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きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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腰紐を五角形にたたむ(たたみ方)

先に腰紐についての投稿をしました。

ここでついでに五角形のたたみ方を紹介しておきます。

多少、人によって違いはあるかもしれません。

 

 

1)まずは半分にして、端からたたんでいきます。

 

端からたたむのは、最後に半分に折ったワの部分がくると、

使うときにちょうど半分の位置をつかむことができるからです。

 

 

 

最初の1〜3折りがポイント。

2)↓左上の青丸の部分を紐の真ん中にくるように折ります。

 

IMG_3285 2.JPG

 

 

2)を折った状態。↓ 

3)次は右上の黒丸の角が紐の真ん中にくるように折ります。

 

IMG_3286.JPG

 

 

4)の右上の黒丸の角を折った状態。↓

5)辺ができるので、左上の黄緑色の辺を下に折ります。

 

IMG_3287 2.JPG

 

 

 

6)黄緑色の辺を折った状態。↓

 

IMG_3288.JPG

 

 

7)あとは左右上にできる辺を交互に折っていきます。

最後の方はワになりますね。↓

 

IMG_3292.JPG

 

 

 

8)最後のワの部分は、挟み込みます。↓

 

IMG_3293.JPG

 

 

 

完成↓

 

IMG_3294.JPG

 

 

 

 

使うときに挟み込んだ部分を引き出して、指を入れると、

ちょうど真ん中を持つことができます。↓

 

IMG_3300.JPG

 

 

 

 

2018.01.18 Thursday 18:00comments(0)↑ページの先頭へ

腰紐、侮るなかれ。これがオススメの腰紐。

腰紐、何を使っていますか?

 

モスリン、綿、きんち(絹)、ゴムベルト……。

いろいろあります。

 

使いやすければ、なんでもいいと思います。

ただ、何を持って「使いやすいの?」

そこがわからないと、ちょっと迷いますよね。

 

こんなことを書いているのは、

編集者やクリエイター系の、超初心者の友人たちに

着付けを教えていて、感じたことなのです……。

 

 

ということで、今日のテーマは、 腰紐です。

 

IMG_3292.JPG

 

 

初心者でも、着付けの道具は

山盛り持ってくる人が多いのです。

 

その中身は、

“家にある”“歴代”の(笑)、着付けグッズです。

 

歴代———そうなんです、お母さんだけでなく、叔母さん、

お祖母ちゃんのものまで揃っています(笑)。

 

本人も何がなんだかわからないけど、

「きもの」といえば「我が家では皆、これ」を使うとばかり、

歴代アイテムをまとめて保管しているお家が多いのです(笑)。

 

 

腰紐は、モスリンもあれば、昔ながらのピンクのポリ紐もあり。

また、スマホの充電器のコードより

細い紐がついている帯枕とか(笑)。

ストッキングで包まれた小さな帯枕とか。

ヒコーキと呼ばれるお太鼓を作るときの

便利グッズとして売られた道具とかとか。

(持ってきている本人は使い方がわからずww)

 

いえ、それが悪いというわけではないのですが、

これから、きものを普段着として楽しみたいというのであれば、

着付け道具も、ちょっと吟味したほうがいいのです。

 

吟味といいましたが、特別な道具を揃えることはありません。

普通のものでいいのですが、

結構、上記のような“普通じゃない”(笑)ものを

持ってくる人も多いのです。

 

では、腰紐の良し悪しは?

 

あ、良し悪しと言いましたが、

これは、ワタクシ編集人が考える基準であって、

中にはまったく違う考え方をする方もいると思います。

 

例えば、ポリはすべるのと、締りがよくないので、

私は勧めないのですが、

ポリでも“素材”や“織り”の種類によっては

滑らないものもあると言われたことがあります。

 

編集人の不見識もあって、

そういう腰紐は使ったことがないのですが、

そこは、各人で違うので、

ひとつの参考としていただければと思います。

 

で、私の選ぶ基準ですが、そう大した基準ではありません。

 

