

脳や手先から発令されるので、

戸惑うことだと思います。

でも帯を結んでいる間の、

手を離しちゃダメ、帯が緩む、しっかり締めないと…

という「ストレス」がほんとうになく、

本来の自分の両手の機能を機能として、

使うことができる安定感と安心感は

心地よいと言えるほどです。

力学応用帯結び、ぜひ取り入れてみてください。

 

 

 

2019.11.10 Sunday 20:31|-|↑ページの先頭へ

月刊アレコレVol.172 スマートカジュアルなお正月コーデ

月刊アレコレVol.172 発行しました。

今月の特集は

「お正月はスマートカジュアルを着こなそう!」

 

 

カジュアル全盛期といっていい現在。

カジュアルと言っても、デイリーカジュアルが

圧倒的に多いと思います。

 

お正月はちょっとおめかし系、いかがです?

完全フォーマルだとちょっと重いので、

フォーマル未満デイリーカジュアル以上の

「スマートカジュアル」で過ごすお正月。

 

普段と違うおしゃれをすることは

センスを磨くいい機会です。

 

工夫しているつもりでも、同じジャンルのスタイルは

マンネリ化予備軍の可能性があります。

 

でも外的なきっかけ、

たとえば、第三者が選んでくれた色とか、

好みとは別に必要に迫られて装うきものとか。

 

木綿や綿麻ではない上質な普段着を

テーマで装うことも日常とは別な楽しみがあります。

 

普段と違う、お正月というテーマで、

装うことももちろんできます。

 

 

さて、その中で、ちょっと紹介したいのが、

巻頭に載せている天井格子の小紋。

 

 

とても手間がかかっていて、

ちょっと古風な雰囲気がいまになく

目をひきました。

 

実は、本誌を発行してからすぐに

京都の読者で、染工房の方から

「うちで染めたものです」と

ご連絡をいただきました。

 

聞くと、古風に感じたのは思った通り、

古い型を使っているとのこと。

オレンジを紫に買えて

配色の工夫をしたそうです。

 

四季の表情を写した細かな染めは

なんと30枚以上の型紙が使われているとのこと。

 

つまりあの約13mの反物を

凡そ40〜50mの型紙をずれないようにつないで、

13m染めていく。

それを30枚の形見で、つまり30回繰り返すという

気が遠くなるような緻密な作業です。

 

 

 

 

最近、こういうものの良さをわかる人が少ないので、

月刊アレコレに掲載されているのを見て、

職人さんがとても喜んでいました。

励みになります

 

 

と、メッセージを下さいました。

いいものは、いいんですよね〜。

 

因みに、天井格子の由来は

建築物に施される天井画から来ていて、

格子型で有名なのは福井県永平寺。

 

 

 

この他にも

重たすぎないお正月コーデ。

お誂えも含めて

たくさん紹介しています。

 

 

月刊アレコレは本屋では売っていません。

年間購読はこちらから。

読み切りやすいコンパクトな冊子タイプで、

きくちいまさんのイラストエッセイ

「きものの引きだし」や

笹島寿美先生の

「心地よくも 切れのよいきもの学」など、

書き下ろしの連載も人気です。

 

 

 

2019.11.09 Saturday 14:09|-|↑ページの先頭へ

絶対行くべし!トーハク特別展「きもの KIMONO」2020

先般、東京国立博物館が来年、空前絶後の

「KIMONOきもの 特別展」を開催するにあたっての、

報道発表へ行ってきました。

 

 

これは、もうきもの好きなら絶対行ってほしい

行くべき展覧会です!

 

室町から明治大正昭和までの、国宝4点ほか、
重文も多数展示される壮大なきもの展です。


 

まずは第1章 モードの誕生

室町時代〜江戸時代

目玉は国宝の「観楓図屏風(16世紀)」

(→後期展示)がでます!

ほかにも、京都国立博物館所蔵の安土桃山時代の重文の

練緯地四季草花四替模」(→前期展示)など。

 

海外からはメトロポリタン美術館から初里帰りの

「誰が袖屏風」も展示されます。

 

「誰が袖屏風」はいろいろあるのですが、

あの衣桁にきもの(小袖)がかかっている構図を

言い表したものです。

今回のメトロポリタン美術館のものは

初里帰りなのです!

