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きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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月刊アレコレ特集「ほぼ結ばない帯結び」

月刊アレコレVol.165、発行になりました。

 

 

 

編集人みやざです。

今号の特集は「ほぼ結ばない帯結び」。

 

え? どういうこと? と思いますよね。

 

はい、どういう帯結びかといえば、

 

巻いて、帯締で留めるだけとか。

巻いて挟んで留めるだけとか。

結んで、パタパタ挟むだけとか。

 

ほぼほぼ、結ばないタイプの帯結びを紹介しています。

いちばんの特徴は、背中がフラットなこと。

(羽根があるタイプもありますが)

 

 

 

また、大阪の着付け師さんAyaAyaさんに取材して、

彼女が提案している「#帯結ばない帯結び」も紹介しています。
動画で見た方も多いのではないでしょうか。

↓こちらです。

 

 

そもそも、この特集の発端は、

以前、月刊アレコレの特集でとりあげた、

洋ミックスの特集や、博多帯の特集で紹介した、

ホムシュヘムの見せる裾よけと、KAPUKIさんの帯ベルトです。

 

これまでにない新しいアイテムの出現。

しかも、両方、完成度が高いビジュアル。

洋服ミックスのスタイルにもよく合っていました。

 

その昔も、洋服ミックスとして

「靴を合わせる」

「着丈を短く着る」

などの着方がありました。

しかし、それはスタイルというにはかなり短絡的で、

完成度の低いものだったと思います。

 

だからこそ、何十年も繰り返されながら

定着しなかったのだと思います。

要は、「ステキ」じゃなかったから。

 

 

しかし、昨今の洋服ミックスは、

そういうスタイルにあう小物が

豊富に出てきていることもあり、

とても完成度が高くなってきています。

 

好みか、使うかどうかは別として、

ホムシュヘムもKAPUKI帯ベルトも

カッコいいと思います。

 

ワタクシとしましては、

数年前から、今後、きものの洋服ミックス傾向は

進んでいくだろうなと、予測はしていましたから、

やはり来た、という感じでした。

 

そんな私は自分自身では、似合わないので洋服ミックスより、

スタンダードなスタイルが多かったのですが……、

 

補整、肌着、素材、着付け等々、

まずは検証してみる取材精神で

なんでも試すほうですが、

洋服ミックスはスタイルなので、

検証の対象ではありませんでした。

 

しかし、KAPUKさんの帯ベルトは

デザインがカッコいいので、

試してみようという気になりました。

繰り返しますが、どちらかと言えば

保守的な着方のほうが好きな私です。
そちらのほうが似合うからというのもありますが。

 

 

 

 

そうしたら、ラクチンです。

使った感想や、要望などもありますが、

こちらは改めてということにして—-—

帯ベルト、思いもかけず、よく使うようになりました。

(私は洋服ミックススタイルではなく、

スタンダードなきものに、帯だけ帯ベルトや、

今号で紹介したトランプ結びをしています)

 

そして思ったのが、

 

「巻き帯」でもありだよね、

 

ということです。

 

 

さて、「巻き帯」とは―——。

文字通り、帯を巻いて挟むだけの締め方。

その昔、玄人筋の風俗のひとつでもあり、

また家の中で、就寝前や風呂上がりに

されていた結び方です。

こちらは長くなるので、別に説明しています。

映画「女殺油地獄」(1992)のなかで、

樋口可南子さんがしているので、

画像をチラッと紹介しています。

 

 

巻帯は“玄人筋”がする結び方という認識についてですが、

着るもので一般の人(素人筋)の着方と

玄人筋の着方の境目は、なくはないですが、

かなりファジーになってきています。

 

いまは一般でも繰越を1寸でとる

仕立てが多くなりました。

かつて玄人筋、素人という言葉が日常だったときに、

“素人”ではありえない寸法でした。

衣紋をたっぷり抜くことや、

また、角出し自体も玄人筋が

結ぶ帯結びとされていたのです。

 

そういう意味では、変わらないようでも

随分と変わって来ていると思います。

 

ゆえに! 

ラクチンでカンタンで、きものがきちんと留められるなら、

背中がフラットでもいいじゃない? 

