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きもの情報誌『月刊アレコレ』編集長のきものと締め切りの日々。

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月刊アレコレ最新号は、「しゃれ黒羽織特集」!

月刊アレコレvol.137、発行しました。

 

 

特集は

「しゃれ黒羽織が来た!——きもの4枚分の価値があるしゃれ黒羽織」。

前にも予告編的にこちらのブログでもお知らせしています。

 

なぜ黒羽織なの? 普段着ですって!? 

しかも「しゃれ黒羽織」ってなに?

 

というかたのために、月刊アレコレ的根拠を述べております(笑)。

ぜひ、こちらもご覧ください。

 

いちおう、しゃれ黒羽織の定義をご紹介しておくと、

おしゃれで着る黒羽織、

またはおしゃれ用に作った黒羽織を

月刊アレコレでは「しゃれ黒羽織」とネーミングして、

7〜8年前から、提案しています。

 

そして、今回の内容をちらりとご紹介。

「きもの4枚分」の価値のしゃれ黒羽織。

本誌では4タイプのきものでコーディネートをして提案しています。

とにかく、苦手な、これどうやってきたらいい?なきものが、

すんばらしい(笑)おきものに

変身するのでございますよ♪

 

■歳時記を楽しむきもの。

しゃれ黒羽織のクラシックで上品な佇まいは、

日本の歳時記にあわせた着こなしにピッタリ。

今号では「お正月コーデ」で紹介しています。

節分や、桃の節供、秋冬なら重陽の節句、顔見世歌舞伎、お酉さま等々。

ヘンな言い方ですが、

  日本人が、あそび心をもって味わう「日本人気分」

の装いです。

そして!! 特筆すべきは! この歳時記の雰囲気に! 

あの!(←しつこい(^_^;)

昭和なオレンジが素晴らしくマッチするのでございますよー。

 

当時、母親という生き物は、

娘には柄の中にオレンジ色があり、

八掛はオレンジのぼかしをつけたがったものです(苦笑)。

いまや、どうにもこうにも着にくい昭和オレンジな小紋が、

しゃれ黒羽織とあわせると、

もう!ほんとうにステキになっちゃうんです(涙)。

こちらもぜひ、本誌でみてください!

眼鏡で、髪をひっつめて、ちょっとジミーな事務系女子が、

髪をおろして、眼鏡を外したら

いきなりキュートでセクスィー(笑)な美女に

大変身したみたいな(笑)。

でもそんな感じですよ〜。(≧∇≦)

 

■洗練カジュアル

民芸調のきものが苦手という方、少なくないですよね。

カジュアルきものでも、ちょっと着こなしが難しい

民芸調の絣や縞格子にしゃれ黒羽織を合わせてみてください。

黄八丈をあわせたらびっくりの可愛さ、洗練度。

 

    ↓この黄八丈にしゃれ黒羽織を着るだけで、

 

 

 

 

どーです!

激しく(笑)カッコよく、かわいくないですか!

 

コレをみて着物好きなカメラマンさんが

「この黄八丈って売り物じゃないんですか?」「違います(^_^;)

「黒羽織ほしいかも」「つくってください(^_^;)」

 

 

■品行方正な大人時間に

なにやらの記念パーティや祝賀会。

あるいは入卒などのシーンは、

相手を慮(おもんばか)った装いが必要です。

無地のきものとしゃれ黒羽織があれば、

小物使いで場の雰囲気にあった、

それでいて自分らしい装いができますよ。

 

_59Q1009.JPG

 

■若い頃の色柄でも黒羽織で引き算ができます

もう無理よね〜という色柄。

母親は娘にはとかく昭和ピンク、昭和オレンジを選びたがるもの。

でもいまとなってはもう着られない……というかたは、

しゃれ黒羽織を合わせてみてください。

きものの分量を減らしてくれるだけではなく、

エッジの効いたしゃれ黒羽織の黒が、

モード系・クール系なイメージを出してくれます。

こちらのコーディネートは

「梅屋」のミックスベリーボーダーとのコーディネートで

紹介しています。めちゃカッコイイですよ!(≧∇≦)

 

 

ところで、このしゃれ黒羽織でいつも出る質問があるので、

Q&Aとしてまとめておきますね。

 

Q. 紋付きを普段着に着るのですか?

A. 基本、紋付きは礼装(または略礼装)に用います。

しかし、「しゃれ黒羽織」は

「装いとして、ファッション」で楽しむ着方として

提案しているので、「紋」もカッコイイ装飾デザインの

ひとつとして見ています。

黒がエッジが効いた今どきらしい

ファッションとして新鮮なんです。

 

Q. でもやはり紋が気になります。

A. 本誌では、子供の背守りのような

「押し絵型」も紹介しており、これは家紋の上に

かがり縫いをして伏せます。

洒落紋の代用として使い分けできます。

詳細は本誌で。

 

Q. 黒羽織は喪服ではないのですか?

A. いえ、違います。略喪として着用することもありますが、

喪服ではなく「紋付き」という呼び名が正しい。

ですから紋付きの黒羽織は晴と褻(ケ)様々な式に着用します。

また黒羽織ではなく、長着のほうの紋付きは宝塚歌劇団の式で、

袴をつけて着用することはよく知られています。

 

Q. 家にある丈の短い黒羽織でも大丈夫ですか。

A. できれば長羽織をオススメしますが、

合わせるきものと体型でバランスがよければいいと思います。

なぜ長羽織かというと、短いとちょっと古い雰囲気が否めないのと、

黒の分量が少なめで、現代の美意識からすると

黒のカッコよさが活かせないからです。

 

 

 

エルメスのスカーフを羽裏に、

バラの刺繍の洒落紋を入れた黒羽織は、

最初から式服としてではなく

「しゃれ黒羽織」として作りました。

 

撮影でお借りした着付け師さんの黒羽織は、最近作ったもの。

法事があり、コレを機会に喪用に色無地を

作ろうかと考えたらしいのですが、

「そうだ! 黒羽織をつくろう!」と思いたち、

一つ紋付きの黒羽織を作ったそうです。

きものは江戸小紋や渋めの小紋でOKです。

そして「しゃれ黒羽織としても着よう!」。

 

これって、新しくないですか?

