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きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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良い仕立ては、しなやかな筋肉なのです

和裁士さんが「現代名工

づくり日本大賞を受賞されました。

そのかたは、加藤和裁学院加藤静子校長。

 

 

日本名工は全国で様々な分野から150

中から、「づくり日本大賞

各省庁推薦で24のみで、

内閣総理大臣及び厚生労働大臣表彰で

和裁士として仕事

そしてそ技術が認められたとい

ほんとに素晴らしいW受賞!です。

画期的です


 

月刊アレコレでは

着付けとコーディネート情報に特色がありますが

同じよに仕立てについても深く考えています

 

月刊アレコレは「きものの未来塾」という、

仕立てと悉皆を柱としたプロのための勉強会に参画しています。

昨年は一般のかたを対象とした講座も開催しました。

塾長は、たかはしきもの工房の高橋和江さん。

今年も一般の方を対象とした講座を開催予定です。

(今年の日程はまだ未定です)
これは本当に価値のある講座。

 

……ということで、月刊アレコレ編集人の

着る立場での仕立ての考え方です。

 

海外縫製が悪いとか

ミシン併用が悪いとかいいません

何を第一条件に仕立てメニューを

選ぶかはそれぞれです

 

2万円反物を、ちょっとお安い海外縫製で頼む

清水から飛び降りてお嫁に迎えたきも

国内手縫いで上手な人に縫ってもら

……とい、状況で選べばいいと思います


 

しかしきもののために着る本人ために

そして和裁とい技術を残し研鑽するためにも

選ぶ基準が価格だけではいけないと思っています


 

確かに現在一番わかりやすい基準は価格だと思います

仕立て良し悪しを知ることで選択する基準が増えます

仕立ての「良し悪し」の基準はいろいろありますが、

わかりやす要素としては、

確かに手縫いはミシン仕立てより

あきらかに着やすいです

 

 

その、着やすさなかには

「寸法」が第一に挙げられます。
寸法があっていることを前提にお話をすると、

その中に、体が疲れにくいとい要素が入ってきます

 

どういうことか――?

これは、私が感じる理由です。

 

手縫いは「布目を分断せず」、

かつ、「動きに伴う柔軟性がある」からだと思っています。

 

きものは平面的な一枚の布ですが、

着付けで凹凸のある身体に合わせていきます。

まっすぐ落ちる布、斜めに体を包む布、

それぞれが収まる位置に運ばれます。

 

手を動かしたり、座ったり、

しゃがんだり、立ったり……

体の動きにあわせて布も動きます。

というか、動いてくれるんです。

 

それが可能なのは手縫いの和裁という技術だからです。

体と一緒に動こうとする、“布の動き”を

遮ることがないのです。

もちろん、手縫いでなくても布は動きます。

しかし、「自然に添ってくれる」か、

引っぱり気味についてくるか……ということです。

これは寸法があわない(小さい)ものでも

感じるストレスですよね。

 

ミシン目は、ガチッと布目をせき止めて、

体の動きにそって布が動くのを遮るのです。

 

いってみれば、手縫いの和裁という技術は

 

 

  「しなやかで伸びやかな筋肉」

 

 

と一緒なのです。

ここ、大事なことです。

良い仕立ては、しなやかな筋肉なのです。

 

筋肉が固いと、体の動きに制限が出てきますよね。

例えて言えば、そういうことなのです。

 

そしてもう一つ、よく知られるのは、

和裁は「布を守り、糸のほうが切れる」。

どこかに袂を引っ掛けた時、

または、椅子に座ってお尻に負荷がかかったとき、

糸が切れることで布を守るのです。

つまり、負荷を糸が吸収するのです。

 

ガッツリと細かい目で縫われているミシン目は強いので、

負荷をはねつけます

結局、負荷や衝撃を糸ではなく

布のほうが受けて裂けてしまうのです。

手縫いでも細かすぎる縫い目だと同様のことが起こりえます。

なので、「良い仕立て」は手縫いであっても、

目が細かくて見た目にきれいなことが
 

必ずしも「良い」とはいえないのです。

 

 

和裁だから、何度でも洗い張り仕立て直しが可能なのです。

ミシンで仕立てたものは解くのも大変ですが、

そもそも穴が空いてしまうので、小さい寸法にしか直せません。

少なくとも正絹は手縫いが原則だと思っています。

 

ミシン縫いにまったくメリットがないとはいいません。

先に言ったとおり、

何を優先して仕立てを選ぶのか、です。

 

また、同じ手縫いでも着やすいものと

着ていてストレスを感じるものがあります。

こちらは、手縫い・ミシン仕立て以上の

より専門的な視点での

「良い仕立て」「悪い仕立て」の違いがあります。

 

ここではふれませんが、この差を私たちが知ること、

実感することが大事なのだと思っています。

 

そのためには、「お任せ」にしないことです。

オートクチュールなのですから。

 

だからこそ、いま仕立て職人のかたが、

着目されることは大きな意味があります。

月刊アレコレでは、編集人の持論である

「良い仕立ては、しなやかな筋肉」を

年内に仕立て特集でもっと詳しく

取り上げる予定です。

 

 

ちょっと余談です。(と言いながら長い寄り道です(^_^;) )

私はパジャマが大好きでして(笑)、

もちろん寝ることがシアワセと

いうことでもあるのですが(笑)、

パジャマに着替えると、

体がリラックスするのがわかるからです。

 

これはパジャマであればいい、

リラックスできるという、

気分的なことではありません。

 

同じパジャマでも、体がリラックスできないものがあります。

相性や好みで違いはあると思いますが、

私の場合は、

 

体を自由に泳がせる許容があること。

 

でも、大きいのがいいわけではなく、

サイズ感があっていること。

 

布の肌触りがいいこと。

 

その条件のなかで、可能な限りリーズナブルであること。

 

 

上記の条件をクリアしているのが、

私の場合、↓「無印良品」の綿100%のネル生地のSサイズです。

 

IMG_3039.JPG

 

 

気持ちが良すぎて、この年末に、まったく同じものと、

チェック柄のものを新調しました。

 

このパジャマは背中に縫い目がありません。

最近、夏のレースの羽織で広幅の生地を使った、

背縫いのない羽織があります。

では、これが着やすいかというと、

私は(ですよ)、全然着やすくありません。
背縫いがないと、ストンと肩におさまらないのです。

布が自分の行き場所に迷っているような

動きになると感じています。

 

ですが、パジャマ(洋服)は

基本、立体裁断でパターン(型紙)があり、

袖付け脇縫いがあることで、

それぞれの布がパーツで独立しています。

すでに布の居場所が確保されている、

といえばいいでしょうか。

 

そして、安い。

私は体が薄いのでSサイズで十分。

Sサイズがそろっているところは少ないから貴重です。

若い頃のように、メンズの大きめを着て

カワイイアピールはもう無用(笑)。

オバちゃんは体にラクで

やさしいパジャマがいいのです(力説)(笑)。

爆睡タイプなので睡眠の悩みはありませんが、

眠りに悩みがある方は、布団や枕とともに、

パジャマ、寝間着にもこだわると思います。

 

パジャマは余談ではあるのですが、
縫製、素材による違いが実感できるところです。

同じようにきものも、仕立てで大きな違いがあります。

確かに“着付け”のスキルも影響しますが、

それは二の次で、まずは寸法があっていること、

そして「良い仕立て」であることが重要です。

 

専門的な分野もありますが、

着較べると、誂であっても着やすいきものと、

そうでないきものがあることに気づきます。

その違いを、今後の特集「良い仕立ては、しなやかな筋肉」で、

取り上げたいと思っています。

秋くらいかなあ、準備が整うのは。

乞うご期待!