と思うようになりました。

 

おしゃれということを意識した

工夫や、カッコよさ、カワイサがあれば。

 

考えてみれば。

古典的な結び方でも、矢の字やカルタ結びなど、

結ぶというより、折り紙のようにたたむ感覚の

帯結びがあるではないですか?

 

それが進化したと思えば……、

あり!だと思います。

 

しかし、大事なのは、

お太鼓を廃止せよ とか、

名古屋帯や袋帯は要らない とか、

ラクであれば様式や慣習は二の次 とか、

そんなことは決して考えていないということです。

 

時代時代で慣習やしきたりがあります。

その中で共有する価値観や美意識は大事だと思います。

 

どういうことかと言うと、

伝統的な様式の結婚式に招かれたとき、

母として入卒に列席するとき、

結婚相手の親に初めて会うとき、お茶席等々、

個人の好みと、単に常識という言葉には換えられない

その場にふさわしい装いを、

美しい、好ましい、と感じる美意識や価値観です。

好みや趣味を超えたところに位置するものです。

そして、フォーマルでなくとも、

季節を楽しむ素材や柄は最高のおしゃれです。

それらも日本人としての美意識と価値観が宿るものです。

そこを要らないなんて思っていません。

 

大事なのは、

何かを廃して、何かを取り入れるというのではなく、

選択肢が増えた、と考えることだと思っています。

そして淘汰され、ステキなものだけ、支持されたものだけが

残っていく――とても健全ですよね。


実際、大人の兵児帯、ファブリック帯、

半幅帯の使用範囲……どれも、新たな選択肢として

広がってきたアイテムや考え方です。

 

 

きものは、もっと柔軟で、自由で、

いいと思いませんか。

思いますよね。(^^)

 

そんな考え方をかたちにしたのが、

今号の特集です。

 

月刊アレコレ考案、トランプ結びも

紹介しています。

トランプ結びはカルタ結びのアレンジバージョン。

後ろに回すとカルタ結びっぽくなり、

まわさず前に結び目をおくと、

リボンっぽいアクセントになります。

 

 

それがこちら。

可愛くないですか? 自画自賛ですが(笑)。

 

 

 

 

背中がフラットであることや、

平面的といえど、前に結び目をあることに抵抗がある方も、

もちろんいらっしゃると思います。

 

 

私はかれこれ、何十年と、

かなりきものを着ているほうです。

着付け自体も問題なくできます。

 

その私でも、帯結びの時間を短縮できる、

手順がカンタンということに、

大きなメリットを感じました。

だからこそ、新たな選択肢として

ぜひ紹介したいと思ったのです。

 

月刊アレコレを参考に、

「ほぼ結ばない帯結び」、実践してみてください!

 

#背中がフラットカンタン帯結び #トランプ結び #月刊アレコレ

 

 

月刊アレコレは本屋では買えません。

購読は、送料無料の年間購読がおすすめです。

コンパクトな小冊子タイプの本ですが、

毎月、取材して、書き下ろし、撮り下ろしで、

旬なテーマを特集にお届けしています。

着る人が作る雑誌、それが月刊アレコレです。

 

2019.04.04 Thursday 16:39comments(0)↑ページの先頭へ

昔からある巻くだけの「巻き帯」考

月刊アレコレVol.165の特集、

「ほぼ結ばない帯結び」について投稿した記事の中で、

「巻き帯」について触れました。

 

最新号で紹介している帯結びは

背中がフラットなタイプが多いのです。

 

 

 

 

大阪の着付け師さんAyaAyaさん提案の、

「#帯結ばない帯結び」↓

 

お太鼓や羽根など、背中に装飾的な要素が

あるのが当たり前だったのに、フラット。

何もないということに、

抵抗がある方もいるかもしれません。

 

しかし、かつても背中がフラットな

巻くだけの結び方があったというお話を書きました。

 

えらい、長くなるので(笑)、

巻き帯については、こちらに別に投稿しました。

 

巻き帯は、昔、就寝前や、家の中で

楽に過ごすときに行われた結び方です。

つまり、本来、人前で見せる姿ではありませんが、

玄人筋の女性が巻き帯をすることがあったといいます。

 