押し絵型を使えば楽しみも広がります。

一粒で3回おいしいみたいな。

 

他にも同じようにエルメスのスカーフを羽裏に

黒羽織を作ったかたたちも紹介しています。

この方たちは紋なしの、黒羽織として作っています。

 

 

作り方は様々ですが、

「しゃれ黒羽織、カッコイイ!」といういまどき感、

「目からウロコ」とおっしゃる方もいました。

 

ぜひぜひ、新しいこと

きもののおしゃれな事を提案する月刊アレコレ、

ご覧くださいね。

 

 

きもの大好き、きものを実践する編集人がつくる

月刊アレコレは、コーディネートが楽しいきもの雑誌。

着る人の実感と検証をもとに参考になる記事を

お届けしています。

月刊アレコレは書店では売っていません。

年間講読で毎月お届けします。

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「月刊アレコレ自学自習塾」は

「大竹恵理子さんのプロのための着付けブラッシュアップ講座」

「大竹恵理子さんのプロのための着付け強化本コース」

「木越まりさんのきものデザイン講座」

「須田久美子さんの婚礼着付け講座」を開催しております。

また「KICCAきものカラーコーディネーター講座」も

開催しております。

今月、各講座、コースが終了しましたが、

来年の募集も始まりますので、

近々ご案内致します。お見逃しなく!

 

 

2016.12.08 Thursday 17:20comments(0)↑ページの先頭へ

きもので「大人の赤」を使いこなしたら、最高!にカッコイイ!

月刊アレコレvol.137、昨日、無事入稿。

本日校正終了。明日、下版です。

 

特集は

「しゃれ黒羽織が来た!——きもの4枚分の価値があるしゃれ黒羽織」

こちらはお伝えしたいことが

盛りだくさんすぎるので(笑)、

発行になってからまたご案内しますね!

 

今日は、最近の月刊アレコレのコーディネートについてです。

月刊アレコレのコーディネートでは

「赤」を意識して使っています。

もう気づかれたかたもいて、

「最近、赤の小物が多いですね」と言われます。

 

「でも、とてもステキです」

「大人の赤の使い方の参考になりました」という

うれしい感想もいただきました。

 

いままで「赤」を使わなかったかたの、

赤の小物使いを目にするようになってきました。

まさにそこ!が、編集部のネライです。

 

次号もチラ見せしますと、

しゃれ黒羽織のコーディネートで

きもの4枚分といえるアレンジをご紹介しています。

こちらもその一部です。

これのコーディネートはきちんと

意図があってのコーディネートです。

(詳細は次号で!)

 

_59Q1009.JPG

 

実は数年前から「大人の赤」の特集をしたいと

ずっと考えていました。

 

その頃、60歳のかたで、

20代に作ってもらったという

赤い無地系のきものを着ていた知人がいました。

それがほんとうに、おしゃれで、

似合っていてステキだったのです。

変な若作り感は皆無。

眼鏡にベリーショートの雰囲気に見事にマッチしていました。

 

そのときの赤がやや黒っぽい赤で、

八掛に黒を合わせていたのもおしゃれでした。

「当時の母親がよく娘の八掛に黒を選んだものね」と

笑っていました。

その人に似合う赤を見つけたら、

きものがもっと楽しくおしゃれになると感じて

それからずっと「大人の赤」を特集にしたいと

思っていたわけです。

 

で、まずはこちらの2点の写真をみていただけますか。

とても好評だった、135号の表紙リニューアルのときの

コーディネートです。

 

同じ写真ですが、実は違いがあります。

気づかれたかたもいると思います。

そう、帯締の「赤」の色味が違います。

(もしかしたらPCのモニタの関係で

色の違いが感じにくい場合もあるかもしれません)

 

こちらは黄みがある、明るい赤です。

この赤はコーディネートの意図と違う!と

叫ぶ編集人(笑)。ここは絶対妥協なし(^_^;)

カメラのライティングの具合で

本来の色が出ていませんでした。

 

135補正前_9A5A0499.JPG

 

 

 

 

で、修正してもらったのがこちら。

本来の色です。やや黒っぽいこっくりした赤です。

これこれこれっ! 

ワタシはこの赤を合わせたのですよ!(≧∇≦)

 

この、大人のコーディネートで入れる赤は、

絶対黒っぽい赤がステキでしょ?

この赤の入れ方を参考にしたというかたが

何人もいたのです。うれしいです♡

 

もちろん、コーディネートによっては

もっと明るい赤、紫みがある赤がいい場合だってあります。

ひと色違うとまったく印象が変わります。

ここにはこだわりたいと思っています。

 

いまやファッションとしてのきもの・普段着は、

年代を色で分けるとことは少なくなってきました。

実際、40代はもちろん、50〜60代も若い方が多い!

洋服ではもうクリアできている色使いだと思います、

でもきものではまだかなと思います。

こういう方たちが大人の赤を使いこなしたら、

カッコいいと思いませんか!?