 

 

第2章 京モード・江戸モード

京都のファーストレディたちの装いや、

島原、吉原の遊女たちが牽引した流行を

きものや浮世絵に見ることができます。

この時代は尾形光琳や浮世絵師たちの図案や美人画が

大きな影響を及ぼした時代です。

 

 

現代の振袖にもその図案が写されよく知られる熨斗目模様の

「重文 振袖 紅紋縮緬地束熨斗模様」(→前期展示)

菱川師宣「見返り美人図」(→通期)など。

 

 

 

第3章 男の美学

戦国武将の衣装や、若衆の振袖、火消し半纏などが出展。

信長、秀吉の陣羽織、家康の胴服など、トーハクから門外不出。

トーハクでしか見られない3武将の逸品が並びます。

 

「火消番点紺木綿地人物模様」(→通期)裏が迫力。

入れ墨に通じる精神が見て取れます。

「重文 振袖白縮緬地衝立梅樹鷹模様」(→通期)

小振袖だけれど、男物。当時、「若衆」の存在は

特殊な風俗によることが少なくなかったのですが、

誰が着たものは定かではないにしろ

色柄鮮やかで、鷹というモチーフに少年(青年)が

感じられます。

 

 

 

第4章 モダニズムきもの

文明開化の明治以降の、西欧趣味が流入したきものが並びます。

明治時代はまだ地味ですが、後期、化学染料が入ってきて、

大正時代にはその恩恵を受けた、鮮やかな色彩で

モダンなきものが並びます。

まさに池田重子さんの世界。

 

 

 

第5章 KIMONOの現在

最後は、現代の作家や岡本太郎など

美術家のきものコレクションが並びます。

 

 

さて、展示内容はお腹いっぱいになるくらいの充実ぶりですが、

実際にはお腹いっぱいになるほど、

会場でゆっくり堪能できるか……

というのが心配なワタシ。

なにしろ昨今の美術館の混みようと言ったら、

1時間以上並ぶなんてザラです。

しかも、巡回がないということは、

怒涛のようにトーハクに人が押し寄せるわけです。

 

が!

トーハクがうれしい企画も用意してくれていました。

その名も「プレミアムナイト鑑賞券」!

2種類あって、

  • 広報大使IKKOさんと担当研究員によるトーク(チケット・図録含む)
  • 422日(水) 18:30 21:00

6,000円 300名限定

 

  • 担当研究員のレクチャー(チケット・図録付含む)

  2020416日(木) 18:00 21:00

   5,000 600名限定

  18:30 19:00 レクチャ1回目(18:00 受付始)

  19:30 20:00 レクチャ2回目(19:00 受付始)

 

チケットは1700円(前売り1500円)

図録は多分25003000くらいでしょうか。

もしかしたら3500位かもしれない……。

しかも混む時間帯を避けてゆっくりられる。

これはどうしたってお得でしょ!?(笑)

 

私はしっかり申しみました。

のようなのでお早めに。

 

#トーハクきもの展 #東京国立博物館特別展きもの #トーハク空前絶後のきもの展 #特別展KIMONOきもの 

 

2019.11.01 Friday 15:32|-|↑ページの先頭へ

月刊アレコレVol.171 笹島寿美先生考案の「力学応用帯結びの後編」です!

Vol.171発行になりました。

 

 

笹島寿美先生考案の力学を応用した帯結びの後編です。

「笹島ベルト」の使い方の手順を紹介した前号。

今号はそのポイントの詳細を解説しています。

2019.10.11 Friday 21:21|-|↑ページの先頭へ

笹島寿美 力学応用帯結び 実演&講演会申込み受付中

笹島寿美 力学応用帯結び 実演&講演会 開催

先生考案の帯結びの解説を直接聴くことのできるまたとない機会です。着付け教室を運営なさっている方、着付けのお友達などで、ぜひご一緒に。笹島先生の着付け技、きもの、着付けの考え方を学ぶ絶好の機会です。(2人目からは参加費半額です)

開催日時/2019年10月9日(水)13時〜16時 
開催会場/日本橋社会教育会館 8階ホール

 

2019.09.06 Friday 23:30|-|↑ページの先頭へ

特集「笹島寿美考案 力学応用帯結び」初公開! 

月刊アレコレVol.170、いよいよ、いよいよ、発行です!