樋口一葉の「たけくらべ」の冒頭に、

吉原界隈の町並み描写や風俗を書き連ねている箇所があります。

 

俗よそとりて、

女子(おなご)の後きちんとせし人少なく、

がらを好みて巾の卷

 

この辺りの風俗は他所と違っていて、

帯を後ろできちんとかたちに結んでいる人が少なく、

柄が目立つ帯をただぐるぐる巻いているということです。

端は挟み込むか、突っ込んだだけの処理です。

 

つまり、大方は郭者で、床に客をとるときに

手間がない結び方ということです。

 

 

また、近松門左衛門の浄瑠璃を原作とした映画

「女殺油地獄」(1992)のなかで、

夜半に與兵衛(堤真一)がお吉(樋口可南子)を

訪ねるシーンがあります。

 

そこからラストの佳境に入っていくのですが、

そのときのお吉は“ちゃんと”“巻き帯”でした。

お吉は玄人ではなく、油屋の内儀。

商家の奥さんですが、リアルな就寝前の

シチュエーションとして、

巻き帯の演出をしたのでしょうね。

 

 

 

 

ところで、映画、よくあるある、が、

きもの自体がその人を表す記号になっていること。

 

夜中に自室にいるときでも日中のシーンと同じ、

お太鼓を背負ったきもの姿だったりします。

夜中の12時にベッドに腰掛けて

昼と同じきもので読書というのは

不自然極まりないのですが、

着るものが日常を表すものではなく、

その人である“記号”として

固定されることはよくあります。

 

戻って、「女殺油地獄」では、就寝前だけれど、

まだ寝間着ではない夜の家の中で、巻き帯です。

 

衣装考証がきちんとなされていて

それが、私的には、

“ちゃんと”“巻き帯”ということになるのです。

 

前号、月刊アレコレVol.164の「映画コラム・銀幕座」で、

「女殺油地獄」を取り上げています。

自分でいうのもナンですが、

ファンが多い隠れた人気コラムです(笑)。

よかったらこちらもぜひ。

因みに編集人みやざがイラストも描いています。(≧▽≦)

↓こちらが、「女殺油地獄」で描いた樋口可南子のお吉です。

 

 

というのが巻き帯のお話になりますが……

 

月刊アレコレの「ほぼ結ばない帯結び」特集は、

こういう昔からあった帯結びだから、

いまも巻くだけの帯結びを復活させてもいいだろうとか、

提案しているというのとはちょっと違います。

結ぶシチュエーションが違いすぎますから。

 

ただ、ラクに結ぼうと思うと、結局、

巻くだけという発想になるのは、

今も昔も同じだということです。

 

しかし、いま提案しているのは、

巻くだけの帯ですが、

コンセプトや、実践するシーンが全く違う、

現代の新しい巻き帯だと考えています。

 

 

 

皆さんも、月刊アレコレVol.165 で、

トランプ結びや#帯結ばない帯結びを

試してみてください。

めっちゃラクチンで、

絶対きものを着る回数が増えると思います!

 

 

 

月刊アレコレは本屋では買えません。

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2019.04.02 Tuesday 22:32comments(0)↑ページの先頭へ

次号特集は「ほぼ結ばない帯結び」

月刊アレコレVol.165、下版しました。


次号の特集は、
「ほぼ結ばない帯結び」。

いま人気のAyaAyaさんの

「帯結ばない帯結び」も取り上げました。

 

 

 


AyaAyaさんは以前、月刊アレコレで

「大阪きもの女子」特集で取材したことがある

チャーミングは着付け講師さん。

とってもラクチンな帯結びでキュートな結び方です。

 

そして編集部、アレコレ考案の「トランプ結び」もご紹介。

こちらもちょっと活気ですよ(笑)。

「アタマを柔らかくして」きものを考えれば、

これもあり!大あり!という新しい発想の帯結び。

お楽しみに。

 

月刊アレコレは書店では売っていません。
帯結び特集は足が早いので、送料無料の年間購読をおすすめ。

お申し込みはこちらから。お早めに〜。

 

 