 

だからこそ、その若々しい雰囲気が

痛い「若作り感」にならないような

おしゃれな「大人の赤」を

特集したいと考えていたのです。

 

しかし……まずは常々コーディネートで

見ていただいたらいいのではないかという意図の、

最近の「赤い小物」シリーズです(笑)。

 

次号でも、しゃれ黒羽織特集でも、

参考になる「赤」シリーズ、あります。

特に秋冬はこっくりした色や、

暖色系が季節に似合います。

 

月刊アレコレの提案するコーディネートは、

誰でも取り入れることができることを

考慮しつつ、オリジナリティがある

大人カワイイSTYLEをお届けしています。

 

きもの大好き、きものを実践する編集人がつくる

月刊アレコレは、コーディネートが楽しいきもの雑誌。

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また月刊アレコレは「KICCAきものカラーコーディネーター講座」の
運営に携わっています。

色彩総合プロデューサー能口祥子先生が開発した、

従来のカラー講座にはない本格的な知識とスキルを学べるメソッドです。

東京教室はスタジオ アレコレで開催しています。

京都教室はスタジオKICCAを教室として開催。

こちらの講座は4期生募集中です。

詳細なこちらのHPから。KICCAのサイトへ飛びます。

2016.11.28 Monday 22:08comments(0)↑ページの先頭へ

しゃれ黒羽織があれば、きもの4枚分の価値あり!

ただいま、次号「月刊アレコレ」、

鋭意制作中。

 

で、次号の特集。

「しゃれ黒羽織が来た!」

 

そう、来たんです。来ているんです。

 

しゃれ黒羽織!

え? それなに? なかたも、いますよね。

 

しゃれ黒羽織は! 

はい、いわゆる黒羽織です。

はい、そこ、がっかりしないでくださいね(笑)。

 

黒羽織は、紋付きの黒羽織

つまり略礼装として着る、あの黒羽織です。

 

 

祝儀・不祝儀で、一張羅さえなくても、

この紋付きの黒羽織を羽織れば、

天狗の箕のように、姿を消せる…じゃなくて(笑)

下に着ているきものが紬だろうが、木綿だろうが、

略礼装になり、その場へ顔を出せるという

超便利な、免罪符。

 

江戸時代は、貧しい農村や長屋では、

誰かが持っているものを借りて、

ほぼ共有状態で間に合わせたと言います。

 

この辺りを掘り始めるとまたまた

とてつもない横穴を掘ってしまうので(笑)

今日は割愛します。(残念ww)

 

で、その黒羽織を略礼装としてだけではなく、

普段に着ましょうという提案です。

 

え!? 

 

と、ここで怯(ひる)むことなかれ(笑)。

 

この、おしゃれで着る黒羽織、

またはおしゃれ用に作った黒羽織を

月刊アレコレでは「しゃれ黒羽織」とネーミングして、

7〜8年前から、提案しているのですよ。

 

いままでにも2回紹介しています。

今回3回目。

ここへきてまた問い合わせが増えたからです(^^)

なので今回は本格的に特集で取り上げました。

 

ところで、なぜ黒羽織か?

  • 黒が現代のオシャレ感にマッチしていること。
  • 黒の分量が既存のきものに新たな魅力を吹き込むこと。
  • もちろん、略礼装でも使えます。(紋付きにした場合)
  • ↓鏑木清方の「築地明石町」の黒羽織がステキすぎるから(笑)。

 

 

明石町.jpg

 

 

でも条件があります。

できれば……というか、マストというか……

長羽織であることがベストです。

 

8年前に提案した時に

「しゃれ黒羽織」として作った黒羽織は、

・寝かせていた無地の反物を染め替えて

(小紋などでもお仕立直しできます)

・バブルの時代の遺産(笑)エルメスの羽織を羽裏に使い

・バラの刺繍で洒落紋を入れました。

それがこれ。

 

エルメス羽織_59Q1211 のコピー.JPG

 

 

385黒羽織裏地.jpg

 

 

これを月刊アレコレで紹介して、

さっそく作った方が結構いるんですよ。

その方たちの「しゃれ黒羽織」も紹介しています。

お一人は可愛い襦袢地を、

もうお一人はやはりエルメスのスカーフを

羽裏に、お手持ちの反物を染め替えて

お作りになっています。

 

とにかく!しゃれ黒羽織があれば、

きもの4枚分の価値があります。

 

その具体的な着用例を

コーディネートとともにご紹介。

これは絶対みてほしい!

 

あの黄八丈が!(民芸調きものを克服!)

あの昭和なオレンジ八掛の小紋が!

若かりし頃のハデきものが!

もちろん、略礼装としても!

 

月刊アレコレ次号、お楽しみに〜!

いつもきものの楽しいこと、新しいことを提案する「月刊アレコレ」。

ぜひぜひお手にとってみてください。

発行は12月5日。

月刊アレコレは書店では売っていません。

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2016.11.26 Saturday 15:12comments(0)↑ページの先頭へ

編集人、秋のきものコーディネート。

今日は編集人みやざの最近のきものです。

仕事でも、自分が着るのでも、

コーディネートが大大大好きです(笑)。

きものの説明をしながらご紹介します。

 

ワタクシの場合、きものを決めてから、

帯、小物を決めるパターン。

その日の天気やら気温やら、

シーンやらが優先されます。

 

で、最初の紹介は

大島紬、藍泥染の有栖川柄です。

 

大島紬.jpg

 

 

↑これは昨年作ったものですが、

悉皆屋の女将に、

「1年ちょっとしか着ていないとは思えない柔らかさ」だと

お墨付きをもらいました(^_^;)