いつもより“いよいよ”が1回多いのは(笑)、

いつも以上に皆さんからのご期待があるからです。

 

 

今号の特集は、

笹島寿美という宝 第二弾

初公開! 笹島寿美考案 力学応用帯結び

 

「老いるとは進化すること」を見せてくれる、

力を使わず帯をしっかり締める技を考案した

笹島寿美先生のその技を一般公開します。

しかも締まるだけではない、

副産物といえるメリットがたくさんあります。

 

 

でも、でも、まずは!

 

力学を応用した、吸い付くような

心地よい締まり具合を体感してください!

 

この方法が力学的に理にかなっていることを

工学博士が解説をしてくれました。

(この解説は次号後編で!)

 

笹島先生

 

今号は5ページを使って、

まずは超丁寧な手順を紹介しました。

(部分部分の細かな解説は次号後編でお届けします

次号もお見逃しなく!)

 

 

簡単に月刊アレコレ誌上で

先生の新たな技術を公開することになった経緯を

説明しますと……

 

笹島先生は月刊アレコレで随筆を連載なさっています。

普段からのやり取りはありましたが、

ある日、先生からお電話で、新技術を

考案したご報告をいただきました。


これを「月刊アレコレさんの誌上で公開したい」と

おっしゃってくださったのが6月。

これが先生考案の帯巻きゴムベルトを使った方法です。

それから笹島先生からゴムベルトの現物をみせていただき、

先生から直接、使い方を伺い、私にも試してくださいました。

(笹島先生から直接帯を結んでいただけるシアワセ(笑))

 

それから第三者に頼んでモニタリングを重ねました。

きもの初心者から上級者、プロの着付け師・着付け講師など

全部で10人に試してもらいました。

 

ゴムベルトの使い勝手や具合も検証しました。

その結果、ベルトの仕様が一部改良されるなどして、

公開の運びとなったのです。

 

 

実をいうと、手順自体は従来私達が行っている

手順とすごく変化があるわけではありません。

ともすれば、そのスゴワザがあまりにも普通に

馴染みすぎるところがあります。

(だから誰にでも使える技なのですが)

 

なぜか――

多分、力学を応用した方法なので、とても理にかなっているから。

つまり、ある意味、とても自然であるということです。

 

↓ここ。大きなポイントになります。

 

 

 

初心者のかたは、「こういうやり方もあったのね」

くらいに感じるかもしれません。

 

むしろ、上級者できものを着ることに

慣れている人のほうが、その違いのすごさを

実感できると思います。

 

 

ところが!

実はここが笹島先生のすごいところを

証明するものでもあるのです。

 

眼を見張るような変化というのは、

それまでの基本が生かされていないということ。

つまり、そもそも基本が間違っていたということの証明だと

先生はおっしゃるのです。

 

 

今号の特集では、そのあたり、

先生のインタビューも掲載しています。

――ちょっとだけ、紹介しますね。

 

 

Q.先生はその前に(注:今回の帯巻きベルトを使う方法を考案する前に)、ご自分の力が弱くなってきたので帯を締めるときに、帯を持った手で柱につかまって支点にして、ご自分の体を引くことで締めていたとおっしゃっていましたが、理屈としては同じことですね。

 

A.そう。帯ごと柱や机につかまって、体をぎゅっぎゅと締めていた(笑)。どうやったら力を使わず楽にできるかと考えてね。でも力学や物理学で説明してもらったら、そこにはちゃんとした理論がついてくると思う。帯巻きゴムベルトを使った方法も然り。逆に、いままで帯を締めるために使っていた両手のあり方に、何かブレーキになる原因があったのかもしれない。

 

Q.でも不思議なのは、なぜそのときにかぎって別な使い方が浮かんだのですか?

 

A.そうね〜。たまたまそのときだったということかな。私にはそれほど意外なことではないの。いつも基本の土台を守っているから。基本というのは、どんな条件が加わっても大きな変化はないはずなの。これまでやってきたことを大きく変える意識はないし、変わるということがあればそもそも自分の基本が違っているか、ずれていたということになる。だから基本に立った上で検証したの。名古屋帯、袋帯、関東巻き、関西巻きすべて試して。それで一段落。

 

(この全インタビューも本誌で!)

 

いかがですか?