2019.03.30 Saturday 10:48comments(0)↑ページの先頭へ

文化の盗用(cultural appropriation)の境界線

「文化の盗用」という考え方

 

昨年、米国の高校生がプロム(卒業パーティ)で

着たチャイナドレス姿をSNSでアップしたら、

中国系米国人が「僕の文化はあなたのプロムドレスではない」とコメント。

そこからあっという間に拡散、大炎上した。

 

 

理由は、cultural appropriation(文化の盗用)である。

日本より海外で用いられることが多い。

ある国の文化や民族の特徴を、

その歴史やルーツを知らずに表面だけで、

ときにおもしろおかしく取り上げることである。

当該国の人以上に、他国人も批判することが多い。

 

それでMBLインディアンズのインディアンの

顔のマークも今年から取りやめる。

 

数年前、ケイティ・ペリーの日本公演で、

日本贔屓の彼女が着たきもの風コスチュームに対して

「失礼だ」と、米国のほうから批判が上がった。

日本人としてはシンパシィを感じむしろ好感を

持った人も多かったようなのに。

 

私的にはそれより2016年パリコレの

トム・ブラウンのメンズのほうが驚愕だった。

白塗りで日本髪っぽいヘアに下駄。

一言で言えば小梅太夫的な…。

しかしトム・ブラウンは大の日本贔屓なのだ。

「文化の盗用」は賛否が分かれることが多く、

とても解釈と境界線が難しい概念だ。

今後は物まねも要注意?

ガガはじめ、NYのセレブたちがきものを

コートのように着ることがあるけど、これはセーフ…よね?

 

==================

 

上記は、実は月刊アレコレでの「アレコレ通信」という

小さなコラムで編集人miyazaが書いたものです。

 

 

 

 

通常、有料で購入してもらっている

本誌コンテンツを広報以外で出すことはないのですが、

ここ数日の「アリアナ・グランデの日本語問題」が

(……というものの、その「問題」が何か、が問題なのですが……)

まさに、コラムで取り上げた

「文化の盗用」としてやり玉にあげられています。

 


この問題の批判の対象になる人は3タイプだと私は思っていて、

  • 明らかに好意を示さないため(≒悪意)の言動
  • まったく無頓着(≒当該案件に無知であった)で他意はなかった
  • その国や文化が好き、またはかっこいいと思った

 

1は論外。

2に関しては「知らなかった」で済まされる場合と、

済まされない場合があると私は考えていて。

 

社会的に影響力の大きな会社や人物、

またメディアに露出する仕事をしている人達は、

その恩恵を受けている分、

影響力にも気をつけなければならないということは、

周知だと思います。

 

昨年かな?◯ウンタウンのハマちゃんが

お笑い番組の中でアフリカ系人種の扮装をして

かなり物議を醸したことを記憶にないでしょうか。

 

これを相方のまっちゃんが「なんで批判されなあかんの?」

「別に馬鹿にしてやったわけじゃない」みたいなことを言っていて、

さらに「じゃあ舞台で外国物を日本人が扮装してやるのはどうなの?」と。

 

私的にはハマちゃんの扮装も含めて

これに関してはちょっと違うと思っていて……

まあ長くなるのでここは割愛しますが…。

 

 

そして3。ここが、難しい。

アリアナ・グランデは3だけれど、

明らかに影響力の大きい有名人。

日本語の先生に相談すればよかったのに……とは思うけれど、

 

でもこの件で今度はアリアナが

「もう4年間続けてきた日本語の勉強をやめる」と

宣言しています。

Twitterにアップしていた日本語のグッズや、

日本語が書かれたTシャツを着た写真なども

すべて削除したとツイートしています。

まさに「大好きだった日本よ、さようなら」

といった感じでしょうか。

 

(画像は「frontrow」から https://front-row.jp/_ct/17248998

 

 

なぜ、ここでこの話題を取り上げたかといえば、

きものや和はすでに先進国においては

インターナショナルになっていて、

世界規模で共通の情報として挙がることが

多くなってきているからです

(映画の中に垣間見る日本文化は、

セレブや富裕層たちのステータスや

インテリジェンスを示す“アイテム”として用いられることが多い)。

 

