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編集長ブログ

きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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ピープル取材・きものびとは奇跡の、チャーミングな74歳!

一昨日、きものびと撮影しました。

 

さて、この度のきものびとは、目指したい70代。

 

 

ほんと、これこそ掛け値なし、奇跡の74歳!

 

若い頃から、そして70代の現在まで、

街を歩くとスカウトされ、取材に声をかけられる

持って生まれたものがあるんですね〜。

 

かつて“若大将”と呼ばれた超大御所俳優と

共演のCMにもお声がかかり、かなり説得されたものの

お断りしたとのことです。

旬のキムタクとの共演、断るようなものです(^_^;)スゴイ

(御本人が履歴のようにソレをいうわけではなく

私が聞き出したことです)

 

 

そして、そんなこんなを

すべて断っていまに至る「普通の主婦です」(ニッコリ)。

 

……にもかかわらず現在でも、

あちこちのメディアから声がかかるのもうなずける、

とってもチャーミングな方です。

 

で、ほんと、ミーハー下世話で

すみませんって感じですが、

やっぱり気になるのは

「なにか(美容法)なさってるんですか??」

 

そうしたら、驚きの「あること」を「している」のですが、

それが、しているというか、していないというか(笑)、

ちょっと真似できないかもしれませんが、

本誌で紹介しますね。

 

因みに、多分、私はできません〜(笑)。

次号もおたのしみにー。

2022.05.13 Friday 19:04|-|↑ページの先頭へ

きもの女子、夏姿。お手本になりまする〜

今週、イベントの打ち合わせなども重なり、立て続けにカッコイイきもの女子の皆さんとご一緒しました。

 

先ずは大人気着付け教室の「キモノ*スイーツ」の堀口初音先生と。

ちょっとご無沙汰していました。人形町に来てくださるというので、ご案内。

お店はビルの2階でカウンターだけの小さなお店。あまり人に紹介しない店です(笑)。メニューはそれほど多くないのですが、丁寧に作ってくれて、安い。だから量もそれなりに少ないのですが、一人で行ったり、女子2人くらいで行ったりするにはちょうど。

この日、東京神楽坂でお弟子さんに舞のお稽古をしたあとの初音先生は、濃紺のゆかたに献上。



 




翌日には「モダン着物☆小物梅や」の麻里さんと、10月に日本橋で開催される大きなきものイベントに絡んでの打ち合わせ。

そのあとで、次の打ち合わせまで結構時間があるということで、情報交換がてらお茶しました……正直にいうとあまりに暑かったのと、明るいけど夕方近くだったので生ビールになりましたww

麻里さんもルミロックのゆかたに新之助上布の兵児帯。“5-9きもの”の撮影でもお借りしたてんとう虫ビーズバッグの色違いがカワイイ。しかも、ネックレスとお揃い、と思いきや「こちらはバリで買ったものなんです。きもののカーブにぴったりあうなあと思って」。

パナマ帽もカッコいいなあ。


 




そして同日、夜は気仙沼から企画催事に見えていた満点スリップの高橋さんと。

忙しい……というかヒマ?いえいえ、実はこちらも同じイベントに絡んでの打ち合わせですww 高橋さんは小千谷縮が涼しそうでした。衣紋のカーブがキレイというコメントをもらったら、「満点つけ衿」とアピールしていましたww


 




最後はみやざ。こちらはお手本ではありません。あえてアップしたのは、衣紋の抜き加減。この日はちょっと衣紋がかぶってきてしまいました。高橋さんと比べるとその差がよく分かると思います。ちょっとした、多分5mmとか1cmにも満たない違いだと思うけれど、目に映る夏らしさや、涼しさ加減が違いますよね。

ちなみにワタクシも小千谷縮です。


2012.07.28 Saturday 07:31comments(2)↑ページの先頭へ

「絹モスリン」と『性とホルモン』の昭和9年

           


    

「絹モスリン」の謎解きができた、ちょっとおもしろい出来事がありました
次号『月刊アレコレ』の取材で伊勢型紙を見せていただいていた中に、型紙の間に挟まれた茶色の昭和9年の「東京日日新聞」がありました。
取材で出会うおまけと言うか、ご褒美と言うか、ときにこんな樂しいことがあります。

ちょっと驚いたのは、当時リアルタイムの菊池寛や大佛次郎、子母澤寛などの全集広告とともに、でかでかとナントカ博士の『性とホルモン』という本が「青春再び来る」という誘い文句wwとともに載っていて、昭和9年、なかなかやるなあという感じですww


             


            


で! その偶然に出会ったその日付の、たった1枚の新聞の中に「絹モスリン発明」という小さな記事も出ているではありませんか!