  • 素材で言えば、モスリンか綿。(入手しやすいのと、摩擦があるので生地をしっかり留めてくれる)
  • 適度な幅があるもの。(胸紐として使う場合は幅広がお勧め。腰紐使いは多少細めでも) 
  • シワがないもの(これは使う人の管理の範疇になりますね。五角形にたたんで保管しておくとシワがとれます)

 

  ↓

適度な幅があるものといいましたが、

特に幅広である必要はありません。

普通程度に幅があるものでいいと思います。

胸紐でなく腰紐に使うなら細めでもOKです。

左から2番目の細い紐はたかはしきもの工房の「腰紐専用に使う腰ひも」。

だから細め。これくらい細いと五角形たたみはできないので折るだけで。

 

身丈が短いきものは、幅広の腰紐だと尺を“喰う”ので、

細めの紐を使うことで多少、長さを出すことができます。

 

 

IMG_3308.jpg

 

 

このシワシワ、これは✖↓^^;

編集部にあった(汗)

 

IMG_3303.jpg

 

 

基本、紐類は“面”で留めるように体に当てると楽なのと、

“摩擦”で生地をしっかり留めてくれます。

用途によって使い分けるといいと思います。

 

ただ、細いと丸まって縄状になりやすいのでアイロンが必要になることも。

細いものは五角形にたたみにくい。コロンと団子になってしまいます^^;

適度な幅がある方が、五角形にたたみやすい。

(→18日に画像入りで腰ひもの五角形のたたみ方、解説アップします)

人によっては三角たたみをする人もいます。

 

 

IMG_3310.jpg

 

 

さて、で、私は腰紐に何を使っているかというと、

モスリンや綿も使いますが、実はスタンダードは違います(笑)。

上記では一般的な、誰でも持っているものでオススメをしました。

 

 

 腰紐 → きんち(絹の楊柳)を自分の使いやすい長さに切って使っています 

 胸紐 → 伊達締を使います(しっかりした博多織)

 

フォーマル系の重いきものや、着丈が長めのきものは

腰紐と伊達締以外に、さらに腰紐を使うことがあります。

(ただ普段、私は腰紐1本で着るので、

それ以外の腰紐、胸紐、伊達締は通常、長襦袢にも使いません)

 

さて、“きんち”って何?

上にも書いてありますが、絹地→きんちと呼ばれる絹の楊柳です。

実は、これは使う時、丸まって

先程言った“面”にはなりません。

 

キンチ腰紐.jpg

 

 

しかし、何がいいと言って(私の場合です)

絹特有のしなやかさと、

体熱が伝わると体と一体化する

絹の特性と言い切っていいのか…わかりませんが、

丸まっても“異物感”が薄くなるのです。

 

この「体熱が伝わると体と一体化する」という特長を、

私は笹島寿美先生から伺って、

それ以来、キンチを使っています。

 

実は以前、絹の腰紐を使ったことがあります。

ところが、すぐに擦り切れてしまったのです。

今にして思えば、ペラペラの生地だったなあと思います。

それでも腰紐1本の値段にしては1300円と安くない。

なんでも試してと思って、検証した結果、

✖だった腰紐です。

 

しかし、いま使っているキンチはそこまで弱くありません。

弱くないといったのは、

丈夫さではモスリンや綿の方が長持ちすると思います。

紹介した画像のものを使っていますが、

もう少ししっかりした生地のものがあればなあと思っています。

 

 

笹島先生は、市販されていない、

一見すると帯揚のような(ほんとなんです)、

ボリュームがある(ように見える)絹地を

腰紐に使っていらっしゃいました。

そのときに、厚ぼったくないですか!?と

失礼ながら伺ったら、先の説明をしてくださったのです。

 

「絹はね、(体)熱が伝わると体と一体化するのよ。

そして私はこれがいいのよ」

 

それは特別に織り屋さんから取り寄せているものとのこと。

私は入手しやすいもので使っています。

 

そして、私には長いので、ハサミでジョキッと切って、

自分に扱いやすい長さにして使っています。

キンチはハサミで切ったままでもほつれません。

 

腰紐の長さって、結構大事です。

無用に長いとゴロゴロするし、処理に手間取る。

 

私はいわゆる蝶結びにはしません。

“衣紋結び”風な結び方をした紐を、左右に交差して挟み込みます。

 

