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編集長ブログ

きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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5通りに使える長尺三分紐

寒くなりましたね〜(≧∇≦)
今季初別珍足袋の出番になりました。
昨日・今日の編集人のきものです。

今週のコーディネートから、月刊アレコレオリジナルの三分紐についてお話をしようかな〜と思います。

下の写真で使用している三分紐は、編集人も、トルソー・レコレンヌ嬢も
アレコレオリジナルの5通りに使える長尺三分紐「カンタービレ」。
帯締は龍工房に製作をお願いしました。


さて、なぜ5通り?
まず、リバーシブルで両面 長尺なので帯留有り無し両方OK → これで4通り。
そして背中でねじって使えば水引。
水引は左右違う色になるものを言います。
あの祝儀袋の紅白水引の、水引ですね。

↓これが水引仕様です。こちらはカンタービレ・ラベンダー







これで5通り、使えますねーきらきら


そして特筆すべき長所がっ! まだあります!

最近ちょっと太ったかしらー? 帯締が足りない気がするわー。
ダイエットしなきゃー! と最近(万年?ww)思っているアナタ。


普通の帯締はまだしも、三分紐はもとが短いので危うい!ですよね。

でもこの「カンタービレ」は元々が、帯留なしでも使えるように長尺です。
なので心ゆくまで帯留をお楽しみいただけますことよ( ̄▽ ̄) ←ドヤ顔

そしてもうひとつ。
これは帯締としての根本的な機能。
帯締は帯を止めるツールです。帯締が必要ない半幅帯に飾りでするのならいいのですが、
名古屋帯や、はたまたあの重い袋帯だって、帯締として生まれたからには、
押さえなければならない宿命です(笑)。


ところで、いい帯締の条件とは何か?
それはもちろん、締りがいいこと。 では、締りのいい帯締とは具体的に? 


それは、「伸びること」です。
もう少し詳しくいうと「伸びて元に戻る」帯締です。
どういうことかといいますとーー締めるときは柔軟に伸びる。そして元に戻ろうとするので、締まる。
というわけです。
そして、使って一晩、箪笥で寝かせておくと、翌日にはきちんと戻っている、そんな帯締です。
これは龍工房の福田社長から何度となく伺っているお話。
実際、真新しい商品の帯締でも、「編集長、見てください」とぎゅーっと引っ張ってみせてくれます。
ほんとうに伸びます。大丈夫?? 「全然大丈夫です」「いい帯締とは伸びて、元に戻るんです」
つまり、伸長力と復元力があるのです。

「でぶで着物倶楽部」という、太めさんのきもの好きな会が、スタジオ アレコレを会場に何回かイベントをしたことがあります。
「太めさんのための(大きい)サイズ」についても話題に出たことがあります。

その際の驚愕映像!……はここではご紹介できないのですが(笑)、
会長である兵庫県赤穂市のだるまや呉服店の女将が、「ちょっとお行儀が悪くてごめんなさいね」と前置きしてから、1本の帯締をかかとで踏んでから、なんとエキスパンダーのようにぐいーーーーっと肩に背負うように引っ張ったのです。

「これで2〜3cm伸びるんですよ」「私たちにはこの2〜3cmが大事なの」。
皆、「おおおおおおおおお〜〜〜」びっくり びっくり びっくり 

ということで、何度も言いますが、いい帯締は伸びるのです。
そして戻るのです。(チカラづくで伸ばすことはおすすめしませんが(^_^;))

※注釈:組み方によっては「伸びない」帯締もあります。鎧組という組みの帯締ですが、しかしこれは締めやすくゆるみません。

で、話を三分紐「カンタービレ」に戻しますと、
「カンタービレ」もまさに、伸びてしっかり締まる組紐なのです。
(ここはあえて三分紐でなく、組紐と言いたい!)