正しい基本はどんな条件が加わっても

大きな変化はないはず、というのが先生の考え方。

 

あ、もちろん、今回の技は柱につかまって、

ギュッギュと締めるという方法ではありません(笑)。

 

なので、従来の帯結びからみて、

手順自体は大きな変化はないものの、

明らかな効用の違いがあります。

 

あえて“締める”という動作は不必要とさえ

いえるかもしれません。

巻くだけで胴に吸い付くような密着感。

しかも、ゴムベルトの効用は締りがいいという

それだけではありません。

 

帯を無駄なく使えるので、短い帯も余裕がでてきます。

実際、モニターになってくださった、

きもの大好きコミックエッセイストの星わにこさんが、

帰宅後、痩せない限り締められないと諦めていた

アンティークの帯をこの方法で締めたところ、

「柄がでました〜〜( ;∀;)」という報告が速攻きました(笑)。

 

ダイエットの機会が失くなって残念だけど(笑)、

よかったね、わにちゃんと、お慶び申しあげました(笑)。

 

まとめです!

 

  • 力要らずで片手で締まる、吸い付く密着感。
  • 決して緩まない。
  • 胸元がくずれない。
  • 背中の帯根元のワチャワチャがすっきり。
  • 両手が空くので仕上げがラクラク。
  • 無駄なく帯の尺を使えるので短い帯でも余裕がでる。

 

ピンチ不要で、仮紐の5倍働く帯巻きゴムベルト=

そこに笹島理論があるからこそのメリットです。

 

 

取り入れない理由がない!と思います。

あるとすれば、自分のやり方に慣れて

そちらがラクということだと思います。

 

しかし、

 

あの吸いつくような心地よい締まり感。

 

これは、体感すると、

「ひぇっ!? え?え?え?」と思いますよ(笑)。

 

笹島寿美考案 力学応用帯結びのための

「帯巻きゴムベルト」

こちらのネットショップで取扱っています。

2本以上のご注文の場合は商品説明のご注意を確認してください。

 

丁寧な解説書もついていますが、

より詳しい使い方は月刊アレコレ最新号Vol.170で。

 

 

 

 

 

 

2019.09.06 Friday 18:42comments(0)↑ページの先頭へ

浴衣に足袋はあり? なし? 2019版

夏になるとよく聞かれる質問があります。

 

・浴衣で足袋は有りか?無しか?

・浴衣で足袋を履くときは、

ナニかルールがあるのか?

 

7年前に同じタイトル「浴衣に足袋ってあり?なし?」で

本ブログを投稿しました。

いまだに夏になると検索上位に挙がってくる記事です。

この7年で浴衣事情も変化があるので、

補足、追記などを入れながら

2019版として再掲したいと思います。

 

まずは、浴衣と云えば、衿元すっきり素足で着るもの。

そんなイメージがありますよね。

 

「浴衣ってぇ〜、

足袋を履かなくていーんですかぁ〜」

→ こういう質問をする若いお嬢さんには、

「履かなくて大丈夫よぉ〜」と言います(笑)。

 

しかし、
「某きもの雑誌で、有名スタイリストさんが

浴衣で足袋を履いていたのよ。それってどうなの〜」という方には、


「浴衣で足袋を着けるのは一般的ではないですが、

間違いではありません」と言います。

 

一般的―― と言いました。その一般は、

夏祭りや花火大会などのイベントで、

夏のコスチュームとして着る場合。

そういう場合は素足に下駄がテッパン。

(最近はスポーツサンダル系も多いですね)

 

かつ、浴衣本来の夏らしさ、軽やかさが出るのと、

実際、多くの方が素足で着るものだと思っているからです。

 

 


 

しかし、一般じゃない場合……と言っても

特殊であるとか変わった着方ということではありません。


日舞をなさっている方や役者さん、

そしてきものをよく知っている方や年配の方は、

浴衣に足袋を着けることも少なくありません。

(絶対、履くという事ではありません)

そして飲食関係の女将さんたちも

「清潔」の観点と身だしなみとして足袋は着けます。

 

舞台関係の方は、分かりますよね。


また町内会などで行われる盆踊りの社中のおばさま方も、

揃いの浴衣に足袋を着けて踊っているのって、

よく見ませんか? 