つい最近、ほんとうについ最近、「絹モスリンって知ってる?」という話題が出ていたのです。ご存知の方はご存知なのでしょうが、無知な人間なので「あまり聞いたことがないけど、名前通り絹とウールの交織?なんでしょうね……」なんて、いい加減な会話をしていたのですww

そうしたら、その記事を読むと「絹モスリン」は上田蚕糸専門学校紡織科で発明した織物で、

 『粗悪な絹布から得た絹紡績糸3:普通人絹7 の割合でモスリン織にならって機織したもの』だそうです。

現在、人絹というと主にレーヨンを指し、モスリンというと、羊毛の平織りを指します。
つまり、「絹モスリン」とはモスリンではなかった……というか、ウールは使われていなかったということなのでした。

「絹モスリン」の隣りにある記事が、「軍用犬協會山梨支部創設」ですww

うーーーん!! たのしいっ! 
これだから取材と撮影は3日やったら止められない

2012.06.15 Friday 13:34comments(1)↑ページの先頭へ

仕立 直やさんへインタビュー、地直しのハナシ。

地直し月刊アレコレで連載している「仕立直やの向島便り」、
仕立てや着物のアレコレを直子さんに伺って紹介しております。

さて。――仕立てをする前に施される準備というか、作業があります。
湯通し → 反物についてる糊などを落とすために水を通す作業。大体は店頭に並べられる前に行われています。特に紬は多くの糊成分が含まれているのできちんと落とさないとカビの原因になります。
湯のし → 反物に蒸気をあてて仮仕立ての筋を消したり、反物の幅をそろえたりするときに行われる作業です。

で、この反物の幅。反物の幅って普通約36センチ。
でも、生地の幅、というか耳を見てもらうと分りますが、意外に真っ直ぐじゃないんです。不良品ってんじゃねーんですよ、ダンナ(笑)、ちょっと波打ってたりするでしょ? ソレを整えるわけです。
んで、それとちょっと関係あるのが「地直し(じのし)」。
ハンカチにアイロンかけてても、ちょっとひっっぱったりしないと、きちんと正方形にならないことって、あるでしょ?それって、仕立てが地の目に添ってないということなんですね。
地の目がまっすぐじゃないと仕立てにも影響がでるわけです。

昨日もそんな話をいろいろ聞いたのですが、たまたま直子さんが頼まれていた男物のゆかたがありました。
染めの段階で地の目にあっていないと、こういう格子柄って影響がでちゃうんですね。
格子がちょっとカーブしてるでしょ(笑)、地直しをして地の目を整えたらこうなったわけです。柄に平行に断ち切ると、身頃の地の目が実は斜めっている状態になるわけです。
直子さんは依頼先に確認して、地の目を優先させました。
でも柄物などは一概に地の目優先とはいかないそうです。
だって、刺繍や紋がゆがんだら困るじゃないですか。
「丸がハートになっちゃうんです」、なるほどねー。
着物に限らないですが、何でも下準備が大事なんですね。
ん? アコムみたいなオチになっちゃいました(笑)。


2009.08.04 Tuesday 18:25comments(0)↑ページの先頭へ

取材行脚3――東大和

中野さん帯ラフちょっと空きましたが、取材行脚3は京都から東京へ戻った翌日、東大和市へ。
都心の日本橋からは結構な距離です(笑)。
こちらの取材は好評「たのもう!お誂えお直し入門」。
今回は染め帯のお誂え。なんと柄からの起こしです!
糸目友禅作家「染めもの 中野」の中野スズミさんにオーダーです。