はっきり言って袋帯も大丈夫です。

因みに「袋帯に三分紐って、使っていいんですか?」という質問をされたことがあります。
もちろんです。真珠などの宝飾類の帯留、セレブーな(笑)皆さん、普通に使ってます。
また正月から銀座松屋で池田重子さんの「日本のおしゃれ展」が開催されてますが、
池田コレクションのなかでも振袖や訪問着に三分紐で帯留を使っています。

きものヘビーユーザーの方からも、「カンタービレはしっかり締まりますね」とお墨付きを頂いています。
機能だけでなく、デザインも考えました。
帯留無しで使ってもさみしくないように、そして帯留のジャマをしないように。
無地の三分紐とひと味違う趣があります。

色は5色。旧カラーが2本だけ残っていますので、現在7タイプ(2015/12/2現在 在庫はご確認ください)。
ピーコックグリーンは残り3本となっております。

カンタービレ1.jpg


「カンタービレ」はこちらのshopからどうぞ。


↓大島紬に西陣半幅帯。カンタービレ・ピーコックグリーン






↓阿波しじらのコットンウール交織きものに、綿紬名古屋帯。
カンタービレ・スカイブルーの裏面。(コットンウールのきものに興味のある方はvol.123「正絹以外のウワサの素材たち」特集をご参考ください)





↓カンタービレ・スカイブルーの表面





↓シルクウールに綿名古屋帯。カンタービレ・ピーチの表。

2015-12-02 18.49.32 のコピー.jpg





↓シルクウールに綿名古屋帯。カンタービレ・ピーチの裏。


2015-12-02 18.52.50 のコピー.jpg





↓シルクウールにチェック名古屋帯。カンタービレ・グレーの表。

2015-12-02 19.16.32 のコピー.jpg







↓シルクウールにチェック名古屋帯。カンタービレ・グレーの裏。

2015-12-02 19.10.05 のコピー.jpg

2015.12.02 Wednesday 17:50comments(0)↑ページの先頭へ

秋のコーディネイトで、ちょっと薀蓄を。

大分涼しくなってきました。

着物にはいい季節です。セオリーでは、帯、小物はまだ夏素材ということになっていますが、
この気候になると絽目はちょっとKY(すでに古い?w)な感じがしてきます。

正式な場での着るもののルールやセオリーは、その人の知識と見識と文化的教養と、何より周囲の人々への敬意を表すものになるので、
考えた末の多少の判断の違いはあってもいいと思いますが、
ハナから、自分らしく=セオリーを無視する はちょっと違ってきます。
若い頃はこれをよく制服でヤらかします(笑)

さて、で、このコーデは9月によく利くコーデですw。
確か去年もアップした気がする(笑)。
半襟は麻で「月見」(ぺたこ半衿)。生成り色で絽目でない分、夏っぽさが薄まります。

着物はアンティークで、実は薄物(と思われるもの)なのですが、色が濃く透け感が少なく、さらには地もやや厚め。夏は暑苦しく感じます。
この時点ですでに夏物の部類には入らない?(笑)
そうわけで、いつからか単衣を押しのけ、9月のおしゃれ番長を張っています(笑)

で、肝は帯。よろけ織りという生地目に特徴がある帯で、夏物ではありませんが、布感が薄く、繊維を感じさせる生地質なのでやや温かみに欠けます。
そこがいまくらいの季節に重宝な帯なのです。

絽や縮緬というように、素材が明らかに分かり、季節を想起させるものは、
やはり季節に合わせるべきですが、
ビミョーな素材で、そこに色の寒暖や柄の印象が加わって
「〜っぽく見える」ものは、実は意外とOKです。

月刊アレコレで「暖簾の向こうにメェ〜が一頭」でコラムを書いていただいている、蒲田のひつじや店主。これまでみやざがお目にかかった店主のなかでもイチオシの知識と見識がある、きものをよくよく知る方ですが、
以前その店主が、じゃあ絽や羅や麻じゃなければ夏はダメかというと、
「実は、必ずしもそうはいえないんだよネ」とおっしゃいます。
「難しいけど、見た感じの印象なんだよね」と。

さっきみやざが言った「繊維質を感じさせる」というのは、
夏は「植物繊維を用いた素材」が多いので、だから繊維質を感じさせると「夏っぽく」なるのだと思います。
と、ちょっと今日はビミョーなハナシに終始しています^^
はい、続き。