 

 

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2018.02.10 Saturday 23:39comments(0)↑ページの先頭へ

「おめかし系ふだんきもの」というカテゴリー小紋特集

月刊アレコレ最新号、Vol.151発行になりました。

 

151_cover.jpg

 

今回の特集は、小紋!

 

 気分が上がる、オシャレ度も上がる

  「おめかし系ふだんきもの―小紋」

 

 

“普段着のきもの”

もしくは“普段きもの”

“カジュアルきもの”というワードが

広く流布するようになりました。

 

 

かつて、きものを着ていると

「今日は何かあるのですか?」

「お茶とか……なさっているのですか?」

ということをよく言われました。

 

いまでも、そういう人は、います。

でも、それらは「死語!」と言いたい(笑)。

 

 

すでに、市民権を得ている普段きもの。

いえ、もともと、あったものです。

ハレのフォーマルのほうが少なかったはずなのに……。

 

 

最近は、普段きもののほうの半径が

広がって、多様になってきていると感じます。

 

というのは、一言で「普段きもの」というものの、

「普段きもの」に“カテゴリ”ができてきていると思うのです。

 

え? どういうこと?

それは、つまりこういうことです。

 

普段きものでも、

木綿、麻、綿麻、ポリ(カジュアル)、そして紬、小紋。

素材やアイテムでの種類の違い。

絹か、絹以外かでも違います。

 

さらには柄や色合いで、

よりカジュアル感の強いPOPなタイプ、

縞格子でシンプルなタイプ。

 

あるいは、普段着ではあるけれど、

とても貴重な産地ものの紬や手の込んだ染めの小紋……等々。

 

そういうなかでも、

「雨だから」と、気兼ねすることなく

袖を通せる愛すべき木綿や綿麻。

 

ラフな雰囲気が逆にカッコイイと感じるデニムきもの。

 

おしゃれな街や場所で着たい紬や小紋。

 

 

普段着でも、シーンや会う人で

着るものってちょっと変わると思います。

それは、洋服でもきものでも同じです。

 

 

洋服で言えばスニーカーとデニムに近いカジュアル感と

ヒールのある靴に上質な素材のジャケットとスカートを

合わせる違いって、ありますよね。

 

普段着だけど、

上質感、オシャレ感が濃い洗練されたきもの。

 

それを「おめかし感のある普段きもの」という

ジャンルで月刊アレコレはカテゴライズしています。

 

ただの普段着ではありません。

「おめかし感のある普段きもの」です。

 

そう、いまや普段着は、普段着という一言で

括れるほど単純ではありません。

様々なタイプ≒カテゴリがあります。

 

その中で、小紋はほかの普段着アイテムより、

クラス感やおめかし感のある、アイテムだといえます。

 

ここで、やっと本題です(笑)。

 

それではもったいない!

 

正絹の、洗練された、小紋を、

「おめかし感のある普段きもの」として、

もっと楽しみたい!

 

今号は、そんな正絹の小紋を特集。

「おめかし感」を楽しむ普段着として、

都会的ななコーディネートとともにお送りしています。

 

アタリ_HO_0660.jpg

 

 

そして!

「きものの引きだし」を連載中の

きくちいまさんが出版記念パーティ―で着た、

小紋にも、訪問着にもなるマジックな小紋を紹介。

パーティーで見つけた

個性的な小紋の着こなしも紹介しています。

 

 

9A5A0903.JPG

 

 

ぜひ手にとってご覧ください。

 

 

 

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2018.02.05 Monday 01:41comments(0)↑ページの先頭へ

着付け時の「動かないこと」と「布の定位置」というハナシ

着付けをするとき、

鏡の前に立った状態から動かずに

手がとどく範囲に使う小物を完全に揃えおくーー

着付け本にも必ず書いてあることなのですが、

この「そろえておきましょう」の一言を通り一遍に

受け止めている方が少なくありません。

 

 

着付け始めてから、「あ、伊達締」「あ、帯板」と

取りに動く方、結構います。

そして「あ、紐が落ちちゃった」と途中でしゃがむこと。

これは避けたほうがいいと思います。

というか、私的には

絶対!といってもいいくらいNGです(笑)。

 

ワタシが教える編集さんのお友達などには

鬼のように注意します(笑)。

 

なぜかーーー


せっかく正面を向いて、

(自分的には)正しい位置におさまったはずが、

  腕を持ち上げる

  振り返る

  かがむ 等々

上記の動作をすることで、

布が動きに影響を受けて動くからです。

 

つまりーー

 

着付けは空気を抜いて体に添わせるようして

着ていきますよね。

 

(現代の着付けは)ふわっと着るものではありません。

 

ちょっと語弊がありますが、布の余裕がなければ、

動いた方に布が引っ張られるのは当然の原理です。

つまり本来、おさまった位置から布が動くことになります。

 

……と、ここで、

 

すごく細かくてレベルの高い話だわ〜

まだまだ初心者のワタシはそこまでじゃないから(関係ない)

その差がわからないから参考にできないかも

 

とお思いのかた、いるかもしれません。

 

おっしゃる通り、確かに

手順や紐の使い方ならともかく 

かがむな、歩くな、動くな(笑)^^;

 

そもそも着付けって、そこまで面倒くさいものなの?

手順通りに着付けて、着られたら、それで良くない?

 

はい、いいと思います。

全然、問題ないと思います(笑)。

 

ただただ、ワタシが着付けオタクなのと(笑)

理論はおいておいても、

とりあえず着付けのときは

「動かない」ほうが絶対いいですよ

ということは有益な情報だと思うので、

一応、その根拠を挙げたということです。

 

根拠というか、理由をもう少し挙げるとーー

 

先程、最初におさまった布目が

体の動きと一緒にずれるといいました。

 

そのまま、紐(伊達締)をかけて

“収まった”布は、そこが“定位置”になります。

 

(ただその定位置が、極端に歪みがある不自然な方向へ

引っ張った場合は、それはそれで紐をかけても

戻ろうとする力は働きます。

つまりそこが布の“定位置”じゃないからです。

わかりやすくいうと、極端に身幅が狭い時などです)

 

 

これは、誰でも必ず、覚えがあると思うのですが……

着付け終わってから衿が左右対象でないとき、

片方だけを引っ張りますよね。

一瞬、直ります。

でも、すぐ着た時の非対称に戻りますよね。

結局、1日中同じ動作をしているという(笑)。

 

 

ここで、ワタクシのダメな例を(笑)。

人様を挙げるわけにはいかないので、

自分のから探しました(笑)。

 

おはしょりや裾もあるのですが、

分かりやすい衿元で。

 

IMG_3073のコピー.JPG

 

↑衿が左右非対称。

 

きものは襦袢の上においていくというのが

よくわかる例だと思います。

襦袢の段階で非対称だと、きものも歪みます。

正面左と同じように衿ときものを重ねたいと思い、

かぶせても、ひっぱっても、無理なヤツです(笑)。

 

