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きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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笹島式 半幅帯用 回転ベルト――半幅帯をスムースに回して着崩れ知らず、紐を減らせます!

さて、笹島寿美先生考案の、

「半幅帯用の 回転ベルト」。

どういうものか?

 

一言でいうと、前結び用の補助具。

半幅帯は前で結んで回しますよね。

 

そのときに回しやすく、

かつ崩れにくい。

というか、しっかり帯がきものに密着するので、

最後に伊達締めを外せちゃうのです!

ここはぜひ、着目していただきたいポイントです。

 

 

 

 

説明していくと、

まず、前結び用の補助具(帯板兼用)は既存品がいくつかあります。

それぞれに特徴がありますが、

笹島先生の回転ベルトと従来品との違いは――

 

従来品 → 外側、つまり帯を巻く側に滑りのよい生地を使用。

 

笹島式回転ベルト → 内側、つまりきものに触れる側に

滑りの良い生地を使い、帯を巻く側は摩擦がある生地を使っています。

 

従来品は前結び用帯板(補助具)の上で

帯だけを回す方式になります。

回してからそのものを抜き取るタイプと、

帯板(補助具)をそのままにするタイプがあります。

 

 

笹島式回転ベルトはベルトごと帯を回す仕様になっています。

これでナニがいいかというと、

滑りがいいのは同様ですが、帯が回転ベルトと

密着しているので動きません!

気崩れることなく回転し、

そのまましっかりきものを押さえてくれるので、

最後は伊達締めを抜くことができます。

(おはしょりを二重揚げしたり、腰紐を数本

使っている場合は若干変わってきます)

 

 

 

 

半幅帯用ですが、名古屋帯でもお使いいただけます。

お求めはこちらから

2021.05.02 Sunday 21:42|-|↑ページの先頭へ

お待たせしました! 長尺三分紐カンタービレ新色!

じゃーん!
お待たせしました。ずいぶん問合せをいただきながら、
アップが遅くなってしまいました。

月刊アレコレ✕龍工房 の完全オリジナル三分紐、
「五通り三分紐カンタービレ」新色揃っています。
ほんとうに、指定した通りの色であがってきました!
(糸から染めてもらっていますので)
いままでの帯締にはちょっとない色も。
 
ところで、なぜ「五通り三分紐カンタービレ」か?
 
・帯留を付けてリバーシブルで使える!
・長尺なので(約150cm)普通の帯締としてリバーシブルで結べる!
 (ふくよかな方で普通の三分紐が短くて使いにくいと思っていた向きにもオススメです)
・背中(または帯留の中で)で1回捻って結ぶと、水引(左右色違い)で結べる!
 
五通りに使えるとってもお利口なコ。
白っぽい帯の時は濃い色を、濃い色の帯の時は生成りベースの側をお使いいただけます。
それも帯留がなくてもさみしい感じにならないよう、
しかし帯留をして邪魔にならないよう、
絶妙な柄で仕上げてあります。

カンタービレ1.jpg

カンタービレ2.jpg
 
しかし、いちばんの売りはさすが龍工房という、締まり具合。
帯締としての機能が優れているところ。特筆すべき点です。
 
他をくさすわけではありませんが、
よくあるお安くて締まりが悪く、すぐ緩んでくる三分紐とは絶対違います。
その差は、結んだときの柔軟な伸び具合で明らか。

 
いい帯締は伸びるのです。
(全てではありません。組み方によって伸びないけれどしなやかでしっかり締まるという帯締はあります。鎧組など)
そして元に戻ろうとする力で、しっかり心地よい締まり具合になるのです。
使ったあとも、箪笥で一晩休ませると、きちんと元に戻ってくれる、それがいい帯締の条件です。
 
カンタービレは三分紐ですが、ほんとうにしっかり締まります。
帯揚と違って、帯締は三分紐といえど、帯を留めるという機能が求められるアイテムです。
単に長いヒモであれば良いわけではありません。
なのにこの価格。あまり安いことを売りにしたくはありませんが、
絶対価値あるオリジナル商品です。
メーカー直に依頼してのオリジナルだから可能な価格です。

 
昨今、絹が値上がりしており、今回の新色ラインナップは
初回のものより仕入れが高くなっていますが、
価格は据え置いています。つまり実質値下げ。 (^_^;)
次はちょっと難しいかなと思います。
どうぞ、この機会にお求めを。
2〜3本まとめて買ってもいいくらいです(いや、ほんとww)
 
カンタービレのお求めはこちらから

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2014.12.29 Monday 21:46comments(0)↑ページの先頭へ

72号月刊アレコレ 特集は帯締め、道明です!