帯揚げは縮緬、帯締めは黒ベースの柄入り。真鍮の葡萄のブローチを帯留め代わりに。
縮緬はまだ早いかなとも思うのですが・・・、
本来なら、この季節は絽縮緬(絽目が小さく、普通の絽より生地もやや厚みがあります)がベストです。

楽しみとして着る着物なら、楽しみとしての基準はそれぞれで、ある程度柔軟でもいいと思います。
潔く季節を入れ替えて次の季節を先取るのも楽しみだし、気候をみて好きなアイテムをちょっと長く着たいというのもまたありだと思います。

着物の美しさの根底には、やはり季節感というものが大きく横たわっていると思うし、
柔軟と無法は違いますが、「考えた末の判断の違い」は
それぞれ尊重できるんじゃないかなあ。

2010.09.20 Monday 02:25comments(2)↑ページの先頭へ

月刊アレコレ9月の着物―4 (10月になったけど)

9月の10月に入っていますが、先月の着物をちょっと紹介。

同じ着物をすでに9月の着物で紹介していますが。
着物・半衿は同じで、帯・帯揚・帯締を変えたコーデです。
前回のほうは池田重子さんテイストのクラシックな品があります
(って、自分でゆーか?(笑))ま、論評として読んでください(笑)。
池田さんテイストは、9月前半の、夏のかけらを楽しむコーデ。
こちらは、9月の後半。ちょっと姐御な(笑)市松コーデ。
濃い地色の着物に白っぽい帯。市松であわせたのが遊び心。
9月の着物5帯揚に黒を持ってきたことで姐御、
いえ、オネイサンになりました。
帯留は真鍮の葡萄ブローチ。
で、後姿。
・・・あ、折り線がお太鼓を図々しく横切ってる!
ボディとみやざの体格が違うのでご勘弁を。
でも、時々いますね。折り線が横切ってる方。
意外と目立つものですねー。
そういう時は帯をしまうときの折り位置を変えましょう。
同系色コーデはそう失敗はありませんが、
ちょっと「無難地味」に陥りやすいので、ご注意あそばせ。
アタシ、か。

2009.10.05 Monday 16:15comments(0)↑ページの先頭へ

月刊アレコレ9月の着物―3 結婚披露パーティ

椿訪問着週末に青山で知人のお嬢さんの結婚披露パーティがありました。
新郎はオーストラリア人。結婚式はオーストラリアで挙げており、今回は友人知人を招いてのお披露目です。
日にちは9月26日―ビミョウです(笑)。単衣の季節ですが、9月末にかかっているので、まあ、袷でも。
ビルの屋上にある(プールも!)ので、天気からいっても気分としては絽を着たかったのですが・・・・9月末だし・・・何よりお母さんの留袖が袷。
多分着物を着るゲストは、袷と思われるので、じゃあ、やっぱり袷にしよっと……とゆーか、えらそうに迷ってますが、まずもって単衣の訪問着がないから絽じゃなきゃ袷しかないってことサ(笑)。
ビーズ半衿国際結婚ということで、ゲストはも外国人も多い。やっぱりきれい目な染めの着物が喜ばれるし、礼にかなうだろうと、選んだのが、コレ。椿の糸目友禅の訪問着。