これは最初におさまった位置に

布が戻ろうとするからです。

一枚の布なので、つながる前後左右との流れがあります。

そこだけを引っ張ること、引っ込むませることができないのです。


例えて言えば、軽く張った一枚の布を

真ん中だけ引っ張って向きを変えることが

できないのと一緒です。

 

 

 

↓もっとダメな例(恥 (笑)

これは一昨年? 去年? のお正月だと思います。

 

 

IMG_3813.JPG

 

衿も浮いています。

体の向きが斜めですが、

それを別にしても完全に上前の半衿が多い。

そしてきものの衿をかぶせて均等にしようとしても、

みておわかりの通り、布目が通っているのがわかりますよね。

これはもう動かない。

 

 

ちょっと理屈っぽくなりましたが、

これ、分かる人にはとても有益な情報だと思います(笑)。

 

要は、

「使うものはすべて揃えて、

キチンと手がとどく範囲で、

とりやすいところにおいてから、

着付けを始めたほうがいいですよ」

 

ということです。

椅子の背に紐をかけておくとか、

箪笥の引き出しをひいて乗せておくとか、

ベッドの上でもいいかもしれません。

 

そして、

「着付けを始めたら、鏡を正面にみて、顔や首を動かしたり、

腕を持ち上げたりはしないでくださいね」

 

ということです。

 

↓口直しに(笑)……ちょっとあつかましいでしょうか^^;

すっきりした衿元ということで(笑)。

これは保多織。木綿です。

 

 

IMG_5800.JPG

 

 

 

 

 

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2018.01.25 Thursday 22:13comments(0)↑ページの先頭へ

大人の赤、春の小紋ー月刊アレコレの次号は小紋特集

月刊アレコレが大人を特集したり

表紙コーディネートで一見正統的なコーディネートに

帯締を一筋合わせたりして

年代を超えたおしゃれな赤

提案してきました

 

147表紙.jpg

 

 


 

我田引水かもしれませんが

しかしほんとにここ1年ちょっと

帯締帯揚を使方が多いと感じています


 

次号は小紋特集」。

取材も兼ねてきくちいまさん

おとなときめきふだん着物

出版記念パーティに伺いました


 

 

参加者かたも取材しました

次号小紋特集ですてきな参加者をご紹介しますが

すてきだと思って取材した方は

帯締が赤だったかたが多かったです

でもスタイルはまったく別

ちょっとれしくなりました

 

 

↓はんなり系The小紋

 

 

 

↓個性派小紋

 

9A5A1191のコピー.JPG

 

 

↓モダン派小紋

 

9A5A0994のコピー.JPG

 

 

 

 

次号はきくちいまさんがパーティで着た

「訪問着にもなる小紋」「小紋にもなる訪問着」という、

マジックな小紋! もご紹介します。

 

お楽しみに〜。

 

 

 

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2018.01.24 Wednesday 22:33comments(0)↑ページの先頭へ

腰紐を五角形にたたむ(たたみ方)

先に腰紐についての投稿をしました。

ここでついでに五角形のたたみ方を紹介しておきます。

多少、人によって違いはあるかもしれません。

 

 

1)まずは半分にして、端からたたんでいきます。

 

端からたたむのは、最後に半分に折ったワの部分がくると、

使うときにちょうど半分の位置をつかむことができるからです。

 

 

 

最初の1〜3折りがポイント。

2)↓左上の青丸の部分を紐の真ん中にくるように折ります。

 

IMG_3285 2.JPG

 

 

2)を折った状態。↓ 

3)次は右上の黒丸の角が紐の真ん中にくるように折ります。

 

IMG_3286.JPG

 

 

4)の右上の黒丸の角を折った状態。↓

5)辺ができるので、左上の黄緑色の辺を下に折ります。

 

IMG_3287 2.JPG

 

 

 

6)黄緑色の辺を折った状態。↓

 

IMG_3288.JPG

 

 

7)あとは左右上にできる辺を交互に折っていきます。

最後の方はワになりますね。↓

 

IMG_3292.JPG

 

 

 

8)最後のワの部分は、挟み込みます。↓

 

IMG_3293.JPG

 

 

 

完成↓

 

IMG_3294.JPG

 

 

 

 

使うときに挟み込んだ部分を引き出して、指を入れると、

ちょうど真ん中を持つことができます。↓

 

IMG_3300.JPG

 

 

 

 

2018.01.18 Thursday 18:00comments(0)↑ページの先頭へ

腰紐、侮るなかれ。これがオススメの腰紐。

腰紐、何を使っていますか?

 

モスリン、綿、きんち(絹)、ゴムベルト……。

いろいろあります。

 

使いやすければ、なんでもいいと思います。

ただ、何を持って「使いやすいの?」

そこがわからないと、ちょっと迷いますよね。

 

こんなことを書いているのは、

編集者やクリエイター系の、超初心者の友人たちに

着付けを教えていて、感じたことなのです……。

 

 

ということで、今日のテーマは、 腰紐です。

 

IMG_3292.JPG

 

 

初心者でも、着付けの道具は

山盛り持ってくる人が多いのです。

 

その中身は、

“家にある”“歴代”の(笑)、着付けグッズです。

 

歴代———そうなんです、お母さんだけでなく、叔母さん、

お祖母ちゃんのものまで揃っています(笑)。

 

本人も何がなんだかわからないけど、

「きもの」といえば「我が家では皆、これ」を使うとばかり、

歴代アイテムをまとめて保管しているお家が多いのです(笑)。

 

 

腰紐は、モスリンもあれば、昔ながらのピンクのポリ紐もあり。

また、スマホの充電器のコードより

細い紐がついている帯枕とか(笑)。

ストッキングで包まれた小さな帯枕とか。

ヒコーキと呼ばれるお太鼓を作るときの

便利グッズとして売られた道具とかとか。

(持ってきている本人は使い方がわからずww)

 

いえ、それが悪いというわけではないのですが、

これから、きものを普段着として楽しみたいというのであれば、

着付け道具も、ちょっと吟味したほうがいいのです。

 

吟味といいましたが、特別な道具を揃えることはありません。

普通のものでいいのですが、

結構、上記のような“普通じゃない”(笑)ものを

持ってくる人も多いのです。

 

では、腰紐の良し悪しは?