海外からみれば、日本文化における精神論や様式美、

そのエキゾチックさも魅力の一つなので、

真正面からみた日本文化だけではなく、

外国人特有の視点で「多面体な日本文化」が

発信されることが多い。うれしいことではありますが、

今回のようなことが増えてくるかなと思っています。

 

 

コラムで書いたケイティ・ペリーのときも

似たような案件ではあったと思います。

 

「日本が好き」という気持ちを表現したつもりなのに

批判にさらされた。

とてもむずかしい問題を孕んでいますが、

言えるのは「悪気はなかった」と、

何も考えずに異国文化を扱う(ハマちゃんはこれかなと)のは

すごくナーバスな問題に振れる、

そして触れる可能性が高い、ということです。

 

 

パワハラ、セクハラと同様、相手がそう感じれば、

cultural appropriation(文化の盗用)という時代。

 

自国を好きでいてくれる人」に対して

その国の人が好感を持つのは自然なのですが……

その境界線が難しいこともあって、いまは一網打尽、

すべて情状酌量なく叩かれることが多いような気がします。

 

 

 

日本人にはちょっとなじまない点もあるような気がしますけど、

「人それぞれの正義がある」(byドラゲナイ ナツカシイ)のでね、とは思います。

2019.02.10 Sunday 13:57comments(0)↑ページの先頭へ

Vol.163についてお詫びとお知らせ

いつもご購読ありがとうございます。

この度発行いたしましたVol.163で、

きくちいまさんの連載「きものの引きだし」の

イラスト&エッセイの中で、

イラストの一部が前号のものでした。

きくちいまさん、読者の皆様、関係者各位には

大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございません。

心よりお詫び申し上げます。

未掲載分につきましては次号で掲載させていただきます。

 

 

2019.02.06 Wednesday 11:45comments(0)↑ページの先頭へ

いまさら聞けないきものの基本ー次号特集です!

今月も無事、入稿いたしました。


次号の特集は、「いまさら聞けないきものの基本」。

きものを仕立てる時に、

反物以外に仕立て代や裏地代が加算されるのは

皆さん、よくご存知だと思います。

 

 

でも実際、何が含まれるの?

もちろん誂え先のメニューによりますが、

基本、こんなのが含まれているんだよってこととか。


そして意外と知っているようで

ちょっと押さえモレていること。

 

ゆかたに足袋を履いていいの?とか。

羽織を着るシーンとか。

 

 

「それは知っていますよ〜」と言う方、多いと思います。

 

ゆかたに足袋を着けたらおかしい。

羽織はコートと違って脱ぐ必要がない。

 

が、ホントでしょうか?(笑)

ホントだけど、ちょっと、ホントではありません(笑)。

 


基本と言いながらそこは月刊アレコレらしい、

ちょっと掘り下げたこともお伝えしています。

 

 

 

さらには編集人が得意とする(笑)

「雑学系きもののアレコレ」も。

こちらは結構、いえ、ほんと、

きものを仕事にしている人でも

参考になると思いますヨ、と自画自賛(笑)。

 

 

左前、右前の話しや、

なぜ女性のきものは男物のように対丈じゃない?等々。

これこそ、いまさら聞く?ということだと思います。

「とにかく、そう決まっているのだから」

 

はい、おっしゃる通りで、

歴史的なことはいまとなっては

諸説入り混じっていることが少なくありません。

 

が、それでも発端と思わるそれなりの理由を

雑学的に(しかし資料は確かな裏付けありで)紹介しています。

 

 

因みに「無い」と思われているゆかたに足袋は、

 

時にありです。

 

が、どんな時に?ってことを知っておくことで、

有り無しのケースの違いがわかります。

 


今月もお楽しみにー!