希望の柄とそのイメージの画像などを送り、相談。
ソレを元に起こした下絵を何点かお客様に送ります。
今回のアレコレお試しレンジャー3号はM(エム)さん。個性的な柄がお好きな方です(笑)。テーマは「飛行機」!
前回は「鯉」を頼んでました。「和ードローブ」の撮影でも借りました(笑)。
さてさて、この下絵からどんな帯が生まれるか…実はみやざは彩色するところも見てるんだよね(笑)。
発注した本人より先に(笑)。
合併号の「たのもう!お誂えお直し入門」、お楽しみに〜〜。

2009.03.10 Tuesday 19:15comments(0)↑ページの先頭へ

取材行脚2――京都大枝

春宣さんさて、蒸し屋さんの辻本さんから、桂方面へ移動です。
今度は染色の取材です。2代目春宣さんという作家さんの工房を訪ね、
今回の取材協力を仰ぎました。
前のブログで書いたとおり、着物を制作する作業は分業が進んでるので、1箇所で染色の全ての工程を取材するのはかなり難しい。
春宣糸目が、こちら春宣さんは色差しはもちろん、糸目(糊置き)、糊伏せ、地入れ、ひき染め等々、全ての工程をお1人で行うので、「ぜひ!」とお願いしました。
えーと、糊置き、糊伏せなども説明するとまたまた下の「辻本さん」の説明以上に長くなるので、
ぜひぜひ月刊アレコレ「きものの基」をお読みください!
春宣色指しちらと紹介すると、中の画像が下絵に糸目糊を置いたものです。
因みにこの糸目糊を落とすと白い淵が残り糸目友禅といわれるものになります。
最新号の「きものの基」で掲載している写真にあります、見てみてください。
んで、下の画像が春宣さんが色を差したものです。
取材は朝いちからみっちり夕方までかかりましたが、
丁寧に説明をしてくださりながら工程を紹介してくださいました。
外語大でスペイン語を選択していたというちょっとユニークな経歴の作家さんですが、大学生のころから工房に出入りしていて現在に至ったという春宣さんです。
研究者のような印象の、非常に穏やかな方ですが、全ての工程を人に任せることができず自分で行うというところに、真摯さと物作りへの頑固なまでのこだわりがあります。
ということで、ご期待ください、かなり読み応えあり、です。

こう見えて(って、どう見える?(笑))月刊アレコレ、
人使いは超荒いけど(笑)、結構編集には手がかかってるんです。
ね、24ページのコンパクトなサイズながら、月々のコーディネイト(「今月の和ードローブ」)やいまどきの着物ファン事情(「きものブログリレー」)なども含め、伝えたいことはきちんと丁寧にお届けしていきたいと思っています。ご期待くださいませ。

あ、因みに「人使いは超荒い」の主語はみやざじゃありませんからね(笑)。

2009.03.06 Friday 17:43comments(0)↑ページの先頭へ

取材行脚1――京都室町

もとこさん3月寒い日が続きますねー。
今週はあちらこちらへの撮影行脚でございました。
まずは京都へ、次なる「きものびと十人十彩」としてomoのもりたもとこさんを撮影。
いつにも変わらず元気な元気なもとこさんです。
もとこさんがお話を始めると、パーーーッとお日様が顔を出したような明るさが周辺を包みます。
いいな〜、もとこさん。
omoのあとは「辻本」さんへ。
辻本さんは友禅の蒸しと洗いをする会社。友禅の「蒸し」って何?「洗い」って何?という話にもなりますが、
一言で言うと色(染料)をしっかり生地に定着させるための工程です。
友禅って1反の白生地に柄を描き入れて(つまり友禅を施すということ)、地色を染めて完成するのですが、これがスムーズに同じ場所で行われているわけではないのです。
地色を先に染めるか、友禅を先に施すかは製作者によりますが、最近は概ね地色を先に染めるケースが多いようです。
で、当然のことながら柄部分には地色が入らないようにしなければなりません。
そのために柄の下絵を描いた部分に「糊」を伏せてカバーします。
つまりマスキングみたいなものです。
んで、地色を染めたら一度蒸します。文字通り、蒸気がでる大きな蒸し機に反物を入れて蒸すことで色を生地にしっかり定着させるのです。
蒸しあがった反物は水元で洗いに入ります。昔だったら川で流していたいわゆる友禅流しです。
このときに糊を落とす作業もするわけです。2番目の画像がその作業中です。
しゃもじと呼ばれるお玉を持って糊を掻き落とすのですが、もちろん細心の注意を払う技術が必要です。
息が白く上がる水元でご覧の通り半袖で水につかって糊を落とし反物を洗う作業をする職人さん。
そして糊というマスキングをとった反物はまた工房なり作家さんに戻され、今度は柄に色を差す工程を経て、再度、蒸し・洗いにかけられ、乾燥、検品をして納品されるというわけです。
京都は徹底的に分業が進んでおり、その分野での技術が特化していますから、どれかひとつの工程が廃業等でできなくなったら大変なのです。
業界にはかなり前からその危機意識があるのですが、それぞれの分野は拍車がかかるように従事者が少なくなってきています。
前出のomoのもとこさんも「(着物が)こんだけ脈々と続いてるのには、ちゃんとした仕事や技術を継承している人がいるから残ってるんやって」「それが消えていったらもうどうもでけへん」と危機感を持つようになったとおっしゃいます。