 

あ、良し悪しと言いましたが、

これは、ワタクシ編集人が考える基準であって、

中にはまったく違う考え方をする方もいると思います。

 

例えば、ポリはすべるのと、締りがよくないので、

私は勧めないのですが、

ポリでも“素材”や“織り”の種類によっては

滑らないものもあると言われたことがあります。

 

編集人の不見識もあって、

そういう腰紐は使ったことがないのですが、

そこは、各人で違うので、

ひとつの参考としていただければと思います。

 

で、私の選ぶ基準ですが、そう大した基準ではありません。

 

  • 素材で言えば、モスリンか綿。(入手しやすいのと、摩擦があるので生地をしっかり留めてくれる)
  • 適度な幅があるもの。(胸紐として使う場合は幅広がお勧め。腰紐使いは多少細めでも) 
  • シワがないもの(これは使う人の管理の範疇になりますね。五角形にたたんで保管しておくとシワがとれます)

 

  ↓

適度な幅があるものといいましたが、

特に幅広である必要はありません。

普通程度に幅があるものでいいと思います。

胸紐でなく腰紐に使うなら細めでもOKです。

左から2番目の細い紐はたかはしきもの工房の「腰紐専用に使う腰ひも」。

だから細め。これくらい細いと五角形たたみはできないので折るだけで。

 

身丈が短いきものは、幅広の腰紐だと尺を“喰う”ので、

細めの紐を使うことで多少、長さを出すことができます。

 

 

IMG_3308.jpg

 

 

このシワシワ、これは✖↓^^;

編集部にあった(汗)

 

IMG_3303.jpg

 

 

基本、紐類は“面”で留めるように体に当てると楽なのと、

“摩擦”で生地をしっかり留めてくれます。

用途によって使い分けるといいと思います。

 

ただ、細いと丸まって縄状になりやすいのでアイロンが必要になることも。

細いものは五角形にたたみにくい。コロンと団子になってしまいます^^;

適度な幅がある方が、五角形にたたみやすい。

(→18日に画像入りで腰ひもの五角形のたたみ方、解説アップします)

人によっては三角たたみをする人もいます。

 

 

IMG_3310.jpg

 

 

さて、で、私は腰紐に何を使っているかというと、

モスリンや綿も使いますが、実はスタンダードは違います(笑)。

上記では一般的な、誰でも持っているものでオススメをしました。

 

 

 腰紐 → きんち(絹の楊柳)を自分の使いやすい長さに切って使っています 

 胸紐 → 伊達締を使います(しっかりした博多織)

 

フォーマル系の重いきものや、着丈が長めのきものは

腰紐と伊達締以外に、さらに腰紐を使うことがあります。

(ただ普段、私は腰紐1本で着るので、

それ以外の腰紐、胸紐、伊達締は通常、長襦袢にも使いません)

 

さて、“きんち”って何?

上にも書いてありますが、絹地→きんちと呼ばれる絹の楊柳です。

実は、これは使う時、丸まって

先程言った“面”にはなりません。

 

キンチ腰紐.jpg

 

 

しかし、何がいいと言って(私の場合です)

絹特有のしなやかさと、

体熱が伝わると体と一体化する

絹の特性と言い切っていいのか…わかりませんが、

丸まっても“異物感”が薄くなるのです。

 

この「体熱が伝わると体と一体化する」という特長を、

私は笹島寿美先生から伺って、

それ以来、キンチを使っています。

 

実は以前、絹の腰紐を使ったことがあります。

ところが、すぐに擦り切れてしまったのです。

今にして思えば、ペラペラの生地だったなあと思います。

それでも腰紐1本の値段にしては1300円と安くない。

なんでも試してと思って、検証した結果、

✖だった腰紐です。

 

しかし、いま使っているキンチはそこまで弱くありません。

弱くないといったのは、

丈夫さではモスリンや綿の方が長持ちすると思います。

紹介した画像のものを使っていますが、

もう少ししっかりした生地のものがあればなあと思っています。

 

 

笹島先生は、市販されていない、

一見すると帯揚のような(ほんとなんです)、

ボリュームがある(ように見える)絹地を

腰紐に使っていらっしゃいました。

そのときに、厚ぼったくないですか!?と

失礼ながら伺ったら、先の説明をしてくださったのです。

 

「絹はね、(体)熱が伝わると体と一体化するのよ。

そして私はこれがいいのよ」

 

それは特別に織り屋さんから取り寄せているものとのこと。

私は入手しやすいもので使っています。

 

そして、私には長いので、ハサミでジョキッと切って、

自分に扱いやすい長さにして使っています。

キンチはハサミで切ったままでもほつれません。

 

腰紐の長さって、結構大事です。

無用に長いとゴロゴロするし、処理に手間取る。

 

私はいわゆる蝶結びにはしません。

“衣紋結び”風な結び方をした紐を、左右に交差して挟み込みます。

 

“衣紋結び”は男物の袴でも使われることがあります。

ここでは画像がないのですが、

前でひと結び→上にきている紐を、一巻目の紐と一緒に下からくぐらせて上にだし→左右の紐を入れ換えて交差させ挟み込む。(※本来は交差させずに蝶結び等にするのが衣紋結び)

 

キンチは蝶結びでも体のなかに収まってくれますが、

モスリンや綿で、長さがあるものをお腹で蝶結びにすると、

場合によってはポコッとおはしょりの上から

出っ張ってしまうので、結ばないようにしています。

その習慣もあって、キンチも同様にしています。

 

ただ、人それぞれ。

自分が不安に思いながら使うのはよろしくないので、

安心できる要素(長さや結び方)は

自分のやり方をそう排除しなくてもいいと思います。

 

ということで、使い勝手のいい素材、長さ(→結構重要)を

検討してみて下さい。

 

 

ただ、ただ、ですね、

いま腰紐を選ぶ話をしていますが、これは自分で着る場合。

着付けをしてあげる場合は、あるものでやるしかない。

 

そしてプロは紐がなんであれ、プロの仕事をするものです。

 

 

ここで、私の自慢になる経験をひとつ。

弘法は筆を選ばず の話です。

 

その笹島寿美先生の取材のときに、

先生から、腰紐を締めてもらったことがあります。

 

着付けというのではなく、インタビューの流れから、

「腰紐、あります?」と笹島先生。

その辺にある、ごく普通のモスリンの腰紐をお渡ししました。

 

先生がきものを着ている私に、

きものの上から腰紐の位置に重ねて結んでくださったのです。

 

これがね! 

 

ほんとうに、驚き!ですよ!

 

ぜんっぜん!違うのです!

 

何がって、どういったらいいのでしょうか。

いままでにも話したり、書いたりしてきましたが、

なんとも説明しがたい、不思議な締まり感。

不思議なというのは、いままでに体感したことがない

腰紐の感覚だったからです。

気持ちいい!のです。

 

先生の『骨格着付け』の話題からだったのですが、

瞬時にきっちり腰骨と第四腰椎を仕留めて、


隙なく下半身のきものを捉える、


紐がしなやかな生き物みたいに目覚めた感覚でした。

 
私が使う紐と同じ紐と思えませんでした。

 


 
それから数日間、自分であの感覚を再現しようと思うけど、得られない。^^;


「紐がしなやかな生き物みたいに目覚めた感覚」と書きましたが、


先生の(入れた)腰紐が、名工の太刀だとすると、


私の腰紐は刃こぼれして錆びた鈍刀(なまくら)。


大げさに聞こえるかもしれませんが、

ほんとにそういう「切れ」のある、気持ちの良い締まり方だったのです!

同じ腰紐を使っているのに!

 

「力」ではありません。そのときで、先生、御年78歳です。

 

笹島先生の特集をしたときにこのことを書きました。

デザイナーさん(男性)が、これを読んで、

「なんか、すごい。どういう感覚なのかものすごく興味がある」と

興奮したのでした(笑)。

 

というお話が今日の最後のエピソード。

つまり、「弘法は筆を選ばず」。

 

でも私たちは、とりあえず、最低限は選んだほうがいいというお話でした〜(笑)。

 

 

 

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2018.01.16 Tuesday 00:28comments(0)↑ページの先頭へ

5通り使える長尺三分紐「カンタービレ」15%OFFセール開始!