 
 月刊アレコレ72号、発行しました。

 PCの不具合で最新号の更新が遅れて
 大変、大変もうしわけありません。
 
 特集 うっとりな帯締めと帯揚げ
 
 前篇は、道明。
 行ってみたいけど、敷居が高いと思わ    れる老舗ですが、やっぱり行くべき価値 が あるお店です。

 店内を紹介した写真で
「ちょっと立ち寄り道明」、
 そして道明の同じ帯締めを
  使って、すみれ堂さんの立川直子さん  が2タイプのコーディネイトを紹介して  います。

 そして、帯締めの組み方も紹介。
 ぜひぜひ、参考になる「道明」特集、
 ぜひご覧ください。










2011.07.12 Tuesday 23:51comments(2)↑ページの先頭へ

羽織紐、横着者の取り扱い方。

このところ、毎日の羽織コートです。
正面・羽織。後ろ身八つ無し。脱がなくてもいいし、便利です。

本日は藍染の紬に、義母のローケツ染めの羽織を帯に仕立て直した名古屋。
半衿は生成りのキッチンクロス(笑)凹凸が表情があって、かわゆす。

ところでこの羽織コート。共布の羽織紐が付いています。
もちろん取り外しできますが、
金具じゃない羽織紐って、正直、面倒じゃないですか。




時間がないときは結構イラッとします(アタシだけ?)
で、手抜きみやざは紐をそのまま、別な羽織紐を使います。
共布の羽織紐は内側に入れて、飛び出ないように帯締に挟みます。

羽織紐は、「すたぢをμ」のもの。
今日は久しぶりに帯留、μじゃない。ここんとこ、ほぼ日です(笑)

2010.12.15 Wednesday 19:17comments(0)↑ページの先頭へ

みやざの帯板、髭男爵クイーン。

帯板みやざの帯板。
トランプ柄の帯板、
ちょっとかっこいいでしょ……


   のはずが、はずが、………はずがぁーー


ある日、気付いた衝撃の事実。それは、


   髭の生えたクイーン


アナタ、だれですか?

   

2010.12.08 Wednesday 00:52comments(2)↑ページの先頭へ

うふふな、正解は帯板。

帯板おはようございます。
えーん、遅刻しちゃったー。
集合に遅れてごめんなさいーー。
ゆんさん、 sachiさんにひたすら m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m
みやざを私の顔に免じて許してやってください(って、オマエは誰だってハナシですね^^;)
思えば昔からこうだった。合宿で5時45分集合なのに、
携帯が鳴って起きたら、えーー!!? 6時やん!
帯枕
「みんな待ってるよー、どーしたのー!?」 むぎゅーー
¥%$#&*+……みたいな。

まま、どうーでもいいことは置いといて^^;

で、じゃがじゃーん!

正解は、「帯板」。ついでにおそろの帯枕もあったりして。

今回の「たのもう!お誂えお直し入門」は「シュッとした帯板のお買い上げ」です。

可愛くないですか!?? 可愛くないですか!?
うふふ、でしょ? これは店主が襦袢や、帯の残りきれや風呂敷を使って作るもの。
そういう意味では、コメントで、襦袢、羽裏などという回答は近いです。
元がそうだから^^

だからその時々でおいてある柄が違うという、それはそれで特別感があるアイテムになります。
どや? えーやろ?(坂東英二か?)

で、ここからが大事。次号では月刊アレコレが店主に頼んで、
「自分の好きな裂、布でマイ帯板を作る」企画、いたします。
ダンボール芯でお値段もそんなに高くならないよう設定します。
あ、でもこれはもちろんお店に出ているのと同じ仕様です。

購読者の皆さまには最新号を発行するときに、
そのご案内も一緒にしますので、どんどこマイ帯板、作ってね。
正絹、木綿、ポリ、なんでもOK。
用尺は 柄の向きがあるときは、ヨコ位置で考えて、ヨコ約50cm、タテ約30
cmです。
布、探しておいてね♪

でも、まずは購読申込みから、どうぞ。

2010.09.18 Saturday 10:40comments(9)↑ページの先頭へ

コレ、なーんだ? うふふな・・・・です。

オビイタ3オビイタオビイタ2






さて、皆さん。この可愛い柄のアイテムは何だと思いますか?
次号の「たのもう!お誂えお直し入門」のアイテムです。

うふふな、○○です。さーて、なーんだ。うふふ。
みやざ、かねてより○○に不満があったわけです。で、長く使用していた○○が擦り切れ気味になってきたわけです。
「普通」の、呉服屋さんへ行って○○くださいといえば、ほぼ99%出てくる「普通」の○○。
だからー、それじゃ可愛くないっつってんでしょ。

で、これに絡んだ楽しい企画も最新号Vol.63発行時にご案内いたしますゼ。
「シュッとしたマイ○○を作ろー!」企画です。乞うご期待!

○○は明日。ここに皆さん、再集合。
締め切り忙すぃ真っ最中なので、今日はとりあえず解散(笑)。

まずは『月刊アレコレ』、手にしなきゃ始まりませんわネ。
お申し込みはこちらからポチっと。

2010.09.17 Friday 07:40comments(5)↑ページの先頭へ

3枚コハゼの足袋――何ゆえ?