つまりかなりのヘビロテを証明。

 

この大島紬は有栖川の柄合わせを

しっかりしていただきました。

帯は縮緬の絞りの染め名古屋。

藤井絞のものです。

 

柄は日月紋(じつげつもん)。

大きい水玉じゃないですよ〜(笑)。

(ま、どう言ってもいいんですけどね)

太陽と月を表した円なのです。

 

 

↓次は、同じ帯で結城紬。

帯揚も同じブルー。

これは知人のお祖母ちゃまのものを

譲られて仕立て直しました。

 

385結城.jpg

 

丈が足りなかったので胴接ぎをしてもらっています。

胴接ぎは文字通り、胴の部分を切って別布を足すことです。

今回は別布ではなく、掛衿を外して

接ぎにしてもらいました。

なので、地衿はつまみ衿にしたなんちゃって掛衿です。

藤工房さんへ依頼しました。

 

さらに、仕立ては“胴抜き”。

胴抜きとは文字通り、裏地となる胴裏をつけず、

八掛だけつけて袷にみせる仕立てです胴部分単衣、

腰下と袖が袷という、なんちゃって袷のことです。

どういう人が好むかというと、暑がりの人、

仕事できものを着る人が、

(屋内は暑いけど人前での衣替えの遵守のため)

胴抜きにすることがあります。

私はいまは軽めに着て、

数年して洗い張りのときに

袷にしようと思っています。

 

↓胴接ぎした箇所はおはしょりの中に隠れます。

わかりますか。

 

IMG_8683.JPG

 

 

※掛衿:汚れやすい衿を取り替えることができるように、

地衿にもう一枚衿をかけて仕立てます。

それを掛け衿といいます。つまり衿が二重。

↓こちらです。衿の縫い目がありますね。

 

IMG_8690.JPG

 

 

※つまみ衿:衿には掛衿の線があります。

その掛衿がないので、少量つまんで縫込み

重ねているように見せている衿のことです。

画像の色が違うのですが同じ結城紬です。

IMG_8692.JPG

 

 

 

↓そして、こちらは縞のコットンシルク。

きくちいまさんの303です。

同じきものの写真3連投です。

 

経(タテ)糸が綿、緯(よこ)糸が絹の混紡です。

絹の光沢がありますが、見た目は木綿感が勝ちます。

でも着心地はGOOD

お家で洗えるし、とても優秀な普段着です。

 

385コットンシルク.jpg

 

ただ、ちょっとモサッとした地風なので、

太めに見えるかも…。

なので、私はこれを着るときは

胸に補整はしません。

(補整をしている一番下の同じきものと比べてみてください)

 

↓こちらは同じコットンシルクにfunny-coco織り兵児帯。

これも補整なし。

 

コットンシルク2.jpg

 

 

↓そして羽織を合わせて。羽織は撫松庵のものです。

帯は“5−9きもの”の変わり博多献上バニラ。西村織物です。

このときは補整あり。

私の補整に使うのは、

たかはしきもの工房のくノ一 夏子。

 

でもこのコットンシルクのときは、

胸元がモサッとみえるので、必要ないかな〜と。

コットンシルク1枚目2枚目の写真は補整なし。

そっちのほうがはスッキリしていますよね。

 

385羽織.jpg

 

 

↓コットンシルクの地風です。

 

IMG_8699.JPG

 

 

最後が雨の日に着たポリきもの。

黒の角通しです。

これに合わせている帯は、

洗い張りした羽織を帯に仕立て直したもの。

梅屋の帯揚と、和キッチュの半衿。

ポリなので胸元のガサゴソ感がありますが、

このときの補整は“晒し”を巻いています。

晒しの補整については、私、かなり語ります(笑)。

語りすぎるくらい語りたいですが、

がまんしてそれは後日にします(笑)。

毎日、ちょっとずつ着付けや補整を変えて、

さまざまなパターンをお試し・検証して、

月刊アレコレに反映している編集人なのでした〜。

 

385角通しポリ1.jpg

 

IMG_8701.JPG

 

 

 

 

本日は以上です〜。

 

 

きもの大好き、きものを実践する編集人がつくる

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2016.11.19 Saturday 23:29comments(0)↑ページの先頭へ

大量にきものを洗ったときの裏技

きもの、結構な大物ということもあり、

天気や多忙さとの兼ね合いでついついためてしまうこと、

ありませんか?

 

ないというマメなかたには不要な裏技ですが(笑)、
たまにあるかもというかたのために。
きものの洗濯でちょっと使えるかもな裏技の紹介です。

 

まず先に。

当たり前ですが、枚数を洗うときは天気は

必ず最高に良い日を選んでください。


前にも紹介しましたが月刊アレコレ編集人が

おすすめしている洗濯方法は、

 

ネットに入れて洗って→軽く脱水→

半乾きで取り入れて本だたみ→

バスタオルに挟んで重石(たたんでできる凹凸は

紙や手拭を入れて埋めて平らにしておくとより丁寧)→

半日放置→取り出してきものハンガーにかけて湿気を飛ばす

(詳しくはこちらのブログをご参考ください)

 

IMG_8567.jpg

 

 

IMG_8570.jpg

 

 

 

これはアイロンが嫌いな人(編集人)向き。
たたむのが嫌いな人は半乾きのときにアイロンをかけて、

後、湿気を飛ばすために乾すというやり方があっているようです。

 

 

昨日、編集人、12枚、洗いました!エッヘン!(←いばるとこじゃない)

 

で、正直にいいます。

その中には川越唐桟や保多織とともに、

小千谷縮、綿紅梅、綿麻、セオα、ポリ絹の

夏物も入っております。

 