“衣紋結び”は男物の袴でも使われることがあります。

ここでは画像がないのですが、

前でひと結び→上にきている紐を、一巻目の紐と一緒に下からくぐらせて上にだし→左右の紐を入れ換えて交差させ挟み込む。(※本来は交差させずに蝶結び等にするのが衣紋結び)

 

キンチは蝶結びでも体のなかに収まってくれますが、

モスリンや綿で、長さがあるものをお腹で蝶結びにすると、

場合によってはポコッとおはしょりの上から

出っ張ってしまうので、結ばないようにしています。

その習慣もあって、キンチも同様にしています。

 

ただ、人それぞれ。

自分が不安に思いながら使うのはよろしくないので、

安心できる要素(長さや結び方)は

自分のやり方をそう排除しなくてもいいと思います。

 

ということで、使い勝手のいい素材、長さ(→結構重要)を

検討してみて下さい。

 

 

ただ、ただ、ですね、

いま腰紐を選ぶ話をしていますが、これは自分で着る場合。

着付けをしてあげる場合は、あるものでやるしかない。

 

そしてプロは紐がなんであれ、プロの仕事をするものです。

 

 

ここで、私の自慢になる経験をひとつ。

弘法は筆を選ばず の話です。

 

その笹島寿美先生の取材のときに、

先生から、腰紐を締めてもらったことがあります。

 

着付けというのではなく、インタビューの流れから、

「腰紐、あります?」と笹島先生。

その辺にある、ごく普通のモスリンの腰紐をお渡ししました。

 

先生がきものを着ている私に、

きものの上から腰紐の位置に重ねて結んでくださったのです。

 

これがね! 

 

ほんとうに、驚き!ですよ!

 

ぜんっぜん!違うのです!

 

何がって、どういったらいいのでしょうか。

いままでにも話したり、書いたりしてきましたが、

なんとも説明しがたい、不思議な締まり感。

不思議なというのは、いままでに体感したことがない

腰紐の感覚だったからです。

気持ちいい!のです。

 

先生の『骨格着付け』の話題からだったのですが、

瞬時にきっちり腰骨と第四腰椎を仕留めて、


隙なく下半身のきものを捉える、


紐がしなやかな生き物みたいに目覚めた感覚でした。

 
私が使う紐と同じ紐と思えませんでした。

 


 
それから数日間、自分であの感覚を再現しようと思うけど、得られない。^^;


「紐がしなやかな生き物みたいに目覚めた感覚」と書きましたが、


先生の(入れた)腰紐が、名工の太刀だとすると、


私の腰紐は刃こぼれして錆びた鈍刀(なまくら)。


大げさに聞こえるかもしれませんが、

ほんとにそういう「切れ」のある、気持ちの良い締まり方だったのです!

同じ腰紐を使っているのに!

 

「力」ではありません。そのときで、先生、御年78歳です。

 

笹島先生の特集をしたときにこのことを書きました。

デザイナーさん(男性)が、これを読んで、

「なんか、すごい。どういう感覚なのかものすごく興味がある」と

興奮したのでした(笑)。

 

というお話が今日の最後のエピソード。

つまり、「弘法は筆を選ばず」。

 

でも私たちは、とりあえず、最低限は選んだほうがいいというお話でした〜(笑)。

 

 

 

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2018.01.16 Tuesday 00:28comments(0)↑ページの先頭へ

5通り使える長尺三分紐「カンタービレ」15%OFFセール開始!

寒いですね〜(
風邪、ひいていませんか?

