笹島式 半幅帯用 回転ベルト――半幅帯をスムースに回して着崩れ知らず、紐を減らせます!
さて、笹島寿美先生考案の、
「半幅帯用の 回転ベルト」。
どういうものか?
一言でいうと、前結び用の補助具。
半幅帯は前で結んで回しますよね。
そのときに回しやすく、
かつ崩れにくい。
というか、しっかり帯がきものに密着するので、
最後に伊達締めを外せちゃうのです!
ここはぜひ、着目していただきたいポイントです。
説明していくと、
まず、前結び用の補助具(帯板兼用)は既存品がいくつかあります。
それぞれに特徴がありますが、
笹島先生の回転ベルトと従来品との違いは――
従来品 → 外側、つまり帯を巻く側に滑りのよい生地を使用。
笹島式回転ベルト → 内側、つまりきものに触れる側に
滑りの良い生地を使い、帯を巻く側は摩擦がある生地を使っています。
従来品は前結び用帯板(補助具)の上で
帯だけを回す方式になります。
回してからそのものを抜き取るタイプと、
帯板(補助具)をそのままにするタイプがあります。
笹島式回転ベルトはベルトごと帯を回す仕様になっています。
これでナニがいいかというと、
滑りがいいのは同様ですが、帯が回転ベルトと
密着しているので動きません!
気崩れることなく回転し、
そのまましっかりきものを押さえてくれるので、
最後は伊達締めを抜くことができます。
(おはしょりを二重揚げしたり、腰紐を数本
使っている場合は若干変わってきます)
半幅帯用ですが、名古屋帯でもお使いいただけます。