いえ、8割夏物かも(^_^;)

もう1回くらい着られるかな……と、

そして11月に突入という…いやお天気の関係も…

仕事も多忙で……ゴニョゴニョ……

 

 

ま、その辺の事情はさておき(笑)。

 

ところで「たたむ」ときですが、
「手アイロン」をしっかりかけるひと手間で仕上がりが違います。
半乾きの状態でできるちりめんジワは

手の平で撫でてあげるとかなりキレイにシワがとれます。


この手アイロン、実は普段のたたみでも優秀な“グッズ”です。

 

 

 

IMG_8576.jpg

 

 

↓ちょっと色が違っていてごめんなさい。同じモノです。

川越唐桟。

 

IMG_8577.jpg

 

 

↓これで重石をしておくとキレイになります。

大きなタタミじわは気をつけてくださいね。

 

IMG_8578.jpg

 

 

洗っては干し、半乾きでたたむ、を繰り返すので、

天気がいいとなんとか干し場所は交互に使うことができます。


が、たたんで重石をしておく場所。
1枚ずつでは置くのでは大変。

(何枚から大変かは各自でご判断ください(笑))。

 

そして、もう一つ、横着者の裏技です(笑)。


きものときものの間にタオルをはさみ、

その上に重石という技があります。

 

IMG_8595.jpg

 

 

 

「まさにきもののミルフィーユやぁ〜」(彦麻呂風、古いけど)
その上にたっぷりの生クリーム……じゃなく重石をします。
(この時点でミルフィーユは漬物になります)(^_^;)

 

 

きもの自体も重石にしちゃおう戦略。
袖は左右交互になるように重ねます。

凹凸がきつそうなところは手拭で埋めておきます。


これもオススメ技ですが、いちばんのオススメは、
漬物にするくらいためないことです(^_^;)

 

 

 

 

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本屋ではご購入できません。

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2016.11.14 Monday 20:56comments(0)↑ページの先頭へ

vol.136発行。「締めやすい帯の仕立て」と「マイサイズ」教えます!

Vol.136、発行になりました。

 

 

 

今号の特集は「締めやすい帯の仕立て」です。

監修は目白の帯の仕立て専門の店

帯つかさ花邑すぎえすみえさん。

 

皆さん、帯の仕立ては和裁士さんがする…と

思っていらっしゃる方、多いのではないでしょうか。

 

いいえ、きものと帯の仕立ての技術は

まったく別物なのです。

すぎえさんは和裁士さんが帯を仕立てることは

悪いとはいいません。

しかし、そのための技術をきちんと習得して欲しい。

そういう想いがあって、帯の仕立て方の

教本もご自分で作って発行していらっしゃいます。

(教本は月刊アレコレ編集部か花邑HPで購入できます)

 

 

 

 

 

さて、自分のきものの寸法を

知っている人は多いと思いますが、

帯の寸法も知っていますか?

 

いま、きものの仕立てや寸法については

その重要性はかなり認知されてきています。

採寸会や寸法出しイベントも盛んです。

そういうなかで、帯の素材の違いで、

「締めやすい、締めにくい」という話は聞いても、

「帯」の仕立てや寸法については

あまり取り上げられることが

ありませんでした。

 

手先(胴に巻く部分)が長すぎるとか短いとか。

または柄がうまく出ないとか。

多いですね。

 

お下がりやアンティークなど

古いものは致し方ないところはあります。

(現在、名古屋帯は約360〜370cmが多く、

昔のものは短いと340cm。〜350cmくらいのものが

多いのです)

 

が、長すぎる帯も、またどうしたものか。

誂えたのに、「な〜んか結びにくいんですけど〜(泣)」

という問題な帯、結構ありますよね。

これらは寸法の問題。

 

 

帯にも、身長と身幅に合わせた

寸法の目安があります。

 

「帯職人の技術を残したい」

「いまのままでは帯の仕立ての技術は

なくなってしまう」という思いから、

すぎえすみえさんはあえて

ご自分のノウハウを広く発信しています。

 

 

月刊アレコレでも

「花邑式 帯のカルテ」による、

寸法表もご紹介していますよ!

こちらでご自分の帯の寸法をご確認ください。

 

また、もうひとつ。

長さだけでなく、

なんかゴワゴワで結びにくい。

ヤワヤワすぎて扱いにくい。

 

そういうものの原因の多くは「芯」!

なのです! 

し・ん! しん! 芯! です。

 

先にちょっとおさらいしますと、

芯は帯の中に入っています。

が、すべてに入っているわけではありません。

 

帯は八寸帯という「芯を入れないでかがるだけ」の帯と

九寸帯という「芯を入れて仕立てる」帯があります。

 

芯を入れない八寸帯は、博多帯に代表される

“織り”の帯がほとんどです。

(織りの帯がすべて芯を

入れないわけではありませんが)

帯自体にハリがあるので、

芯を入れると固くなりすぎるんですね。

 

織りの帯です↓ 上が博多帯。

下の帯は、前帯の上をみると端っこの

いわゆる「耳」があり、1枚なのがわかりますね。

(単帯という言い方もありますが、

複数の意味で使われており

ややこしくなるのでここでは割愛します)

 

 

写真(2016-06-20 23.01).jpg

 

帯仕立て特集_FX43677-S.JPG

 

 

そして九寸帯は、

そのままでは“布”なので、

芯を入れて帯に仕立てます。

染め(九寸)の帯です↓ 仕立ててあるので上端がキレイです。

辻が花風の柄がステキな帯ですね。

 

帯仕立て特集_FX43631-S.JPG

 