手洗い・うがい怠りなく(笑)。


さて、月刊アレコレオリジナルの

「5通り使える長尺三分紐 カンタービレ」

本日22:00より、初のOFFセール開始します。 

15%OFF

在庫限りの4色です。

写真の上にある、左から

スカイブルー(在庫3本)、ラベンダー(2本)、グレー(1本)、ピーチ(4本)限定です。

(ほかの色は売り切れです)

 

 

カンタービレ4色.jpg

 


製作は、あの日本橋龍工房においした本格帯締です。

さて、なぜ5通り?
まず、

  • リバシブルで 
  • 尺なので留有りOK 

 

 これで4通り。

写真はカワイイ、ピーチの両面を使ったもの。

 

 

カンタービレピーチ1.jpg

 

 

カンタービレピーチ2.jpg

 


そして背中でねじって使えば水引。

(大きめの帯留なら内側で捻って水引にすることも可能です)


水引は左右う色になるものを言います。


あの祝袋の白水引の、水引ですね。

これが水引仕です。こちらはカンタビレラベンダ

これで5通り、使えますね。

 

カンタービレ水引.jpg

 

 

そして特筆すべき長所がっ! まだあります!

 

最近ちょっと太ったかしらー? 

帯締が足りない気がするわ〜。

ダイエットしなきゃ〜! 

と最近(万年?ww)思っているアナタ。

 

 

普通の帯締はまだしも、

三分紐はもとが短いので危うい!ですよね。

 

でもこの「カンタービレ」は元々が、

帯留なしでも使えるように長尺です。

 

なので、ふくよかさんでも心ゆくまで帯留を

お楽しみいただけますことよ(笑)。

 

そしてもうひとつ。

これは帯締としての根本的な機能。


ある意味、ここが一番の売りだと思っています。

 

そもそも帯締は、帯を止めるツールです。

帯締が必要ない半幅帯に飾りでするのならいいのですが、

名古屋帯や、はたまたあの重い袋帯だって、

帯締として生まれたからには、

押さえなければならない宿命を背負っているのです(笑)。

 

 

ところで、いい帯締の条件とは何か?

それはもちろん、締りがいいこと。 

では、締りのいい帯締とは具体的に? 

 

 

それは「伸びること」です。


これだけだとちょっと誤解がありますね。

つけ加えると「伸びて元に戻る」帯締です。

どういうことかといいますとーー

締めるときは柔軟に伸びる。

そして元に戻ろうとするので、しっかり締まる。

というわけです。

 

そして、使って一晩、箪笥で寝かせておくと、

翌日にはきちんと戻っている、そんな帯締が良い帯締です。

これは龍工房の福田社長から何度となく伺っているお話。

実際、真新しい商品の帯締でも、

「編集長、見てください」とぎゅーっと引っ張ってみせてくれます。

ほんとうに伸びます。

大丈夫?? 

「全然大丈夫です」「いい帯締とは伸びて、元に戻るんです」と社長。

つまり、伸長力と復元力があるのです。

 

「でぶで着物倶楽部」という、ふくよかさんのきもの好きな会が、

スタジオ アレコレを会場に何回かイベントをしたことがあります。

「太めさんのための(大きい)サイズ」についても

話題に出たことがあります。

 

その際の驚愕映像!……はここではご紹介できないのですが(笑)、

会長である兵庫県赤穂市のだるまや呉服店の女将が、

「ちょっとお行儀が悪くてごめんなさいね」と前置きしてから、

1本の帯締をかかとで踏んでから、

なんとエキスパンダーのようにぐいーーーーっと

肩に背負うように引っ張ったのです。

 

「これで2〜3cm伸びるんですよ」「私たちにはこの2〜3cm大事なの」。

皆、「おおおおおおおおお〜〜〜」

 

ということで、何度も言いますが、いい帯締は伸びるのです。

そして戻るのです。(チカラづくで伸ばすことはおすすめしませんが(^_^;)

 

で、話を三分紐「カンタービレ」に戻しますと、

「カンタービレ」もまさに、伸びてしっかり締まる組紐なのです。

(ここはあえて三分紐でなく、組紐と言いたい!)