足元をきれいに見せる、また、

年をとると素足が見苦しくなるので

足袋を着けるということもあります。

 

要は、何をもって美しいと思うか、です。

 

次に「浴衣で足袋を履くときは、ナニかルールがあるのか?」

 

ルールはありませんが、

先の通り、盆踊りの群舞や、日舞のお稽古をするひと、女将さんなど、

自分の立場で足袋を着けることはああります。

もうひとつは、最近多い、「浴衣を着物風に着る」場合。

 

これは足袋以外に、半衿、さらには

帯締・帯揚などの小物を着けるという要素も加わります。

下記写真は浴衣に半衿を着けて、

半幅帯に帯締だけをしたパータン。

 

 

着物風に浴衣を着る場合は、

花火大会などで着る夏のコスチュームとして以外に、

「着物をたのしむ」という観点で着ていることも多いようです。

 

なので、浴衣を木綿着物に置き換えて

「着物風」に着たときは足袋を着けています。

 

ところで、私の場合、「浴衣を着物風」は暑くて着られないので、

むしろ、小千谷縮(麻の夏着物)を浴衣風に着ることがあります。

そのときはバチ衿仕立てのものを着ます。

下記は今季の編集人みやざです↓

小千谷縮、半衿なし、半幅帯に帯締(帯揚なし)、

この日は人と会う予定がなかったので、足袋なし。

これに足袋を着けるときもあります。

 

 

また、浴衣を着物風に着るときは、

木綿100%の平織りだと暑いので、

素材が綿麻か、綿紅梅のものを着ます。

 

麻混だと暑さが違います。

綿紅梅は綿100%ですが、夏専用の生地なので暑さが軽減されます。

 

同じく綿絽も夏仕様の生地ですが、

同じ綿100%でも綿紅梅のほうが生地に凹凸があり、

肌に触れる部分が少ないので、サラッとします。

写真は雪花絞りの綿紅梅。

 

 

 

下記↓は綿絽。画像だと絹と綿の素材感が伝わりにくいですが、

基本どちらも絽はこういう絽目と言われる

ポツポツの孔ができる織り方です。

 

 

 

暑い、涼しいは肌着に何を着るかという要素もあるので、

一概に、どれが暑くて、どれが涼しいとはいえませんが、

ここでいうのは、肌着の拵えが同じ場合だったら、

ということでお話しています。

 

下記写真は三浦絞り風の綿浴衣。

木綿100%で平織りの生地の場合、

半衿をうそつき衿にすれば、暑さを軽減できます。

(スタジオ アレコレはうそつき衿はじめ、

たかはしきもの工房の全オリジナル商品の試着ができ、

ご購入もできます)

 

 

 

 

いろいろ書いちゃったので、

以下、本来の足袋についてのまとめです。

 

  • 浴衣に足袋はあり(身だしなみとして必要だと思う人なら。日舞や接客業の女将さんなどが代表例)
  • 浴衣を着物風に着る時は、半衿とともに足袋が着物らしさを演出してくれるので、履くことが多い。(半衿を付けた浴衣として着るなら素足だってOK

ということで、「ゆかたに足袋は変!」「モノを知らない」と

決め付けることのないように(^_^;)


そして、夏にはじけるゆかたは、若々しい雰囲気と、

また健康的な色っぽさが出るので、

素足が似合うということです。

 

因みにですね、『月刊アレコレ』は創刊14年目で

169号を重ねていますが、


創刊2年目の20号(2006)、12年前に

琉球風の柄の綿麻きものを

半衿なしできものの拵えをして掲載しています。


もちろん、そういう着方もありですよという

説明と提案も入れています。


某雑誌の「ゆかたに足袋」が話題になったのが

この前年(2005年)でした。
 

こうして見ると『月刊アレコレ』って、

カジュアルきものでゆる〜いけど(笑)、

当初から基本はかなりしっかりした知識に裏付けられた提案、

しているんです(自画自賛(≧▽≦) )


まじめで、意外に(笑)基本もしっかりしているけど、


ときたまお調子に乗る(笑)『月刊アレコレ』は書店では取り扱っていません。
定期購読のお申込みはこちらから

 

※当ブログの記事や画像の無断転載(一部であっても)は固くお断りします。

 

 