帯は地紋が浮き出る黒地の、柄は小葵錦の菱形文様。格のある柄ですが、クラシックな柔らかさもあります。
本真珠の帯留(銀座アンティークモールのバーゲンで購入)に水色の三分紐。小豆色に松の刺繍がさらっと入っている縮緬帯揚。
半衿はビーズの白。実はこれは当日はしませんでした。
付けていったのですが、花嫁の半衿が、伊達衿があるとはいっても、あまりに飾り気の無い塩瀬の白だったので、急遽みやざのビーズ取り外し(!)、新婦に付けてあげたのです。
この日の花嫁の着付け(といっても振袖ですが)をスタイリストの彩詠さんとお手伝い。彩詠さんのステキな(笑)提案でみやざのビーズ半衿は剥奪されたのでした(笑)。
じゃあ、ビーズ半衿とったみやざはどーする? ビーズの下には麻のぺたこ半衿(笑)。さらに下はしわっぽい絽の生成り半衿。これじゃあ、だめやん(泣)と、
最終的には新婦の母が持っていた美容衿を両面テープで付けて出席したのでございます。
前日、夜中までスタジオで撮影していて、へろへろになって帰ってからコーデをし、チクチクしたアタシの努力は orz 
でも、ま、いいんです。主役は花嫁だから。オバサンは美容衿で我慢します(笑)。
帯仮紐さて、最後の画像。
お太鼓の下線から見える腰紐。お太鼓の下線を決めるときに、こういう仮紐、使いますよね。
今回はその仮紐をそのままにして、帯の中に隠しておきました。
写真はわかりやすいように見せています。
なぜかというと、帯留を使うときはほとんど三分紐。でも袋帯の二重太鼓だと頼りないので、そういう時にこの「仮紐そのまんま」技を使います。
便利なのは七五三用など、子供用の腰紐が長すぎず、◎。
出先で帯が下がってきたときなども、この技をお使いめされ。
腰紐は1本持ってでると、何かと便利です。
着物の外出が慣れないときは、お手洗いのときもクリップを使うか、バサッと託しあげた(笑)裾避け襦袢着物ワンセットを、腰紐で結わえてもよござんしょ?(爆)

2009.09.27 Sunday 16:55comments(2)↑ページの先頭へ

月刊アレコレ、9月の着物と半衿―2

9月の着物29月の着物、第二段。
こちらは9月12日の月刊アレコレのイベント、「ぺたこさんのワークショップ」のときの、みやざのいでたちでございます。

実はこの夏銘仙、薄物なのですが、生地感と濃い色との連係プレーで(笑)、
薄物っぽく見えません。
むしろ濃い目の色が秋っぽくて、9月前半によく着るアイテムです。
いつもこの説明を繰り返しながら、「でも、ほら透けてるでしょう〜〜」とペラリと身頃や袖を肌蹴て生地向こうを見せるみやざ(笑)。
何回目やねん。



月見半衿この日もまんま、同じ説明を参加者にしてました(笑)。スマン。
帯は絽の染め名古屋。帯締めは龍工房のぼかし。で、半衿。
これ、なんかいい感じじゃないですか。ちょっと複雑な、でも複雑すぎない程度の色目。
実は月刊アレコレオリジナルのぺたこさんの半衿「月とウサギ」なんです。
Vol.56、9月の半衿なので素材はまだ麻です。
でも生成りの麻なので、意外に麻麻してなくて10月でも使えちゃうかな(笑)って、感じで気に入ってます。
購読者の方は本誌で写真、見てますよね。
ぺたこ月見半衿これです。やるとまた雰囲気が違うでしょ?
そこが着物、半衿の楽しいところです。
欲しい!という方はこちらで。まだ在庫、ありますよ。

2009.09.23 Wednesday 13:49comments(0)↑ページの先頭へ

月刊アレコレ、9月の着物―1

絽絞り連休中、皆さまはいかがお過ごしですかねー。
みやざは撮影の準備で足を棒にしてモノ探しをしております。
それでもなんだかんだお休みではあるので、9月に着たみやざのコーデを、着物を仕舞いがてら、再現してみました。

まず、その第一弾。こちらは9月6日。友人が人形町にカフェをオープン。
そのオープニングに顔を出したときのコーデ。
「三日月座」といいます。地下に映写会もできる小さなシネマがあります。
(まだ一般映写はしていません)
店名からも想像できるように、店主が月好き、着物好き。


とんぼなので、三日月はないのですが、ちょっと三日月座という響きをイメージした、プチレトロなコーディネイトにしてみました。
この日、まだ暑い日曜の夜、
紫陽花色に、大きな麻の葉模様が絞りで表されている絽。
麻地の桔梗の染め帯で先取りの秋です。帯留めはとんぼ。
うずまきは蚊取り線香ではありません(焼かれちまうだろ(笑))
下駄の鼻緒は白でさっぱりと。かごバッグは「阿佐ヶ谷かごや」さん。

2009.09.21 Monday 18:05comments(0)↑ページの先頭へ

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