月刊アレコレは書店では売っていません。
送料無料の年間購読はこちらから

 

 

そして、

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2019.01.31 Thursday 21:26comments(1)↑ページの先頭へ

たかはしきもの工房の試着、全商品、全サイズできます

先程見えた肌着試着希望のかたが、

とてもよろこんで帰られました。

 

「え??」と思われた方、いるかもしれません。

 

スタジオ アレコレは、社名通り、

スタジオを併設した月刊アレコレの編集部です。


月刊アレコレの撮影に使用する他、

会議、各お稽古の教室、展示会などで、

スタジオレンタルをしています。

 

基本、物販のお店ではないのですが、

アレコレが唯一、他社の物販商品として

扱っているものに「たかはしきもの工房」の肌着があります。

 

オリジナル全商品と全サイズを、試着、

手にとって見ることができる

アンテナショップになっています。

 

 

とにかくいろんな機能、工夫、

そしてサイズが豊富な

たかはしきもの工房の商品は「試着」することを

オススメしています。


都内で催事があるときは

そちらへ足を運んでいただけばいいのですが、

そうじゃないときはどうするかーー。

 

スタジオ アレコレにお運びください。


肌着や補整に悩んで試着に見える方は、

やはりそれ以外でもたくさんのお悩みや、疑問や質問が多い。


なので、皆さん、滞在時間がとても長いのですが、

商品に直接関係しないような質問だとしても、

そこはきものを着るための一連のつながりがあります。

 

その「疑問」が解消、霧散すると、

水が流れ始めるように肌着や補整に

対しても理解が深まります。


よく言われるのは「目からウロコです!」(笑)。

 

手持ちのきもの種類や、コーディネート、

着付けに関すること等々、

よろず着物相談所みたいな

趣になることが多いのですが(笑)、

今日のかたも試着、購買にいらして

「とっても楽しかった」「きもののモヤモヤが解消しました」と、

試着して決めた商品をお持ち帰りしました。

 

 

接客に1時間も2時間もかかるというのは、

販売のプロとは言えないと思います。

 


が、元々はスタジオ アレコレは

物販の専門店ではありません。


きものをよく識っている、

たかはしきもの工房のの商品をよく理解している、

というところだけで、対応しています。

 

そして、編集部はそういうきものファンの

声を直に聴くことは大事だと思っています。

 

これも月刊アレコレのスローガン、

「着る人がつくる雑誌」の一環なのです。

 

たかはしきもの工房の商品が気になるな〜、

という方はどうぞ、おいでください。

 

ただし、月刊アレコレの取材や撮影業務があるため、

いつでも対応できるわけではありません。

 

また、試着は男性スタッフでは

対応ができませんので、事前にご連絡をいただいています。


ゆるくて恐縮です(笑)が、

人形町駅徒歩1分の便利な立地です。

月刊アレコレは本屋では買えません。

購読は送料無料の年間購読がお得です。こちらから

スタジオにいらしてもお申込みができます。

2019.01.18 Friday 15:38comments(2)↑ページの先頭へ

背が高いお嬢さんの振袖なら「別注」もあり

ご成人となられた皆さま、

そしてご家族の方々にも

心よりお祝い申し上げます。

おめでとうございます
 

先般の世論調査で「成人式は20歳」を

支持する意見が多かったようです。

 

18歳がNG意見は、精神的自立の問題に加えて、

受験期というのが最大のネックになっています。

かつて娘のセンター試験日を忘れていた

ダメ母な編集人みやざとしては、

そこ、論ずる資格がないのですが…(苦笑

 

今日はちょっと私的な内容にもなりますが、

背が高い、裄が長いなど、最近変化しつつ

ある若い女性の体型に関係した振袖についてです。

 

 

最近レンタルが多い振袖。もちろん、

その事自体否定するものではありません。

我が家の娘のときは誂えたのですが、

それは余裕があってというより、

諸条件でそのほうがよかったから。

 

娘は背が高く、さらには身長に比しても裄が長いので、

市販の振袖で作ることができる

デザインは限られていました。

 

で、呉服屋さんに相談して別注することにしました。

 

よく別注はすごく高いと思われるのですが、

染めであれば1反から作れるし、

「買う」ことが決まっているものなので

在庫保管のリスクもありません。

 

つまりその分の価格は含まれません。

刺繍や絞りなど、ものすごく凝った加工をいれて

作れば別ですが、トータルで検討すれば、

記念の一枚を誂えるとき、別注は実はそこまで

高いものではないと考えています。


そもそも寸法が一般的でない場合は、

それだけで何割か高くなりますよね。

ということで、店主と相談しながら、

図案から起こしました!