2019.08.14 Wednesday 18:08comments(0)↑ページの先頭へ

ロシア人尺八奏者Pavel Io(パヴェル イオ)さん、テレビ出演

8月12日、TBS「メイドインジャパン」(夜7時から放映)で、

昨年月刊アレコレきものびとで取材した、

ロシア人尺八奏者パヴェルさんが出演します。

 

 

 

昨年5月発行 月刊アレコレVol.154では、

芸大大学院邦楽科に通いながらプロの尺八奏者として

活動するパヴェルさん尺八と出会い

きものの話をご紹介しています。

 

 

お母様が音楽教師で、幼い頃から音楽環境が身近に

あったというパヴェルさんが、

尺八に出会ったのが17〜18歳の頃。

 

あるドキュメンタリー映画を観た時、

そのオープニングで流れた、

地球をイメージした音楽がとても印象的で、

「これはなんという楽器なんだろう!?」と

ものすごく心惹かれたことが、発端だそうです。

 

 

↑取材中もきちんと正座するパヴェルさん

 

それが尺八と知って、すぐにネットショップで

購入したといいます。

見たことも聞いたこともない日本の、

それも伝統楽器に心惹かれて、

ロシアの十代の若者が手にするなんて、運命的です(笑)

 

実際、パヴェルさんは、

「私が尺八を選んだというより、尺八が私を選んだと、

もしくは招かれたと思っています。」というパヴェルさん。

 

確かにそうかもしれません。

それから独学で、さらにはモスクワ音楽学院の中に、

たまたま各国の民族の古典音楽を

教える教室があり、そこで学ぶことができたそうです。

このほかにも、大学では英文学を専攻していたパヴェルさんが、

異国の古典的な民族楽器とつながる

ミラクルがたくさんあったといいます。

 

 

そして日本人の奥さんとの結婚を機に来日。

東京芸大大学院邦楽科の修士課程で研究をしながら、

プロの奏者としても演奏活動をしています。

あ、今年はもう卒業かな?

 

 

因みに奥さんも音大で教える箏の奏者です。

パヴェルさんは日本語がまったく不自由なく流暢。

演奏の依頼なども、マネージャーをつけることなく

全てご自分で対応するそうです。

「じゃないと仕事になりません(笑)」

機会があったら、聴いてみて下さい。

 

当日、FBでアップした撮影の動画です。

音色もちょっとだけ。

#PavelIo #ロシア人尺八奏者 #月刊アレコレきものびとPavelIo#PavelIoパヴェルイオ 

#尺八 #メイドインジャパンのロシア人尺八奏者

2019.08.11 Sunday 16:06comments(0)↑ページの先頭へ

特集は「出会いによく効くきもの」を服用中のOver50を紹介

なぜ月刊アレコレは読者層や年代を絞らないのか?

なぜなら、きものを着る人にとって

そのほうが有益だからです。

 

そもそもきものをファッションとして

着る人自体が、絶対数としてまだまだ少ない。

なので、年代より「きものを着る人」という

くくりになっちゃうというのがあります。

 

これが今回の特集でうたっている

サブテーマにも関係するのですが、

年代を超えて同じくくりのなかにいるから、

「人生の出会いによく効くきもの」なのです。

 

 

皆さんがいうところの、

「きものを着ていなかったら出会っていなかった人」と

出会って、劇的にとはいわずとも、

仕事や趣味など、ライフスタイル全般に

良い影響を及ぼすというのが、その効き目の理由です。

 

上の写真のプロデューサー三好洋子さんは

今回のOver50で紹介したお一人。彼女もそうだったといいます。

元ベネッセコーポレーションで「ひよこクラブ」「たまごクラブ」を

立ち上げたプロデュー―サー。

いまはフリーランスで新規事業の立ち上げに関わっています。

三好さんはきものとはまったく関係のない仕事ですが、

ある日、着物生活をしようと思いたち、365日のきもの生活です。

 

ちょっと、本来のハナシから遠くなりましたが、

つまり、読者の年代層を絞らないのは、

年代ではなく「きものを着る人」のくくりだから。

 

もう一つは、月刊アレコレ自体の考え方が、ニュートラルということ。

普通ならファッションも、

その絞った読者・年代層に合わせたものになります。

しかし、月刊アレコレは「生きた情報」として、

「現在進行形のきもののいま」を伝えることを

主旨としています。

 