寒いですね〜(
風邪、ひいていませんか?

手洗い・うがい怠りなく(笑)。


さて、月刊アレコレオリジナルの

「5通り使える長尺三分紐 カンタービレ」

本日22:00より、初のOFFセール開始します。 

15%OFF

在庫限りの4色です。

写真の上にある、左から

スカイブルー(在庫3本)、ラベンダー(2本)、グレー(1本)、ピーチ(4本)限定です。

(ほかの色は売り切れです)

 

 

カンタービレ4色.jpg

 


製作は、あの日本橋龍工房においした本格帯締です。

さて、なぜ5通り?
まず、

  • リバシブルで 
  • 尺なので留有りOK 

 

 これで4通り。

写真はカワイイ、ピーチの両面を使ったもの。

 

 

カンタービレピーチ1.jpg

 

 

カンタービレピーチ2.jpg

 


そして背中でねじって使えば水引。

(大きめの帯留なら内側で捻って水引にすることも可能です)


水引は左右う色になるものを言います。


あの祝袋の白水引の、水引ですね。

これが水引仕です。こちらはカンタビレラベンダ

これで5通り、使えますね。

 

カンタービレ水引.jpg

 

 

そして特筆すべき長所がっ! まだあります!

 

最近ちょっと太ったかしらー? 

帯締が足りない気がするわ〜。

ダイエットしなきゃ〜! 

と最近(万年?ww)思っているアナタ。

 

 

普通の帯締はまだしも、

三分紐はもとが短いので危うい!ですよね。

 

でもこの「カンタービレ」は元々が、

帯留なしでも使えるように長尺です。

 

なので、ふくよかさんでも心ゆくまで帯留を

お楽しみいただけますことよ(笑)。

 

そしてもうひとつ。

これは帯締としての根本的な機能。


ある意味、ここが一番の売りだと思っています。

 

そもそも帯締は、帯を止めるツールです。

帯締が必要ない半幅帯に飾りでするのならいいのですが、

名古屋帯や、はたまたあの重い袋帯だって、

帯締として生まれたからには、

押さえなければならない宿命を背負っているのです(笑)。

 

 

ところで、いい帯締の条件とは何か?

それはもちろん、締りがいいこと。 

では、締りのいい帯締とは具体的に? 

 

 

それは「伸びること」です。


これだけだとちょっと誤解がありますね。

つけ加えると「伸びて元に戻る」帯締です。

どういうことかといいますとーー

締めるときは柔軟に伸びる。

そして元に戻ろうとするので、しっかり締まる。

というわけです。

 

そして、使って一晩、箪笥で寝かせておくと、

翌日にはきちんと戻っている、そんな帯締が良い帯締です。

これは龍工房の福田社長から何度となく伺っているお話。

実際、真新しい商品の帯締でも、

「編集長、見てください」とぎゅーっと引っ張ってみせてくれます。

ほんとうに伸びます。

大丈夫?? 

「全然大丈夫です」「いい帯締とは伸びて、元に戻るんです」と社長。

つまり、伸長力と復元力があるのです。

 

「でぶで着物倶楽部」という、ふくよかさんのきもの好きな会が、

スタジオ アレコレを会場に何回かイベントをしたことがあります。

「太めさんのための(大きい)サイズ」についても

話題に出たことがあります。

 

その際の驚愕映像!……はここではご紹介できないのですが(笑)、

会長である兵庫県赤穂市のだるまや呉服店の女将が、

「ちょっとお行儀が悪くてごめんなさいね」と前置きしてから、

1本の帯締をかかとで踏んでから、

なんとエキスパンダーのようにぐいーーーーっと

肩に背負うように引っ張ったのです。

 

「これで2〜3cm伸びるんですよ」「私たちにはこの2〜3cm大事なの」。

皆、「おおおおおおおおお〜〜〜」

 

ということで、何度も言いますが、いい帯締は伸びるのです。

そして戻るのです。(チカラづくで伸ばすことはおすすめしませんが(^_^;)

 

で、話を三分紐「カンタービレ」に戻しますと、

「カンタービレ」もまさに、伸びてしっかり締まる組紐なのです。

(ここはあえて三分紐でなく、組紐と言いたい!)

 

他をくさすわけではありませんが、


よくあるお安くて締まりが悪く、すぐ緩んでくる三分紐とは絶対違います。


その差は、結んだときの柔軟な伸び具合で明らか。
 
いい帯締は伸びるのです。


(全てではありません。組み方によって伸びないけれど

しなやかでしっかり締まるという帯締はあります。鎧組など)


半幅帯などに飾りで使うなら問題ないと思いますが、

実際、帯を留めるとなったら、紐としての機能は譲れません。

 

カンタービレは、はっきり言って袋帯も大丈夫です。

 

因みに「袋帯に三分紐って、使っていいんですか?」

という質問をされたことがあります。

もちろんです。

真珠などの宝飾類の帯留、皆さん、普通に使ってますよね。

真珠と言うからにはある程度あらたまったシーンが想定されます。

紐は三分紐です。

 

またファンが多い、池田重子さん。

「日本のおしゃれ展」はご覧になったかたも多いと思います。

池田コレクションのなかでも

振袖や訪問着に三分紐で帯留を使っています。

 

きものヘビーユーザーの方からも、

「カンタービレはしっかり締まりますね」とお墨付きを頂いています。

 

機能だけでなく、デザインも考えました。

帯留無しで使ってもさみしくないように、

そして帯留を使ったときはジャマをしないように

考えられたデザインです。

無地の三分紐とひと味違う趣があります。

 

このカンタービレ、在庫4色で、

グレーは1本のみとなっています。

写真は両面を使ってみました。↓

お早めに。

 

ご購入はこちらで

 

 

 

カンタービレグレー.jpg

 

 

カンタービレグレー2.jpg

 

 

2018.01.10 Wednesday 16:53comments(0)↑ページの先頭へ

帯揚を2倍楽しむ使い方とアレンジ

最新号の特集は

「“締めつけ感”と“帯揚問題”解決します」

 

手元に届いた読者からは

早速「ガッテン!」「そうだったのかー」という

感想をいただいています。ありがとうございます。

 

 

問題解決は本誌でご覧いただくとして、

今日はその帯揚の使い方のアレンジについてです。

 

きもののコーディネートは、言わずと知れた

きもの、帯、帯締、帯揚で構成されます。

そして、半衿、襦袢、八掛け。

さらに履物(鼻緒)、バッグ、スカーフ等々。

 

きものと帯は二本柱となりますが、

そう簡単にいくつも入手できません。

 

だから、小物=帯締・帯揚・半衿でアレンジするのが、

コーディネートの基本であり、楽しみです。

 

で、今日の帯揚バナシです。

 

■2〜3色染め分けの帯揚は本当に便利か?