作家…ではなく、呉服屋さんを通して友禅の職人さんに依頼。

コストは加工の手間と、(柄の)ボリュームが直結。

なので、我が家は刺繍や金銀糸などの加工はせず、

技法は友禅のみで、柄のボリュームを抑えつつ、

見栄えがするように、デザインに一工夫しました。

 

限られた予算で見栄えがする、娘に似合うデザイン。

こちらのイメージやラフを渡して、

職人さんのスケッチを何案かいただき、

その中で決めたものを原寸で職人さんが

トレペに起こしたものを実際に娘にあてて、

柄の位置などを調整しました。

着彩した中から色を決め、地色は母娘とも「黒」で一致。

でも真っ黒ではなく、墨色。

 

帯は乱菊の柄に合わせて、

同じ菊の柄で染めの袋帯を作ってもらいました。

織りの袋帯は私が持っている中で合うものがあるので、

ここは母親の趣味に走りました(笑)。

 

今どきの振袖らしい変わり結びは私の織りの袋帯で。


刺繍衿に、帯締は丸ぐけ、履物は塗りのぽっくりで、

舞妓さんが手で抱えて持つような

タイプの長方形の籠を合わせました。


母の思い描く、まったくもって趣味でしかない振袖が(笑)、

大変知識が豊富な呉服屋店主の

力添えで完成しました。

(実は予算オーバー(^_^;)欲がでるとあるあるな結末)

 

 

 

やはり餅は餅屋で呉服屋さんのチカラは大きい。

とはいうものの、こういうと怒られるかもしれませんが、

呉服屋さんであればどこでも

同じようにできるかと言えば、

実はそうとも言えないと思います。

 

絹物の別注を作りなれているところ。

そういうところは手の混んだ要望の悉皆も

キチンとできるところです。

 

そしてセンスがいい、趣味がいいところ。

そこはいまどきなので、呉服屋さんもきものによって、

選び分けてもいいかもしれません。

かつて「呉服屋」と「太物屋」が別であったように。

 

現在はその別がなくなり「呉服屋」さんが

太物(木綿や麻、綿麻等)も扱い、

カジュアル全盛のいまは、そういうなかで、

木綿、またはカジュアルに特化したお店が増えてきています。

 

従来の呉服屋さんに限らず、

ネットから進出した「きもの屋」さんもいます。

 

そのお店が何を得意で、何を売りにしているか、

何に特化しているかという点が見極めだと思います。

そこが、先程いった、頼むきものの種類によって、

お店を選んでもいいのではないかと、いうことです。

 

 

 

編集人はきものに詳しいのでできるけどのでは……

と、思われる向きもあると思います。

確かにそこは否定しませんが、

だからこそ、一般のかたは「きもの(絹)」に詳しい、

別注になれている呉服屋さんのサポートを

受けることが大事かなと思います。

 

因みに、別注を頼むお店の条件を幾つか挙げましたが、

優先順位でいえば、別注を作りなれているのと同じくらい、

(個人的にはそれ以上に)

「趣味の良い」「センスの良い」点を重視します。

 

じゃあ、そのセンスの良さって、どこで見るんですか?

ってハナシですよね(^_^;)

 

確かに、ここは難しい。

でも、少なくともきものユーザーの間で知られている

お店の中での比較はできると思います。

 

木綿など織物中心か、振袖が販売の中心か。

一般的な絹物を扱うお店か、悉皆に長けているお店か等々。

そこのHPを参考にするのもひとつです。

 

 

あ、言っておくと、呉服屋さん、

ネット関係が苦手なところが多いです(笑)。

なのでHPのセンスで決めるのは難しいところがあります。

HPの作りだけでなく、ブログがあれば読んでみて、

誂えの報告がある、そしてアップしている取扱商品の

趣味が良いと思えれば候補に挙げてもいいと思います。

 

カジュアルきもの中心に

ネットショップにチカラを入れているところが

必ずしも「コーディネート」の

センスがいいとは限りませんから。

 

かといって、振袖にチカラを入れているところが

いいかといえば、個人的にはダメではありませんが

それほどオススメのポイントにはならないと考えます。

あと大手チェーン店は…絶対やめましょう…(コソッ)