だから、いま洋ミックスがこんなだよ、とか、

こんな結ばない帯ベルトや、帯結びが考案されているよとか、

年代を超えたコーディネートテクニックとか、

旬の帯やきもののブランドの紹介等々、

きものを着る人にとって有益な情報を発信、

それを取捨したり、参考にしていただけばいいと。

 

つまり、傾向や流行を知りつつ、

そのなかで自分が取り入れた要素を

選択すればいいと考えるからです。

 

「それしか知らない」わけじゃなく「それも知っているけど」

「これが自分のスタイル」とすればいいと思うからです。

 

特に、きものの情報って、圧倒的に少ない。

大分ウェブで拾うことはできるようになりましたが、

雑誌だと両極しかないですよね(どれとどれだとはいいませんがww)

 

もう一つ、読者の年代を絞らない理由は、

きものの情報って、年代や着るスタイルに関係なく

共通で有効な場合が多いからです。

 

一番は、着付けの知恵や技。

そして、きものや帯の種類や素材についての知識。

手入れや、仕立てについて。

ね、これって、年代やスタイルを超えて、

きものを着る人が共有する、役に立つ情報なのです。

 

最後に、もうひとつ付け足せば、

編集人が着る人目線で自由に

編集制作しているからです(笑)。

大手出版社の上層部からの縛りや方向性は、

月刊アレコレの場合、私が決めるからです。

えっへん。

(→大手と違って自由だから“雑用”をする自由もいっぱいあります(苦笑)。

 

さて、たまたまなのですが、

年代を絞らない月刊アレコレの証左といえるのが、

今号のきものびと。

Over50を特集しつつ、きものびとは高校生!

この振り幅(笑)。振り落とされないようにお気をつけください(笑)。

5月に日本橋三井ホールで開催された「東京キモノショー」で

編集人が見つけた逸材です(笑)。

 

 

盛岡の女子高生のマドカさん。

きもので起業したいという夢をもち、

その夢に向けていまから始動している!のです。

こちらは次のブログで紹介しますね。

2019.08.09 Friday 01:36comments(0)↑ページの先頭へ

特集 カッコいいOver50の時代です!

月刊アレコレVol.169、発行になりました。

今号の特集は「カッコいいOver50の時代です!」

 

 

とにかく、最近の人は男女とも若い――よくいわれます。
確かに、若いって、それだけですばらしい。
しかし「それだけ」がすばらしいわけではありません。

ゆたかな表情でできたシワだって

社会的責任とともに増す体重だって、

キャリアや経験の証明(免罪符にはならないけれど)(笑)。


そして何より! 
若さは磨いても一生モノにはならないけど、

人としてのキャリアは磨けば一生モノ。

そんな“一生モノ”の扉の向こうを

見せてくれる素敵な女性たちが、口をそろえていうのは、

「きもので人との出会いが変わった!」。


「人生の出会いによく効くきもの」を

服用中のチャーミングなOver50の女性たちと、

奇をてらわないスタンダードで素敵な着こなしを紹介します。

 

 

 

 

↑箸が転んでもおかしい年頃?(笑)

色彩総合プロデューサーで

KICCA(きものカラーコーディネーター協会)代表理事・能口祥子さん、

元ベネッセコーポレーションで「ひよこクラブ」「たまごクラブ」を

立ち上げた伝説のプロデューサー・三好洋子さん、

ショーのプロデュースまでするスーパー着付け師・須田久美子さん。

 

そうなんです、いま目指したいのは、
「若さ」より、チャーミングな大人の女性、

と、月刊アレコレは考えます。

 

 

左から、コンピュータをツールとする検索など

情報科学が専門の大学講師・中島玲子さん、

イラスト、デザイン、写真、着付けとなんでもこなす

マルチなコミックエッセイスト・星わにこさん。

 

 

ところで、普通、雑誌というものは

読者層を想定して制作されます。

読者を分類する要素として、

いちばんわかりやすく多いのが年代です。

で、この特集をしている月刊アレコレは40〜50代が

対象かというと、そうでもないのです。

月刊アレコレの読者は30〜60代。

なぜこんなに広いの? と思いますよね?

それはきものを着る人にとって

そのほうが有益だからです。

またまたなぜ?となります。

 

ちょっと長くなるので、理由は別な投稿で。

2019.08.08 Thursday 15:27comments(0)↑ページの先頭へ

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