足袋コハゼ3本日、「たのもう!お誂えお直し入門」の下取材として足袋の大野屋総本店さんへ行ってきました。
創業200年になる老舗の足袋屋さん。6代目のご主人・福島さんにお話を伺ってきました。
あ、でもこちらの記事は翌々月11/25発行号掲載です。
納品までの期間や段取り、料金など詳しくは本誌で紹介しますね。


その前に一言。大野屋さんと言うと、歌舞伎座前の大野屋さんと混同する方がいらっしゃるかもしれませんが、「足袋で老舗の大野屋」というと、役者さんや芸妓さんにご贔屓が多いこちら新富町の大野屋さんです。
銀座大野屋さんは足袋も扱っていますが多分手拭いの方が人気だと思います。

で、画像。話の中でご主人が見せてくださった3枚コハゼの足袋。
もちろん誂えですが、さてこの3枚コハゼの足袋を履く方は誰でしょう?

答えは靖国神社の神官の方。正座をしている時間が長い方はコハゼが少ないほうが楽だということです。
踊りをする方は足がきれいに見える5枚コハゼが多いとのこと。だから茶道をする方や正座が長い方は5枚コハゼにしないそうです。

因みに靖国神社の神官の方のこの足袋、厳密には足袋じゃないかも……。
というのは、つま先がチョキに、つまりVになってないんです。
普通の靴下みたいに丸いんです。草履を履くことがないから、ということでした。サンダル?つっかけ?みたいな履物が多いそうです。
シラナンダ〜〜。

さて、5枚コハゼは足がきれいに見えるといいますが、実はそれは足の大きさとのバランスもあるとご主人はおっしゃっていました。
サイズが大きい人は5枚コハゼの方がタテヨコのバランスで、足がきれいに(小さく)見えるのだそうです。
そんなこんなを伺って、来週、誂えに「たのもう〜〜」でございます。
サービスでコハゼに名入れをしてくれます。ちょっと憧れ〜〜(笑)。
みやざが頼む場合は、やっぱみやざ?か、いやいや、ちょっと芸妓ちっくに、みや吉? みや丸?(爆)

ところでなぜ芸者は男名が多いのか。
 またまた始まり、みやざの蛇足、寄り道講座(笑)。
かつて女郎と言えば「身売り」、人身売買です。実はあれでいて当時は人身売買は刑に処せられるご法度。
だから「奉公」を名目にしたり、色町へ売ることをカモフラージュするために証文に男名を使った名残りだと言われています。

足袋からここまでハナシが寄り道るみやざブログでございます(笑)。

2009.09.08 Tuesday 11:48comments(4)↑ページの先頭へ

「ゆるぎ」と呼ばないで――帯締

道明4さて、本日もお集まりありがとう。

――って、エラソーにオードリーの春日かっ(笑)。
今日は前振りマキでいきます(笑)。

笹浪組、鎌倉組、亀甲組、御岳組、冠組等々――組紐(帯締め)の組み方で種類を呼び分けますが、
その組み方でも柄出しというかデザインの違いやアレンジ

によってさらに店なりの呼称があります。
それが道明であれば「鎌倉組―水鏡」「冠組―緑青」「笹浪組―西海」とかいう名が張られています。
道明3画像上は定番人気の冠組。日本の伝統色がつけられた無地の150色がズラーーーリ。

道明店主が、呉服屋さんとは一味違った着物とのコーディネイトのアドバイスもくださったのですが、それは本誌をご覧いただくとして、
「冠組」――「ゆるぎ」という呼び名で一般的です。ネット検索しても「ゆるぎ―(冠組)」で出るわ出るわ。

が、しかーし! 店主曰く「いつから“ゆるぎ”になったのでしょうね」
「私どもでは(三百年以上)ずっと冠組(かんむりぐみ)でございます」
「ゆるぎとは言いません」――なんですとーーー!?

これまで月刊アレコレも本誌で冠組(ゆるぎ)として紹介してきました。
で、あっさり宗旨替え(笑)。違うか(笑)。
来週発行の「たのもう!お誂えお直し入門」でもお伝えしている通り、
今後アレコレは「ゆるぎ」ではなく、創業三百年以上の老舗に倣って「冠組(かんむりぐみ)」と呼び変えます。

でも道明店主も知らない「ゆるぎ」の呼称。どういう謂れか、誰かご存知でしたら、おしえてくださいませな。

2009.07.18 Saturday 16:33comments(4)↑ページの先頭へ

初夏に似合う、鼻緒。

下駄関東も梅雨入りです。

ジメジメ、ムシムシしてるから、この季節の装いは「爽やかさ」を意識いたします。
下駄は台が黒塗りが多いのですが、最近は白木の出番多し。
鼻緒の水色が爽やかで、でも気持ちよい色の鮮明さもある、お気に入りがコレ。
地色が薄茶で大きめな風車の絣が織り込まれた単衣の紬。
(しつけ糸をしたまま都内を往来したアノ着物です ーー;)
帯は絽の、白地の染め名古屋だったのですが、
色を少なく装う初夏〜夏ですが、意外に遠めから目立つ足元。
鼻緒の色って、意外な効かせ色の戦力(笑)になります。

2009.06.11 Thursday 16:50comments(3)↑ページの先頭へ

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