 

ここで八寸と九寸の違いが何かわかります。

つまり一寸(約3.8cm)の違いは

縫い代分なのです。

帯本来の幅は八寸(約30cm)。

だから、ちょっときものに詳しい人が

「今日は八寸なの」「私は九寸が好き」

という意味は、概ね、

「今日は織りの帯なの」「私は染めの帯が好きなの」

という意味合いになります。

これは普段着の名古屋帯などの例。

 

フォーマルの袋帯は織りですが、

芯を入れて仕立てます。

これも好みで入れない人もいます。

 

 

つまり、「芯」は

好み≒自分の締めやすさ に直結します。

 

ここで、今号の特集の監修をお願いしている

帯の仕立て専門店、

「帯つかさ花邑」のすぎえすみえさんの言葉です。

 

「帯は芯で決まります」

 

この言葉は「(だから)これが最良の芯」と

特定の芯を推奨しているわけではありません。

 

帯の生地、地風、好みで、

ベストな芯を選ばなければならないと

いうことなのです。

ベストは人それぞれです。

 

そして、その芯の入れ方、とじ方が、

また締めやすさ、使いやすさに関係してきます。

 

「いい帯」「悪い帯」という観点ではなく、

寸法も含めた「締めやすい仕立ての帯」とは??

すぎえさんに教えていただきます。

 

下の帯は今号で検証した帯です。鬼シボ縮緬の有栖川文様の九寸。

 

花邑帯_IMG_0327.jpg

 

 

すてきでしょ?

誂えたのは20年ほど前。

でもとても困ったちゃん帯なのです。

どこがというと、

 

 

・締めると前帯の内側の生地が表に出てくる。

・上から触ると芯が平らじゃない。

・表側の生地がフカフカ浮いた感じ

 

これをすぎえさんに検証していただきました。

どこが問題なのか?

 

測りました。↓ 何ケ所か。

そうしたら、愕然な事実が \(◎o◎)/!

 

 

 

帯仕立て特集_IMG_0470.JPG

 

 

そして、開けました! 解体!(^_^;)

そうしたら、さらにショックな事実が……

 

これじゃ締めにくいわけね、とすぎえさんのNGお墨付き(笑)。

 

 

帯仕立て特集_IMG_0436.JPG

 

 

帯の問題は中を開けてみなければわかりません。

でも原因がわかったところで、

直す直さないはおいておいても

開けたらそのままというわけにはいきません。

 

今回は「仕立て直したい」という前提があったので、

“開腹”(笑)しましたが、

実際は不具合だと思っても

なかなか原因を特定したり、

直したりまではできにくいものです。

 

だから今後、誂えるときの参考に

していただきたいのです。

だって「オーダーメイド」なのですから。

 

さてさて、この困ったちゃん帯は

どういう原因があったのでしょうか。

帯の解体新書(笑)。

あまり見る機会がないと思います。

 

 

寸法表も含めて保存版となる特集です。

ぜひお手にとって研究してくださいね。

 

 

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2016.11.06 Sunday 22:52comments(0)↑ページの先頭へ

襦袢が袖口からでるときの応急処置

今日はちょっと裏技……といいますか、

きものを着付け終わったら……

あら?? 襦袢の袖が出てしまう〜( ;∀;) 

というときの応急処置をご紹介。

 

そこまで推奨するわけではありませんが、

いまさら着替えなんてできないというときに。

 

襦袢ときものの素材の違いで

“添い”が悪いときがあります。

“添い”とは、例えば、

かたい紬と、柔らかものの襦袢では、

柔らかものの襦袢のほうが落ち感があるので、

両方マイサイズで誂えたものなのに、

紬(や木綿きもの)の袖から勢い余って出てしまう、

というような場合。

 

IMG_7957.JPG

 

なので、「普段着や紬は裄を短め」というセオリーは

いま通用しません。

むしろ、襦袢を使いまわすことを考えると、

長めくらいでなければ何かと不便なのです。

 

で、本題です。

多いのは、安全ピンで留めるというものだと思います。

私は、安全ピンを使うこともありますが、

袖口を両面テープでくっつけてしまうという技?というか、

ごまかしというか(笑)。

 

IMG_7966.JPG

 

 

 

ええおべべのときは、

両面テープは注意してくださいませ。

あまり粘着力が強いものは避けるか、

一度、手拭などほかの布地に貼って
粘着力を弱めてから使ってください。

自己責任でね(笑)。

そしてなるべく早めにとってくださいね。

 

385保多織.jpg

 

 

きものは保多織(ほたおり・ぼたおり)の無地。

保多織は四国高松を産地とする

木綿織物。打ち込みが緩いので、

見た目はざっくりした風合いですが、通気性があり、

秋冬(真冬以外)は空気をはらむので温かさがあり、

下着や羽織などで調節すれば

11月いっぱいは十分着られます。

 

打ち込みの甘い分、多少膝やお尻が抜けますが、

それは保多織に限らず、麻や綿織物の特性です。

 

帯はゼブラ風綿紬の八寸。

帯締はリバーシブルで使える三分紐カンタービレ

普通サイズの方なら、帯留がなくても

普通の帯締としても使えます。

後ろの帯のなかでひねって結べば、

水引き(紅白の水引のように、左右色の違う仕様)に。

 

普通の三分紐では短くて使えないという方には、

長尺三分紐としてお使いいただけますよ。

これはかなり感謝されております(笑)。

 

日本橋 龍工房にお願いした

月刊アレコレオリジナル。

頼りなさそうな三分紐ですが、

こちらはがっつり、しっかり締まります。

重い帯でも大丈夫です。

お試しください。

 

月刊アレコレは書店では取り扱っておりません。

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2016.10.07 Friday 20:10comments(0)↑ページの先頭へ

vol.135発行 身体にいい履物の話

月刊アレコレvol.135 発行になりました。

 

そして今号の大きなニュースは

11年続いた表紙がかわりました。

前の表紙もファンが多かったのですが、

ひと目できものの本としてわかっていただくように、

ということが主眼です。

月刊アレコレらしい、コーディネートで

お届けします。

 

 

 

 

今号の特集は「履物 秋もの」

ところで、皆さん、どこの履物がお気に入りですか?

