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きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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背が高いお嬢さんの振袖なら「別注」もあり

ご成人となられた皆さま、

そしてご家族の方々にも

心よりお祝い申し上げます。

おめでとうございます
 

先般の世論調査で「成人式は20歳」を

支持する意見が多かったようです。

 

18歳がNG意見は、精神的自立の問題に加えて、

受験期というのが最大のネックになっています。

かつて娘のセンター試験日を忘れていた

ダメ母な編集人みやざとしては、

そこ、論ずる資格がないのですが…(苦笑

 

今日はちょっと私的な内容にもなりますが、

背が高い、裄が長いなど、最近変化しつつ

ある若い女性の体型に関係した振袖についてです。

 

 

最近レンタルが多い振袖。もちろん、

その事自体否定するものではありません。

我が家の娘のときは誂えたのですが、

それは余裕があってというより、

諸条件でそのほうがよかったから。

 

娘は背が高く、さらには身長に比しても裄が長いので、

市販の振袖で作ることができる

デザインは限られていました。

 

で、呉服屋さんに相談して別注することにしました。

 

よく別注はすごく高いと思われるのですが、

染めであれば1反から作れるし、

「買う」ことが決まっているものなので

在庫保管のリスクもありません。

 

つまりその分の価格は含まれません。

刺繍や絞りなど、ものすごく凝った加工をいれて

作れば別ですが、トータルで検討すれば、

記念の一枚を誂えるとき、別注は実はそこまで

高いものではないと考えています。


そもそも寸法が一般的でない場合は、

それだけで何割か高くなりますよね。

ということで、店主と相談しながら、

図案から起こしました!

作家…ではなく、呉服屋さんを通して友禅の職人さんに依頼。

コストは加工の手間と、(柄の)ボリュームが直結。

なので、我が家は刺繍や金銀糸などの加工はせず、

技法は友禅のみで、柄のボリュームを抑えつつ、

見栄えがするように、デザインに一工夫しました。

 

限られた予算で見栄えがする、娘に似合うデザイン。

こちらのイメージやラフを渡して、

職人さんのスケッチを何案かいただき、

その中で決めたものを原寸で職人さんが

トレペに起こしたものを実際に娘にあてて、

柄の位置などを調整しました。

着彩した中から色を決め、地色は母娘とも「黒」で一致。

でも真っ黒ではなく、墨色。

 

帯は乱菊の柄に合わせて、

同じ菊の柄で染めの袋帯を作ってもらいました。

織りの袋帯は私が持っている中で合うものがあるので、

ここは母親の趣味に走りました(笑)。

 

今どきの振袖らしい変わり結びは私の織りの袋帯で。


刺繍衿に、帯締は丸ぐけ、履物は塗りのぽっくりで、

舞妓さんが手で抱えて持つような

タイプの長方形の籠を合わせました。


母の思い描く、まったくもって趣味でしかない振袖が(笑)、

大変知識が豊富な呉服屋店主の

力添えで完成しました。

(実は予算オーバー(^_^;)欲がでるとあるあるな結末)

 

 

 

やはり餅は餅屋で呉服屋さんのチカラは大きい。

とはいうものの、こういうと怒られるかもしれませんが、

呉服屋さんであればどこでも

同じようにできるかと言えば、

実はそうとも言えないと思います。

 

絹物の別注を作りなれているところ。

そういうところは手の混んだ要望の悉皆も

キチンとできるところです。

 

そしてセンスがいい、趣味がいいところ。

そこはいまどきなので、呉服屋さんもきものによって、

選び分けてもいいかもしれません。

かつて「呉服屋」と「太物屋」が別であったように。

 

現在はその別がなくなり「呉服屋」さんが

太物(木綿や麻、綿麻等)も扱い、

カジュアル全盛のいまは、そういうなかで、

木綿、またはカジュアルに特化したお店が増えてきています。

 

従来の呉服屋さんに限らず、

ネットから進出した「きもの屋」さんもいます。

 

そのお店が何を得意で、何を売りにしているか、

何に特化しているかという点が見極めだと思います。

そこが、先程いった、頼むきものの種類によって、

お店を選んでもいいのではないかと、いうことです。

 

 

 

編集人はきものに詳しいのでできるけどのでは……

と、思われる向きもあると思います。

確かにそこは否定しませんが、

だからこそ、一般のかたは「きもの(絹)」に詳しい、

別注になれている呉服屋さんのサポートを

受けることが大事かなと思います。

 

因みに、別注を頼むお店の条件を幾つか挙げましたが、

優先順位でいえば、別注を作りなれているのと同じくらい、

(個人的にはそれ以上に)

「趣味の良い」「センスの良い」点を重視します。

 

じゃあ、そのセンスの良さって、どこで見るんですか?

ってハナシですよね(^_^;)

 

確かに、ここは難しい。

でも、少なくともきものユーザーの間で知られている

お店の中での比較はできると思います。

 

木綿など織物中心か、振袖が販売の中心か。

一般的な絹物を扱うお店か、悉皆に長けているお店か等々。

そこのHPを参考にするのもひとつです。

 

 

あ、言っておくと、呉服屋さん、

ネット関係が苦手なところが多いです(笑)。

なのでHPのセンスで決めるのは難しいところがあります。

HPの作りだけでなく、ブログがあれば読んでみて、

誂えの報告がある、そしてアップしている取扱商品の

趣味が良いと思えれば候補に挙げてもいいと思います。

 

カジュアルきもの中心に

ネットショップにチカラを入れているところが

必ずしも「コーディネート」の

センスがいいとは限りませんから。

 

かといって、振袖にチカラを入れているところが

いいかといえば、個人的にはダメではありませんが

それほどオススメのポイントにはならないと考えます。

あと大手チェーン店は…絶対やめましょう…(コソッ)

 

画像の帯は染めの袋帯のほうですが、

このときはお太鼓ではなく変わり結びにしました。

場所が洋風な作りだったので籠ではなく

洋ブランドの、赤の小ぶりのバッグを合わせて。

あくまで、母の趣味なコーディネート(笑)です。

 

2019.01.14 Monday 15:37comments(0)↑ページの先頭へ

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