 

他をくさすわけではありませんが、


よくあるお安くて締まりが悪く、すぐ緩んでくる三分紐とは絶対違います。


その差は、結んだときの柔軟な伸び具合で明らか。
 
いい帯締は伸びるのです。


(全てではありません。組み方によって伸びないけれど

しなやかでしっかり締まるという帯締はあります。鎧組など)


半幅帯などに飾りで使うなら問題ないと思いますが、

実際、帯を留めるとなったら、紐としての機能は譲れません。

 

カンタービレは、はっきり言って袋帯も大丈夫です。

 

因みに「袋帯に三分紐って、使っていいんですか?」

という質問をされたことがあります。

もちろんです。

真珠などの宝飾類の帯留、皆さん、普通に使ってますよね。

真珠と言うからにはある程度あらたまったシーンが想定されます。

紐は三分紐です。

 

またファンが多い、池田重子さん。

「日本のおしゃれ展」はご覧になったかたも多いと思います。

池田コレクションのなかでも

振袖や訪問着に三分紐で帯留を使っています。

 

きものヘビーユーザーの方からも、

「カンタービレはしっかり締まりますね」とお墨付きを頂いています。

 

機能だけでなく、デザインも考えました。

帯留無しで使ってもさみしくないように、

そして帯留を使ったときはジャマをしないように

考えられたデザインです。

無地の三分紐とひと味違う趣があります。

 

このカンタービレ、在庫4色で、

グレーは1本のみとなっています。

写真は両面を使ってみました。↓

お早めに。

 

ご購入はこちらで

 

 

 

カンタービレグレー.jpg

 

 

カンタービレグレー2.jpg

 

 

2018.01.10 Wednesday 16:53comments(0)↑ページの先頭へ

帯揚を2倍楽しむ使い方とアレンジ

最新号の特集は

「“締めつけ感”と“帯揚問題”解決します」

 

手元に届いた読者からは

早速「ガッテン!」「そうだったのかー」という

感想をいただいています。ありがとうございます。

 

 

問題解決は本誌でご覧いただくとして、

今日はその帯揚の使い方のアレンジについてです。

 

きもののコーディネートは、言わずと知れた

きもの、帯、帯締、帯揚で構成されます。

そして、半衿、襦袢、八掛け。

さらに履物(鼻緒)、バッグ、スカーフ等々。

 

きものと帯は二本柱となりますが、

そう簡単にいくつも入手できません。

 

だから、小物=帯締・帯揚・半衿でアレンジするのが、

コーディネートの基本であり、楽しみです。

 

で、今日の帯揚バナシです。

 

■2〜3色染め分けの帯揚は本当に便利か?

最近は、リバーシブルの帯締、特に三分紐では人気です。

帯揚でも最近は、2色染め、3色染めがあり、

好きな方を出して使えるので、

1枚で2枚分、3枚分という触れ込みで人気です。

 

ただ、気を付けなければならないのは、3色染めになると、

色の幅が狭くなる分、なかなか思った色を出しにくいという難点があります。

色と色の間がぼかしになっているとなおさら色の幅が狭い。

↓下は私が持っている、まさにソレです(笑)。

 

 

 

真ん中に帯枕を置くことを考えると、わかりますよね。

やり方やひと工夫で色を出すことは可能ですが、

ちょっと手間がかかります。

枕を使わない銀座結びや、半幅に飾りで使う時はいいと思います。

 

私としては2色が一番使いやすいかなと思っています。

間がぼかしになっていれば、そればそれで使えるので。

 

■水引風帯揚

“水引”、帯締ではときどきありますね。

左右の色が違うものを言います。

祝儀袋など、お祝いで使う紅白の水引から来ているのですが、

そこから、いまは紅白に限らず、左右違う色になるものを

“水引”と言っています。

 

最近、帯揚も“水引”や“水引風”がいいなと思っています。

水引“風”というのは、色の違いというより、

左右の柄の違いということも含めてのことです。

 

↓今号の月刊アレコレのカバーは

お正月を意識して、いつものカバーよりフォーマル感がある

訪問着に袋帯の正統派スタイルです。

 

 

 

 

でも帯揚が水引(左右の色の違い)で、古典的なスタイルより、

ちょっと現代風なテイストになっていると思います。

 

そして、もう一つは、こちらの下の画像↓

実はこの帯揚を購入したとき、畳んである袋の中は、

全面がトラトラっぽい柄だったので、てっきり全面柄だと思って購入しました。

が、帰って開けてみると、半分だけ(苦笑)。

ちゃんと中は確かめましょうね(笑)。

 

でも、それはそれでまた別なおもしろさがなくもない(笑)。

普通に結ぶとこんな感じ。

 