 

コーディネートの達人に、

履物と合わせるときのコーディネートを聞きました。

そして、着付師さんたちのお気に入り草履。

いろんなブランドの履物コレクションもご紹介しています。

 

さらには!

今回、「黒田商店」の履物にもフューチャー。

とにかく、履きやすい。

とにかく、おしゃれ。

その理由はどこにあるのか。

 

今日のブログは黒田商店の履物について

ちょっと語りたいと思います。

例により、ちょっとじゃなく長くなると思います(^_^;)

 

黒田商店は高松の履物屋さん。

ご主人の重憲さん(挿げ担当)と、

奥さんの恵さん(鼻緒・デザイン担当)の

まさにその場で仕上げていく

LIVEな履物屋さんです。

 

_MG_5525 のコピー.jpg

 

 

_MG_5539 のコピー.jpg

 

 

挿げならどこでもやっている?

そうですね。しかしコンセプトを知ってほしいと思います。

 

 

編集人みやざ、黒田商店の下駄を1足だけ持っています。

履き続けてから4〜5年くらいになるでしょうか。

草履も欲しいのだけれど、正直お値段は高いです。

しかし、メンテナンスをして

履き続けることができる履物です。

その履きやすさから言っても、

ヘビロテ振りから言っても、

元はとれていると思います。

もうそろそろ、新しい1足、欲しいですけどね(≧∇≦)

 

まず、黒田の履物、

履きやすい・おしゃれなのはもちろんですが、

とにかく「疲れない」、これが一番です!

 

 

草履・下駄、天の素材など、

タイプはいろいろなのですが、

私が履いているのは天(台の足を乗せる部分)に

クッション性がある素材を使った下駄。

 

 

 

あ。先に言っておきます。

人によってはここが気になるという問題点をいうと、

クッション性のあるものは履いていると

足型がついてきます。

脱いだときに見た目が悪いから

イヤというかたもいると思います。

 

しかし、「足型がついてはじめて

その人の履物になったといえるのです」と

恵さんは言います。

恵さん曰く「黒田の履物は、育てる履物なのです」。

 

足型が付く頃には、底も減りが出てきます。

減り方は歩き方のクセにより均一ではありません。

そこに強弱の違うあるゴムを貼ることで

平らな状態で履き続けられるのです。

足や腰に問題があり、

黒田の履物しか履きたくないという方がいて、

ドレスでも履きたいという要望から

生まれた洋服でも履けるような、

便利小物・アクセサリーを作りました。

そのひとつがこちらの、取り外し自在なボンボンのファー。

 

 

私は出張のときは、状況が許せば(あらたまった席などがなければ)、

黒田の下駄で出かけます。

 

もちろん、いまどき人気の草履も

何足か持っています。

それらも決して悪いわけじゃない。

でも疲れないかといえば、

1日外にいるときは夕方には疲れる。

 

比較すると黒田の下駄は、

どんなに道を歩いても、

急いでも走っても、ほんとうに疲れません。

 

ここで通販なら「個人の感想です」と出るところです(笑)。

確かに個人の感覚は違うと思いますが、

はっきりって私も

・かなり「きもの」、多いです=草履・下駄履いています。

・足や腰に特に問題はありません。

 

そういう人の「感想」だと思ってください。

ほかの履物は夕方になると脱ぎたくなりますが、

黒田のものはそれを感じないのです。

だから出張のときこそ、履きたくなります。

 

そして、もう一つ、黒田の特長があります。

「歩き方」をおしえてくれます。

鼻緒のある履物は

インナーマッスルを鍛えてくれます。

しかもおしゃれ。

 

 

 

 

これは恵さんの受け売りなのですが(笑)、

恵さんは履物が身体に与える影響を

探求していまして、

もちろん専門家からの意見も参考にしつつ、

鼻緒のある履物の正しい履き方・歩き方を

レクチャーしてくれます。

 

「歩く」という行為・動作・運動は、

衣食住と変わらないインフラです!(断言)

と、思いませんか? もちろん運動も大事です。

でもその運動の基本は足を使う、足を動かすことです。

 

だから皆、靴にはこだわるし、

機能を謳う靴メーカーやブランドはたくさんあるわけです。

そこを鼻緒がある履物であてはめてみて下さい。

オリンピック競技ができるとはいいませんが(笑)、

普段の生活・きものを着たときの生活の質が

ちょっと上がると思います。

 

黒田の下駄が大好きすぎて語りすぎましたが(笑)、

試す価値はあります。

 

 

毎月!お届けして11年になります。

月刊アレコレは書店では売っていません。

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2016.10.06 Thursday 01:59comments(0)↑ページの先頭へ

きもののルールはひとつじゃないー月刊アレコレvol.134発行です。

月刊アレコレvol.134発行となりました。

特集は前後編でお送りしている「きもののルール」の後編です。

 

 

 

134Web表紙.jpg

 

 

 きもののルールをかんがえる2

 フォーマルのココロ、カジュアルのココロ

 ルールはひとつじゃない

 

■ルールはひとつじゃない???とは?