最近は、リバーシブルの帯締、特に三分紐では人気です。

帯揚でも最近は、2色染め、3色染めがあり、

好きな方を出して使えるので、

1枚で2枚分、3枚分という触れ込みで人気です。

 

ただ、気を付けなければならないのは、3色染めになると、

色の幅が狭くなる分、なかなか思った色を出しにくいという難点があります。

色と色の間がぼかしになっているとなおさら色の幅が狭い。

↓下は私が持っている、まさにソレです(笑)。

 

 

 

真ん中に帯枕を置くことを考えると、わかりますよね。

やり方やひと工夫で色を出すことは可能ですが、

ちょっと手間がかかります。

枕を使わない銀座結びや、半幅に飾りで使う時はいいと思います。

 

私としては2色が一番使いやすいかなと思っています。

間がぼかしになっていれば、そればそれで使えるので。

 

■水引風帯揚

“水引”、帯締ではときどきありますね。

左右の色が違うものを言います。

祝儀袋など、お祝いで使う紅白の水引から来ているのですが、

そこから、いまは紅白に限らず、左右違う色になるものを

“水引”と言っています。

 

最近、帯揚も“水引”や“水引風”がいいなと思っています。

水引“風”というのは、色の違いというより、

左右の柄の違いということも含めてのことです。

 

↓今号の月刊アレコレのカバーは

お正月を意識して、いつものカバーよりフォーマル感がある

訪問着に袋帯の正統派スタイルです。

 

 

 

 

でも帯揚が水引(左右の色の違い)で、古典的なスタイルより、

ちょっと現代風なテイストになっていると思います。

 

そして、もう一つは、こちらの下の画像↓

実はこの帯揚を購入したとき、畳んである袋の中は、

全面がトラトラっぽい柄だったので、てっきり全面柄だと思って購入しました。

が、帰って開けてみると、半分だけ(苦笑)。

ちゃんと中は確かめましょうね(笑)。

 

でも、それはそれでまた別なおもしろさがなくもない(笑)。

普通に結ぶとこんな感じ。

 

写真(2016-03-30 21.29).jpg

 

 

(これらの写真は以前もアップしたことがあるのですが)

次はこちら。

 

今号では帯揚を結ばない方法もご紹介していますが、

私の場合、その片側だけの柄を出そうと思い、

完全に“一車線”で入れています。

(一車線は私が勝手に名付けている呼び方です(笑) )

 

 

写真(2016-03-30 21.23).jpg

 

 

“一車線”は、片方を引っ張りつつ、

脇の位置まで持っていき挟み込み。

このとき下になる方はやや押し込みがちに。

もう片方を上に重ねるようにして、

同じように反対側の脇まで持っていって端を挟み込むだけです。

 

気をつけたいのは、出すぎ。

この方法は振袖でやることがありますが、

出すぎるとほんとうに振袖みたいになり、

私みたいなオバサンには不格好です(笑)。

柄の効果がでる分量をギリギリ押さえつつ、しっかりチェックしてください。

そこさえ気をつければ、これもおもしろいと思います。

 

左右でうまく柄が出せないときは、“一車線”試してください。

そして、“一車線”で入れたところに、

もう片方の柄なしをちょっとひと工夫して、

結び目風に入れたのがこちら↓

 

 

写真(2016-03-30 12.39).jpg

 

 

2枚めの写真の“一車線”がこの柄を活かしているかなと。

民芸テイストの帯にアソビをトッピングした風になっています。

因みにこのコーディネートは、

結城紬に、(なぜか要尺に足りなかった)琉球絣の反物を帯にしたもの。

この画像は一昨年のものですが、

最近、特集した民芸POPに近いセンを狙って、

あえて同色系で洋服っぽいまとめ方をしたコーディネートです。

 

ということで、使い方をアレンジすると

手持ちの帯揚にちょっとリニューアル感、出ます。お試しください。

 

 

■“色”の見直し、惚れ直し

撮影で使うこともあり、帯揚の色は好みを超えた色揃えになっています。

その中で、写真のこの、なんとも言えない、

茶なのか、黄土色なのか、ドドメ色なのか(笑)という色の帯揚。

結局15年くらいただの一度も、仕事でも私的にも

使うことがなかった帯揚です。

ほかの地味めな色と並べても、さらに地味。

というか、キレイ…には見えませんよね。

 

 

 

 

ところが、15年日の目をみなかったこの帯揚が、

一昨年から急に出世しました(笑)。

 

どういうことかといいますと……、

月刊アレコレ編集人は、「KICCAきものカラーコーディネーター協会」の

理事として、代表理事の能口先生とともに、

カラー講座の立ち上げから関わっています。

 

講師でもある能口先生の色彩理論を学んでいると、

色に対しての先入観がなくなり、どの色も“使える色”に昇格します。

これは受講した方が全員いうことなのですが、

「色域(使える色の範囲)」が広がるからなんですね。

 

私もある日、このダメ子ちゃんだと思っていた帯揚が、

急に!“ゴールド”に見えてきた!のです(笑)。

ゴールドを意識したモダンなコーディネートでは

文字通り、輝くのですよ、この色が(笑)。

 

何が言いたいかというと、

(カラー講座、ぜひ受けてみてくださいというのもそうなのですがw)

ハナから、この色、好きじゃない。

この色、きれいじゃない、もしくは使えないと、

思っている色、ありますよね。帯揚に限りませんが。

ちょっと目線を変えてみるといきなり、お利口なコになります(笑)。

 

ただ自分から切り替えることは確かに難しい。

人から「それ、いいわね」「どこで買ったの?」とか、

新しい知識を入れるなど、外からの刺激が必要かもしれませんが、

ちょっと意識してみると、惚れ直しちゃうアイテム、

きっとあると思います。

 

 

 

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前回の様子はこちら。のブログで。

 

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2018.01.09 Tuesday 20:13comments(0)↑ページの先頭へ

月刊アレコレVol.150発行&花丸なグンゼの肌着について

新年、明けましておめでとうございます。

月刊アレコレ、通巻150号を迎え、

創刊13年目に入りました。

こんな小さな雑誌がここまで続けられるのは、

偏に皆様のおかげです!

ありがとうございます。

 

 

150号といっても、ほそぼそと続ける月刊アレコレですので、

派手な記念号やら、パーティやらはしません(笑)。

150号も校正しているときに、

「あ、150なんだあ〜」と気づいたくらいです(笑)。

 

さて、今号は昨年末にも

特集の内容を取り上げておりますが、(こちら

着付け本には乗っていない、

着はじめてから遭遇する問題点やお悩みを取り上げました。

 

特に、紐の締付けが苦手というかたは

ぜひ参考になさってください!
 

 

さて、お正月、防寒対策はどうしていますか?