写真(2016-03-30 21.29).jpg

 

 

(これらの写真は以前もアップしたことがあるのですが)

次はこちら。

 

今号では帯揚を結ばない方法もご紹介していますが、

私の場合、その片側だけの柄を出そうと思い、

完全に“一車線”で入れています。

(一車線は私が勝手に名付けている呼び方です(笑) )

 

 

写真(2016-03-30 21.23).jpg

 

 

“一車線”は、片方を引っ張りつつ、

脇の位置まで持っていき挟み込み。

このとき下になる方はやや押し込みがちに。

もう片方を上に重ねるようにして、

同じように反対側の脇まで持っていって端を挟み込むだけです。

 

気をつけたいのは、出すぎ。

この方法は振袖でやることがありますが、

出すぎるとほんとうに振袖みたいになり、

私みたいなオバサンには不格好です(笑)。

柄の効果がでる分量をギリギリ押さえつつ、しっかりチェックしてください。

そこさえ気をつければ、これもおもしろいと思います。

 

左右でうまく柄が出せないときは、“一車線”試してください。

そして、“一車線”で入れたところに、

もう片方の柄なしをちょっとひと工夫して、

結び目風に入れたのがこちら↓

 

 

写真(2016-03-30 12.39).jpg

 

 

2枚めの写真の“一車線”がこの柄を活かしているかなと。

民芸テイストの帯にアソビをトッピングした風になっています。

因みにこのコーディネートは、

結城紬に、(なぜか要尺に足りなかった)琉球絣の反物を帯にしたもの。

この画像は一昨年のものですが、

最近、特集した民芸POPに近いセンを狙って、

あえて同色系で洋服っぽいまとめ方をしたコーディネートです。

 

ということで、使い方をアレンジすると

手持ちの帯揚にちょっとリニューアル感、出ます。お試しください。

 

 

■“色”の見直し、惚れ直し

撮影で使うこともあり、帯揚の色は好みを超えた色揃えになっています。

その中で、写真のこの、なんとも言えない、

茶なのか、黄土色なのか、ドドメ色なのか(笑)という色の帯揚。

結局15年くらいただの一度も、仕事でも私的にも

使うことがなかった帯揚です。

ほかの地味めな色と並べても、さらに地味。

というか、キレイ…には見えませんよね。

 

 

 

 

ところが、15年日の目をみなかったこの帯揚が、

一昨年から急に出世しました(笑)。

 

どういうことかといいますと……、

月刊アレコレ編集人は、「KICCAきものカラーコーディネーター協会」の

理事として、代表理事の能口先生とともに、

カラー講座の立ち上げから関わっています。

 

講師でもある能口先生の色彩理論を学んでいると、

色に対しての先入観がなくなり、どの色も“使える色”に昇格します。

これは受講した方が全員いうことなのですが、

「色域(使える色の範囲)」が広がるからなんですね。

 

私もある日、このダメ子ちゃんだと思っていた帯揚が、

急に!“ゴールド”に見えてきた!のです(笑)。

ゴールドを意識したモダンなコーディネートでは

文字通り、輝くのですよ、この色が(笑)。

 

何が言いたいかというと、

(カラー講座、ぜひ受けてみてくださいというのもそうなのですがw)

ハナから、この色、好きじゃない。

この色、きれいじゃない、もしくは使えないと、

思っている色、ありますよね。帯揚に限りませんが。

ちょっと目線を変えてみるといきなり、お利口なコになります(笑)。

 

ただ自分から切り替えることは確かに難しい。

人から「それ、いいわね」「どこで買ったの?」とか、

新しい知識を入れるなど、外からの刺激が必要かもしれませんが、

ちょっと意識してみると、惚れ直しちゃうアイテム、

きっとあると思います。

 

 

 

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前回の様子はこちら。のブログで。

 

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2018.01.09 Tuesday 20:13comments(0)↑ページの先頭へ

“5-9きもの”帯留 すたぢおμのドルチェ

 

すでに“5-9きもの”にあわせてアップしている すたぢおμドルチェ。

新色をアップしました。

今回は同系を並べて、色の違いがわかりやすいようにしましたよ。

これはとにかく、2個、3個と少しずつでいいので増やして、組み合わせて使っていただきたいのです。

 