そうなんだよね。それもあって地味なのですが月刊アレコレの「きものの基」は、
きちんと現場へ足を運んで取材し、着物をより知っていただくだけではなく、
その裏側、支えている職人さんや技術者の現状も知ってほしいという気持が込められています。
呉服店の新人さんや業界の若い人にもぜひ読んで欲しい連載です。
最近よく知らない人も多いようなので(笑)。


2009.03.05 Thursday 15:27comments(0)↑ページの先頭へ

明日は京都へ出張。

雪の予報もある明日。
京都へ出張になりました。京都の底冷えの恐ろしさ・・・、
もし明日京都のどこかで固まっているみやざを見かけたら、
ヤカンでお湯をかけて解凍してやってください(笑)。

で、お仕事は「新・きものの基」の次なる技法編のための準備と、
「きものびと十人十彩」のインタビュー。
そうです、画像は昨年一度アップした、やはり京都へ出張した際、立ち寄ったomoのもりたもとこさんとのツーショット。
はい、もとこさんをインタビューです。
明日は日帰りの駆け足なので、インタビューのみ。撮影はまた後日、諸々準備してから再度、カメラマンとお邪魔します。
もとこさんて、ほんとうに明るくたのしい、素敵な方です。
楽しみ〜〜〜。
・・・で、氷結みやざにならないように、祈っててネ(笑)。

2009.01.08 Thursday 15:39comments(2)↑ページの先頭へ

本日、向島の「長屋暮らし展」へ。

向島長屋暮らし展2本日は連載の下打ち合わせもあって、向島へ足を運びました。
和裁士の直子さんやスタイリストの彩詠さんら6人でそれぞれの作品を出品展示販売する「長屋暮らし展」を開催しています。
向島の小さな、昭和の匂いをまとった長屋を展示室に、きものの小物、帯、帯留、袋物、さらには陶器、本藍染め、タペストリー、アンティークアクセサリー等々が展示してあります。
向島長屋暮らし展3こちらは直子さんが古い色留袖から作ったコート。
前の紐は取り外しができ、はずして衿を折り前を開くと羽織風。
羽織紐をつける乳もついています。
袖は身八つを開けずに大きなラグランのようになっているので、暖かいし、袖丈も関係なく合わせられるということでした。
こういう工夫が楽しい。
7日(日)までなので、お近くの方はぜひ行ってみてください。

↓因みにみやざがお持ち帰りしたのは栄堂・天然石の羽織紐でございます。
細いリボンを編んで作った帯留(これも可愛い)とどっちしようかな〜〜〜って。色がちょっと違ってて両面使えるんですよね。
あずま袋のバッグもね〜、完全リバーシブルでねー、ストールもねー、リバーシブルでねー……って、
ここでハッとするみやざ。アタシって……リバーシブルというひと言にムチャ弱いぢゃん!
なんかさ、リバーシブルって、50%offって聞こえるんだよねー。
帯なんて、両面使えますなんてささやかれた日には……。
悪魔のささやき「リバーシブル」(爆)。
と語る割には羽織紐?って。だってまだ子どもだから大人買いできないのっ!
あ、そういえばツーウェイ帯っていうのも展示してあった!