いまや、

  • 首の巻物(スヌード、ストール、ファー等)
  • アームウォーマー、長手袋
  • レギンスもしくは足袋下ハイソックスでの重ね履き

 

これらが三種の神器といっていい、きものの防寒グッズです。

一番上には、コート、道行、羽織、大判ストール、マント等々。

昔と違い、必ずしもきもの用でなくても、

代用できるカワイイ防寒具が豊富です。

 

それでもウールやカシミアのきもの用コートは

温かいということで、人気ではあります。

 

で、ワタクシ編集人が使う防寒コートは、

ここ3〜4年はBerry工房さんのフェイクスキンの

ド派手な(笑)オレンジコート。

 

 

 

 

 


「温かい」というからには、私たちはそもそもが、

素材の特長から温かさを期待すると思います。

 

でも、初めてのフェイクスキンのコートを着ての感想。

裏地がしっかりしていれば、風を通しません。

ゆえに、絹の温かさや体温を内部で保ちます。

ゆえに、温かい。

という防寒もあることを知ってほしい。

 

色が目立つこともあり、よく「温かい?」と聞かれます。

そうすると、即座に「温かい」と答えるのは、

ちょっと違うんですよね。

一般的に思う温かさの種類が違うので。

 

汚れも気にしなくていいし、お気に入りですが、

ひとつだけマイナス点があるのは、ポケットがないこと。

 

でも試作だったこともあり、とてもお買い得だったので、

ここは文句が言えません(笑)。

黒やブラウン、マスタードなどもありましたが、

「まさかオレンジが売れるとは思わなかった」ようです(笑)。

もしネットでこういうタイプを購入するなら、

信頼のおけるブランドやショップで購入することをお勧めします。

見た目ちょっと可愛くて安いところは、裏地がなかったり、

かなりへなちょこな裏地を使っていたりする場合があります。

 

やはり現物を見て確認することです。

 

道中着や道行きコートもありますが、

最近はほとんどオレンジコートです。

 

あとは、洋服ブランドの大判ストールや、

ペルーのアルパカとウール混のマント。

 

これらはちゃんと衿ぐりがあって、

肩にストンと乗るので、ズルズルしません。

 

もし大判ストールをコート代わりにするのであれば、

衿ぐりのあるタイプがお勧めです。

もちろん、洋服でも着用できますから。

 

そしてもう一つ。

この季節に活躍する肌着があります。

 

私が愛用している肌着のなかに、グンゼの「快適工房」の

V字七分袖肌着があります。

 

 

 


これが! スグレモノ!
キモノ*スイーツの堀口初音(上方舞舞踊家・山村若静紀)先生から

教えていただいたのが、3〜4年前でしょうか。

先生のブログはこちら

(キモノ*スイーツは講師コース個人レッスンのみで、

現在一般のレッスンは取っていません。詳細はお問い合わせください)

 

このグンゼ「快適工房」は綿の、ごくごくありふれた、

むかーしからある(と思われる)肌着です。

 

  • 綿100% 気持ちいい。
  • 衿首がV字  きものの衿元にちょうどいい。
  • 衿ぐりが適度に抜けている。サイトで外人モデルが着ている後ろ姿は、なんか衿が詰まっていますが、物撮りしている単体の写真を見ていただくとわかるように、ちょうどいい感じで抜けているのです。これは、まだきものを着ている人がいた時代から女性用の肌着を作っていたからではないか、と初音先生はおっしゃっていました。
  • 袖が七分 いい感じに肘を覆ってくれる。肘を覆うか、覆わないかで全然温かさが違います。きもの用の肌着は筒袖で袖口が開いているので寒い。それでいて、野暮ったいほど長くはなく、きものにちょうどいい!
  • 何しろ、安い!

 

 

 

 

先生が「これ、ほんま、すぐれもんやわ〜」と言ってからというもの、

日舞や着付けのお弟子さんたちがこぞって愛用するようになり、

グンゼ愛用女子を「グンジョ」と名付けておりました(笑)。

 

夏は夏対応の肌着を着用しますが、秋冬のきものや洋服にも、

グンゼ、おしゃれじゃないけど(笑)、優秀です。

 

 

(↓以下ブログ追記箇所になります)編集人の下着のこしらえです。

  ・たかはしきもの工房のブラか、涼子(すずこ)+ グンゼ

  • グンゼ + たかはしきもの工房の くノ一麻子
  • グンゼ + 晒(晒についてはちょっとやそっとでは語れないので(笑)、直接トークなどでお話しています。すごいですよ!晒の威力たるや!)

 

大体、上記のパターンに、下半身は以下で、最後に長襦袢。

 

  • ステテコ+足袋下ハイソックス(&足袋) + 裾よけ
  • グンゼ スラックス下 + 裾よけ
  • レギンス + 裾よけ

 

※たかはしきもの工房の肌着はこちらから注文できます。

ただ下着はサイズが重要なので、試着をお勧めします。

試着なさりたい方は、スタジオ アレコレ(編集部)がアンテナショップになっているので、

ご連絡いただいた上でお越しください。もちろん商品もありますよー。

 

 

 

またグンゼのスラックス下は股上が深いので、

お手洗いのときにやや難がありますが、

腿や腰回りがゆったりして圧迫感がなく動きやすい。

長さも好みで選べるし、起毛タイプもあります。

布の摩擦があるスラックス下やレギンスは

必ず裾よけを重ねます。

また長襦袢も傷みにくい(着る頻度が高いとこれが結構影響します)。

 

(↑ここまでが追記です。

 

 

UNIQLOのヒートテックも一通り試し、

着ているものもあるのですが、

ラクなストレッチ素材……のはずが、この伸びが、

逆に締めつけ感につながります。これ、わかるでしょうか?

これが苦手で、肩が凝るし、体が疲れるのです。

 

ということで、お年頃になると(笑)、

縫製の良し悪しや、素材の違いでの影響を、

残念ながら、感じやすくなります(笑)。

 

 

これはきものの仕立ても共通します。

手縫いとミシン縫いの違い。一長一短ではあります。

しかし、手縫いのほうが体が疲れにくい。なぜか。

これらは、また別の機会にお話します。

 

今日も、最新号出ましたの告知から、

グンゼの肌着へ行ってしまいました(笑)。

 

こんな寄り道ブログですが、今年もよろしくお願いします!

 

 

 

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(3/10 ・ 3/11両日とも同じ内容になります)
前回の様子はこちら。のブログで。

 

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2018.01.05 Friday 19:48comments(0)↑ページの先頭へ

2018年、新年のご挨拶と、鶴の白生地の誂え染め

2018年、明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いします。

 

戌年。

ということで、誠にもって恐縮ですが、

編集人の愛犬に働いてもらい、

年賀写真撮りをしました。

 

12年に1度くらいは

働いてもらおうということです(笑)。

 

IMG_6748_bのコピー.jpg

 

ご挨拶に着たきものは、

昨年、デッドストックの白生地から

染めた洒落紋付きの無地です。

 

白生地から染める自分のきもの。

無地染めなら、そこまでハードルが高くなく、

自分だけの一枚を作ることができます。

 

参考までに、このきものについてちょっとお話しますね。

 

ちょっといいながら、長めです(笑)。

実はものすごい、あり得ないミスをしたきものなのです。(^_^;)

 

きものは、元は婚礼用の緞子の白生地。

先に説明の通り、デッドストックのものと遭遇しました。

いまはもうない、「聚楽」という会社の、

どっしりした、そして緞子ならではの、

しっとり、ヌメリとしたテクスチャーがあります。

 

地紋が、ウフフフの「鶴」!
鶴です。鶴。 

言葉だけで聞くと、鶴の地紋の白生地。

自分用に染めようとは思いませんよね(笑)。

実際、婚礼用であって、オバちゃんようではありません(笑)。

 

IMG_2264.JPG

 

でも、なんていうのでしょうか。

いまだから、いまだから、

この“鶴”のクラシックさが、

新鮮でおしゃれに感じるのです。

自分で言うのもナンですが(笑)。

 

しかし、自白すると(笑)、

これは怪我の功名というヤツです。

 

実は、手元にあったデッドストックの白生地は

地紋が2種類ありました。

孔雀と、鶴。

 

孔雀は鶴に比べるとかなり大きな柄になります。

前身頃にその孔雀が来るように仕立てたら、

カッコいいだろうなと、迷わず、

選んだのは、孔雀でした。

 

先には、いかにも偉そうに、

クラシックでおしゃれ、と言いましたが、

さすがに“婚礼の鶴”を

即、選ぼうとは思いませんでした、普通です(笑)。

 

そうなんです、ワタクシは

 

“鶴”ではなく、“孔雀”を選んだ!