ドルチェは定番でずっと扱います。だからじっくり、ゆっくり選んで集めてください。

なぜ、みやざがすたぢおμ帯留をオススメするかといえばーー

 

一番はコーデが広がるということです。

帯や、半衿ならともかく、ポイントにはなっても「帯留でコーデが広がるって、ある?」と思いますよね。

でもあるんです。だからオススメしているのですが。

 

すたぢおμの帯留は、それがグレーやブラウンの渋系でも色がきれいです。

大きさの大小は、シリーズによって多少違いはありますが、どれも個性が立っています。

可愛いけれど主張もある。でも押し付けがましいというほどではない、のです。

 

で、この前置きをした上で、コーデの話をしたいと思います。

コーデのときによく聞く、「これとこれの色って合いますか?」という質問。

コーデのテクはいろいろあると思いますが、確かにアタマのてっぺんから爪先、鼻緒まで視野に入れると「簡単」というほど、簡単ではないと思います。

それでも失敗しない、おしゃれに見えるテクは、色のリンクと、柄あわせのストーリー、見立てなどです。一番シンプルで、コストもかからずおしゃれを楽しむ基本は、やはり色、と言えましょうか。

色のリンク――これが一番のテク要らずで、でもまとまりと、くすぐりのあるコーデの基本です。

よく、溶かし系コーデ、つまり同系色コーデはちょっと初心者的と見る傾向がありますが、

これが平坦な抑揚のないコーデになるのか、キラっとくすぐりのある、目に端に入るおしゃれになるかは、

 

    「使う色の量」 と、 「軸色」 の決め方 です。 

 

量とは言っても、物理的な量とはちょっと違って、そこには「色の強さ」も加味されます。
同系テクはきもの、帯、帯揚、帯締を全てにその方法論を適用してしまうと、平坦になってしまいます。

フォーマル系でありがちな、いわゆる無難コーデというヤツですね。 

カジュアルならやっぱり自分を出して、ちょっととんがった部分があってもいいくらいです。

使う色を少なくと言いながら、柄がある場合はその中の印象に残る色や、ポイントとなる強い色を軸色に選ぶようにします。

色をリンクさせる先は帯揚や、鼻緒、履物の色、バッグ、冬なら防寒具。
が、これからの季節、薄物の帯付きが多くなります。色も、多分皆さん、控えめ。
そこで、例えば色がきれいなドルチェとコーデする。
帯留の小さな、しかししっかりと主張がある色とリンクさせる……とてもこなれた、新しい印象が生まれます。(長くなったのでちょっと一休み。ww 
誕生石の帯留のお話と続きます。すたぢおμ はこちらから



2012.06.06 Wednesday 23:43comments(0)↑ページの先頭へ

すたぢおμ帯留“夏環”在庫2コのお知らせ

フロスト帯留

『月刊アレコレ』でしか買えない“すたぢおμ”の帯留。“5-9きもの”でもオリジナル、ドルチェが人気で“5-9きもの”とともにお目見えしますが、夏仕様で制作していただいた“すたぢおμ夏環”、在庫がクリアカラー リーフ”と“フロストカラー オーシャンのみとなりました。

2012.04.22 Sunday 09:31comments(0)↑ページの先頭へ

【すたぢおμ】帯留はチョーカーでも楽しめちゃう!

お待たせしました!
毎回大好評の、月刊アレコレくちこみショップでしか、ご購入できない【すたぢおμ】の帯留。いよいよ夏バージョン 夏環 くちこみショップに登場です。

新宿津田家さんで開催したバックナンバー展のときに、チャリティ帯留として、初めて出品。そのときご購入いただいた方からは、見た目以上にとっても使いやすいとの声を頂戴しています。
見た目以上に、というのは、ちょっと大きめかな、目立つかな、と思うのですが、
実際使ってみると、これがGood! 絶妙なアクセントになります。

さらには、適度な大きさがあるから (と言っても20mm×20mm)

そして、金具を使わないタイプの、【すたぢおμ】の帯留めだからできる、こんな裏技。

      じゃーーーん!
      すたぢおμ帯留めチョーカー
 いかがですか?
 チョーカーとしても!
 楽しめちゃうのです!
 