2008.12.04 Thursday 17:49comments(5)↑ページの先頭へ

100メートルの窯ですとぉ〜〜!? みやざ in 備前

長らく更新しておりませんで、遊びにきてくださった皆様には、ほんと、ごめんなさいです。
ブログで紹介したいこと、お伝えしたいことは毎日毎日、きっちりあるんですヨ、画像もその度、撮ってあるんですけど…、じ、時間が…
って、毎度毎度の言い訳はもういいからって? 
おっしゃるとおりダス(笑)。
ビョーキみたいなものなので勘弁してください。小心者なので、一言言い訳してからじゃないと気がすまなくって(笑)。
そんなこんなで、先週は岡山・京都へオンナ一人旅…っつーと、どっかの旅番組みたいですが、そんな余裕あるわきゃない月刊アレコレ編集部っ!
今回の取材は備前焼きの窯元へお邪魔いたしました。
なんで備前? かというと、100メートル近くある登り窯を取材できることになりまして。
で、そこの陶芸家の方にもお話が聞けると言うことで――。

あーた、窯ってもね、雪で作るカマクラ幕府(あ、幕府はいらんですけど(笑))みたいな、そんな窯じゃあ、ないんです。
シャクメートルですよっ、シャクメートル!
そもそも、んじゃあ登り窯ってどんな窯よってハナシになりますわネ。
登り窯ってーのはですね、簡単に言うと斜面になっている地形を利用して作る窯でして、窯内部の温度を一定の高温に保てるよう工夫された窯のことなんです。
ほら、画像をご覧になって。屋根が上にずずずぃーーーーいっと、上がっていってますでしょ。この屋根の下に窯がずずずぃーーーーいっと、あるわけなんですの。
んで、こちらににずずずぃーーーーいっとある(もう、いいから)薪、
これは備前焼で使われる赤松の薪。すんごい量ですが、実際、火を入れ始めたらこんなもんじゃない。
しかもびっくりはこの薪のお値段。下世話な話題も飛び交うみやざブログ(笑)、大きな声じゃ言えませんが一抱えで1200円もするんですよっっ。
一抱えってほんの十数本ですよ。この薪の行列が¥マークに見えてしまうみやざでございます(爆)。
で、こちらがこの窯元で古備前に魅せられて、自分なりの(古)備前を作陶している森一洋さんです。
森家は「窯元六姓」と言い、江戸時代に備前藩主が備前焼の保護制度をとった際、森家を始めたとした六つの家系にのみ製造を許し、代々継承されてきた歴史ある窯元のひとつです。
お父様は知る人ぞ知る森陶岳さん。備前愛好者にとっては憧れの陶芸家です。
で、登り窯ですが、100メートルもあるこの窯に火入れをするのは2011年。
薪は10トントラックに400台分、半年間寝ずで炊き続けるのだそうです。
この100メートルの窯ん中にどんだけの作品が入るの〜〜〜っ!?
またまた¥のハナシで恐縮ですが(笑)、100メートルヨーイドン!で、5億とか…。
みやざの知り合いの、太陽のように屈託なく明るい(笑)イタリア人気質の夫婦が、備前焼きの茶碗にお茶を点てているのをみて「なんであんな汚い茶碗でお茶を飲むのか」(爆)と言っていましたが、論外、論外。
この備前焼きや侘び寂びに代表される日本特有の美意識は、同じ歴史や文化、知識を共有していなければ理解できないところです。
季節を取り入れた着物のおしゃれもまさにそこがツボ。
そんな美意識、そして備前焼きの機能美を一洋さんに語っていただました。

…とまあ、第一弾終了。(笑)
次は京都、帯の機屋さん編。そして、知っている方も多いきものショップ「omo」のもりたもとこさんも訪ねて参りましたよーん。
順次アップしますので、お楽しみに。

2008.09.21 Sunday 13:44comments(1)↑ページの先頭へ

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