 

画像の帯は染めの袋帯のほうですが、

このときはお太鼓ではなく変わり結びにしました。

場所が洋風な作りだったので籠ではなく

洋ブランドの、赤の小ぶりのバッグを合わせて。

あくまで、母の趣味なコーディネート(笑)です。

 

2019.01.14 Monday 15:37comments(0)↑ページの先頭へ

「吸い付くようなおはしょり」のコツ、教えます! 最新号月刊アレコレの特集

月刊アレコレ最新号Vol.162、絶賛発売中です。

今号の特集は、

「待ってました!」の声がかかる

「おはしょり問題、全方位徹底攻略」。

 

 

 

 

長過ぎるおはしょり

 

モサッとしたカンガルーの袋みたいなおはしょり(笑)

 

ワチャワチャな脇の重なり

 

半幅帯のときの後ろって見えないからコワイ……

 

 

どれも、おはしょりあるある問題です。

これを一つずつ、きっちり解決しました。

 

はい、「吸い付くようなおはしょり」がアコガレな皆さん、

お待たせしました!

今号の特集でモノにしましょう!

 

 

正直、おはしょり解決方法はいろいろあると思いますが、

熟練のテクニックが必要な技ではなく、

初心者の方が「あ、こうするのね」と、

 

とにかく手順がわかる方法、

提案している解決策の意味が理解できる方法、

で、紹介しました。

 

「解決策の意味が理解できる方法」

 

実はこれが盲点となりがちな、

大事なポイントなのです。

 

手順や方法を読み込むだけで混乱する。

すぐに覚えられない。

 

方法だけでなく、その伝え方に

問題がある解説書、結構少なくありません。

 

 

 

だ・か・らーーー

方法「論」じゃなく「コツ!」が知りたいのよ―—!

 

「吸い付くようなおはしょり」がアコガレなのよおおーーー!

 

という、皆さんの心の叫び、

月刊アレコレはちゃーんと知っています(笑)。

 

 

 

 

今回は、コンパクトな月刊アレコレで、

1つの方法につき、写真3〜4枚という

シンプルでわかりやすい見せ方をしています。

 

「きものを着る人が作る雑誌」月刊アレコレですから、

提案してくださった超プロの着付け師さんたちは

もちろん、そして編集人も日々きものを着る人。

 

わかりやすく、効果があるコツ、

「吸い付くようなおはしょり」のコツ、お教えします!

 

まずは、月刊アレコレがお手元にあること(笑)。

これ絶対必要で、大事な手順です(笑)。

 

 

 

月刊アレコレは創刊14年目に入りました。

書店では買えません。

ご購読はこちらの送料無料の年間購読がオススメです!

 

コンパクトな雑誌ですが、

毎月、丁寧に取材して、撮り下ろし、書き下ろし。

そして月刊だからこその旬なテーマを、

「しっかり読み切れて、熟読できる分量の情報」を

お届けするすることがモットーです。

 

 

2019.01.09 Wednesday 20:26comments(0)↑ページの先頭へ

「大竹恵理子 プロのための着付けブラッシュアップ講座」受付開始しました

新年明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

 

アレコレ自学自習塾主催

「大竹恵理子 プロのための着付けブラッシュアップ講座」

受付開始しました。

 

今回3月2日(土)・3日(日)で開催(両日同じ内容です)。

 

このブラッシュアップ講座は毎年1回、6月から開講する

「大竹恵理子 プロのための着付け強化コース(大竹塾)」5期の

予備講座と優先受付を兼ねて毎年開催しています。

(必ず強化コースを受ける義務はありません) 

 

 

大竹塾は1期から毎回、山口、岡山、奈良、京都、大阪、宮城等々、

全国から受講生が集まる人気講座です。

開講4年にして、CF、紙媒体広告、雑誌、映画の撮影などで

少しずつ活躍し始めている大竹塾修了生がいます。

狭き門ですがチャンスはあります。

このブラッシュアップ講座がその第一歩となります。

お申込みはこちらから。お早めに!

 

2019.01.05 Saturday 02:04comments(0)↑ページの先頭へ

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