 お好きな皮ひもや、リボンに通して、どうぞ。

 ブローチ用ピンに通す  と、ゆらゆら、ゆれる、遊び心に溢れたアクセに。

 ユザワヤなどでお好きな紐をお選び下さい。


すたぢおμ帯留めチョーカーフロストカラー7色、
クリアカラー、4色

各2コ限定です。
2000円(税送料込み)

ご購入はこちらから

下のブログも参考に、
くちこみショップでお選び下さい。


2011.06.02 Thursday 02:35comments(0)↑ページの先頭へ

本日くちこみショップに登場!すたぢおμ帯留、夏バージョン

 フロスト帯留

フロストカラー、7色。そしてクリアカラーも4点。いよいよくちこみショップにアップしました。

フロスト帯留

うふふふの、夏帯留。 紫陽花みたいでもあり。

フロスト帯留

ゆかたに。キュート。

フロスト帯留

 ↓ こちらはクリアカラー。

フロスト帯留

フロスト帯留

 ↓ 左クリアカラー4色 右フロストカラー7色 近日アップします。各2000円(税送料含)

フロスト帯留

もちろん、帯、帯締にぴったりつく、金具を使わないタイプ。


2011.06.01 Wednesday 02:34comments(0)↑ページの先頭へ

イヤリングを破壊して作る帯留め(笑)。

 イヤリング帯留め

これはイヤリング。(もったいぶって言うほどのこともない)

イヤリング帯留め

パチン。破壊w ここで、もうおわかりでしょ?

イヤリング帯留め

三分紐を通して、帯留め。金具をつける必要がないので、帯にぴったりつきます。
ちょっとキッチュな可愛さが、アンティークの更紗帯に似合うでしょ?

イヤリング帯留め

2コセット(あたりまえ)777円のワゴンセールでGETした超プチプラなおりこうさん。
1コ失くしても、予備がある帯留め。 ステキ。

イヤリング帯留め

でもクリップ式だって、優秀。右は仏製のラピスラズリのアンティークイヤリング。

イヤリング帯留め

裏の顔w クリップのほうには両面テープをクリップの内側に小さく張り、
外れるのを防ぎます。テープはしばらく効き目あり。

μ帯留め

そしてすたぢおμの新作、パールビーズ帯留め。
ダイヤ型がカワユス。裏はもちろん、ボールで編みつなげた帯締通しなので、
すきまなくぴったり。
最近のみやざ帯留事情(か?)

2011.05.15 Sunday 23:22comments(2)↑ページの先頭へ

チャリティ帯留め、着きましたー! 【がんばれ東北・福島】

 今月26日(土)〜4/1(金)まで開催する @新宿ルミネエスト4F 津田家さんでの

   月刊アレコレバックナンバー展

チャリティとしてアレコレの売上げの一部を義援金として日本赤十字に送ります。
帯留めを作ってくれている「すたぢおμ」さんから昨日、その帯留めが大量に届きました。
チャリティ用に作ってくださったものはすたぢおμさんのお気持ちです。

編集人みやざ、初日26日夕方・4/1日最終日と、あとは飛び飛びで津田家さんに出没予定。
出没予定が決まり次第、ブログ、Twitterでお知らせします。
遊びにきてくださいねー。

myu-2

 ↑ まずは大人気の、カジュアルはでも、入卒でもOK「パールみたいなビーズ帯留2こセット」は限定5個(¥3800)

myu-3

↑ こちらは同じく2コ組で、色いろいろ組合せで3500円
(セットしてあるものを取り替えることはできません)

すたぢおμ

↑ こちらのぷっくりしたパールビーズの帯留は1800円。
カラフルな色が揃っていて、アンティーク好きな方にはおすすめ。
見た目と違って軽いので、こちらも2コ合わせて使ってもGOODです。

↑ ともに裏はこういうかたちで、帯締にぴったり付きます。

2011.03.21 Monday 15:48comments(2)↑ページの先頭へ

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