 

…………………はずだったのに。

 

「では、この色でお願いしますー♪」と、

色を決めて、染め屋さんに白生地を手渡しました。

 

 

そして、仕立て上がってきました。

 

きものが入っている、たとう紙の白さ、真新しさ。いいですねー。

ほんと、この瞬間がワクワクしますよね。

開けて、ごたいめーん! したら、

 

は…………………????(最初、意味がわからず)

 

 

え? え!? え、え、えー!?(状況を分析)

 

 

はあああああああーーーっ!?!?!?(状況を把握)

 

頼んだ白生地、孔雀のつもりが………間違えて鶴を出していた…のです。orz

 

この後は早送りします(笑)。

 

が、びっくりしたのは最初だけで、

すぐに立ち直りました(笑)。

鶴が孔雀に勝利していたのです。ステキな出来だったのです。

ほんとうに。やせ我慢ではなく(笑)。

 

これが、まさに怪我の功名。

孔雀より柄が小さめに(といってもそれなりの大きさです)

入っていた鶴は、緞子の無地染めのなかで、

くっきり浮かんで、とてもとても、

ある意味、斬新とも言える、

エッジが効いた効果が出ていたのです。

 

しかも、細身で小柄はワタクシには、

これくらいの大きさの柄が結果オーライだったという、

正の(負じゃなく)副産物が重なり、

かなり自慢の一枚になったのでした。

 

 

そして、洒落紋は繍い紋。

「月刊アレコレ」のマークの“筆紋”。

筆紋は、載っている紋帳もありますが、

乗っていない紋帳も多い珍しい紋です。

 

8本の筆が放射状に並んだ、

一見、船の舵にも見えるかたちです。

 

IMG_2461.JPG

 

 

筆ということで、=ペン。

紙媒体、編集、メディアのシンボルです。

 

そして、舵にみえるかたちは、

きものの未来へ漕ぎ出す意、

その未来への指針となる意、

が、込められています。

 

 

ちょっと説明が前後しますが、

この無地はKICCA(きものカラーコーディネーター協会)の

周年パーティで着るために誂えたものです。

ワタクシはKICCAの代表理事の能口先生とともに

理事を努めています。

 

なので、セミフォーマル風味を出しつつ、

パーティに合わせて「色」にこだわり、

ありきたりではなく、おしゃれだなと

思える仕上がりにしたかったのです。

 

そのためのポイントが、

  • 洒落紋
  • そして、袂を長めにすることです。

 

きものがまだ普段着で生活着だった戦前までは、

普段着だからこそ、お出かけ着との差を付けていました。

昔の言い方をすると「よそいき」ですね。

 

それぞれの暮らしのレベルなりですが、

絹物、柔らかもの、上質な生地など、素材の違いと、

もう一つは、裄や袂がやや長めというものでした。

袖丈は好みや身長で多少の違いがありますが、

襦袢もよそいき用に合わせて用意しています。

 

しかし、きものを着ることが少なくなった現代では

1枚の襦袢ですべてのきものに合わせられるように、

袖丈を同じにするようになっています。

 

いま標準となっている1尺3寸(約49cm)は

普段着に合わせるというより、よそ行きに合わせての袖丈です。

 

たまに、おばあちゃまの箪笥に入っている、

普段着的な織物(紬や木綿やウール)で、

袂が短か目のもの、ありますよね。

身長の違いもありますが、

普段着だからという理由が大きいと思います。

 

いまは襦袢まで用意することは少なく、

1枚の襦袢で、すべてのきものにあわせられるように、

袂を同じ長さに揃えるようになりました。

 

最近はよそいきというより、背の高いかたが多いので、

バランスがいいように、1尺3寸より長めの袂を

勧められることがあると思います。

 

私も袖丈はすべて1尺3寸です。

小柄なのでもう少し短くてもいいのですが、

襦袢が不便なので揃えています。

 

その代わり、普段着は袖の丸みを大きめにしています。

なぜか? 

袖の丸みに関しては、別の機会にお話したいと思いますが、

この丸みにまた意味があるんです。(^^)

 

 

話を写真のきものの、「袖丈長め」に戻しますと、

フォーマル感というより、ちょっとおめかし感を割増にしたかったので、

袖丈を1尺5寸(約56.7cm)にしました。

 

しかし、問題が。

 

そうです。襦袢です。

そこで、今回はきものに合わせて、八掛けと

 “うそつき袖” を一緒に袖も染めてもらい、

直接きものに取り付けてもらいました。

 

白生地がたっぷりの四丈(よじょう)ものだったので、

八掛けを染めて、かつ長め袖も足りました。

(※四丈(よじょう)もの=共八掛けが取れる要尺。現在は四丈ものとはいっても四丈以上長さがあるものが多い)

 

襦袢は筒袖の半襦袢を着用、下は柄物の裾よけです。

 

アンテイークが好きなかたは、襦袢の袖丈に悩むと思います。

器用なかたなら、ご自分で取り付けることもできそうです。

ワタクシはできませんので、プロに頼みますけど(笑)。

 

こうして、唯一無二の、自分の無地が完成したのです。

 

ところで、袂の長さに年代は関係ないの?

という疑問があるかと思います。

 

長い袂は未婚者の印で、

既婚者は「袖を振る」ことをやめるために、袖を留める。

と言われています。

「揺れる袂」は女心の象徴として捉えられているからです。

袂には魂が入っているんですね。

 

しかし、ここ5〜6年は、大人の振袖を楽しむ人も結構います。

正式な席ではなく、おしゃれや楽しみとして着る振袖です。

着るものがファッションと考えたら、全然問題ないと思っています。

似合うかに合わないかというのは別として(笑)。

袂の長さだけでなく、色柄の問題もありますからね。

 

ワタクシとしては、自分にまあまあいい「長さ」の限界を(笑)、

1尺5寸としたというわけです。

 

最後に。

白生地のデッドストックは掘り出し物があります。

いまでは織れない昭和のいい生地があるからです。

今回の緞子の生地も、ほんとうにしっかりしたいい生地でした。

 

シミやカビが出ていなければ、そして濃いめの色に染めるなら、

そのまま使えることが多いです。

 

薄い色だと、絹特有の黄ばみが出ていると、色に影響がでますから、

お店のかたと相談してください。

 

デメリットは、古いものは反幅が狭いこと。

まあまあ、8割方は大丈夫だと思いますが、

165cm以上のかただと、こちらも相談してくださいね。

 

本日も、新年のごあいさつと言いながら、

長々とした白生地の話になりました。

改めまして、本年もよろしくお願いします。

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創刊13年目になる月刊アレコレのスローガンは

「袂に知恵と工夫、自分サイズのきものをたのしもう」

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2018.01.02 Tuesday 16:56comments(0)↑ページの先頭へ

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