 

ルールをおしえて!という方には申し訳ありませんが、

文言の通り、「これがいまのルールだ」と

いう内容ではありません。

 

それどころか、いろいろな見解、

間逆な意見も紹介しています。

 

なぜか?

 

そう、ルールはひとつじゃないから、悩むのです。

 

TPOとはいうものの、そのTPO

地域により、立場により、家風により、

振り幅がありますよね。

誰かのモノサシで計れるものではありません。

 

じゃあ、どうすればいいの? 

自分で決める、しかないのです。

そのためにはヒントが必要です。

 

2016-08-21 16.04.25 のコピー.jpg

 

 

 

■ルールの地図のどこに自分の位置をみつけるか?

 

編集部の考え方は、

「たくさんの情報や考え方を知って、

その地図のどの辺に自分の位置をとるかを

判断していただきたい」ということです。

 

保守的な見解、柔軟な見解、

ぶっとんだ意見(笑)もあるかと思います。

 

一個人の意見に右往左往するのではなく、

参考にしたうえで、

自分のBest or Betterにあてはめる。

 

 

紹介しているのは、

 

“舞の世界”で活躍する、

山村流師範の山村若静紀先生

しきたりと、普段のきもの生活の緩急。

 

IMG_8544 のコピー.JPG

 

 

 

たかはしきもの工房の女将、高橋和江さんからは

“気仙沼”という土地柄の慣習や考え方。

 

IMG_9026 のコピー.jpg

 

 

 

きものの生き字引のような

蒲田ひつじや店主からは、

“伝統”を重んじる気質と“現状”とのすり合わせ方。

 

IMG_8635 のコピー.jpg

 

 

 

モダン着物小物梅屋店主の梅原麻里さんからは

“必要最小限”でフォーマルとカジュアルファッションを

たのしむという発想を。

 

MOI_6319.jpg

 

 

 

ほかにも、判断の基準としていただくように

「紋の数」と「きものの種類」で

格を示した情報も掲載しています。

たとえば。

 

紋の数が多いほうが格が高い

ということを知っている人は多いと思います。

では、

・紋のない訪問着

 (昔は紋を入れましたが、昨今は入れない場合が多い)

・一つ紋の色無地

 

どちらが格が高いのか……

 

訪問着       紋なし 後 のコピー.jpg

 

 

色無地       一つ紋 後 のコピー.jpg

 

 

紋がなくても訪問着のほうが

装いとして格が高いという見解は多いのですが、

その訪問着も、柄の雰囲気で

一つ紋の色無地と同格、

という場合もありえる……

ほんとこの辺は複雑ですね(^_^;)

 

最近はほとんどみかけませんが、

三つ紋の色無地であれば、

紋のない訪問着より格が高いということになります。

 

すみません、これで逆に悩むかたもいると思います。

しかし、これも情報のひとつです。

一般的な認識として流布している

基本を知ったうえで自分が着るものを

持っているものと照らしあわせて

決めていただければなと思います。

 

 

 

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2016.09.04 Sunday 20:39comments(0)↑ページの先頭へ

vol.133特集「きもののルール(1)」ー正解はひとつじゃない

告知が大変遅くなりました!

創刊11年目。月刊アレコレvol.133、発行しました。

年間講読、絶賛オススメ中です!(笑)

 

 

さて、今号の特集は、

今年に入ってから皆さんから

よく問い合わせがあったり、聞かれたりした

「きもののルール」(的なこと)です。

 

まずは、やっぱりの「フォーマル」から。

 

ルールの特集というと、

皆さん、待ってましたとばかり、

 「知りたかったの」

 「何を着ればいいの?」

 「これはNG?」

という言葉が続くのですが……

 

IMG_8492 のコピー.JPG

 

今回の前後編の特集は

ルールの特集でも、ちょっと違うのです。

本特集でワタクシみやざこと、

編集人記名の特集の主旨があります。

こちらを読んでいただけますか。

 

=================

 

“ルール”は永遠か? (編集部 細野美也子)

 きものを着る上でハードルの一つとされる、ルールやしきたり。“ルール”という言い方をしますが、実際のところ、それは“慣習”的なものです。慣習とは「ある社会で歴史的に成立・発達し、一般に認められている、伝統的な行動様式。ある社会一般に通ずるならわし」と説明されています。「結局は不文律の社会的ルールではないか」、と言われる向きもあるかもしれません。ただ慣習は、大きなスパンのなかで実生活や社会的背景に歩をそろえて、“自然”に変化していく部分があります(商業的な意図があったとしても)。

 何が言いたいかというと、いま私たちがきものルールと考えるものは、“絶対”ではないということです。いえ、だから無視していいと言っているのではありません。その時代で共有する価値観や美意識、またそれを良しとする精神性も含めて、ルールに添う美しさは普遍的なものです。後世には不自然と見えるものであっても、その時代の中で共有された特徴的な様式や美意識は、古今東西存在します。つまり、「絶対ではないけれど“ある時代に運用されるルール”」です。

 実際、現在でも袷・単衣の更衣や式服として着用する種類の弛緩化、紋など格の取り扱いも“面取り”されて丸くなってきています。しかし、自分の立場や地域性でその運用は一律ではありません。だからこそ、着るもので着る人の気持ちを表すことができるのです。フォーマルであってもカジュアルであっても。ゆえに「正解」を一つ求めるのはムリがあるということを認識してほしいのです。現実に所持しているきものの種類や枚数が、圧倒的に少なくなってきているということもあります。今回の特集の意図は、いま、きものを着ている人たちがどういう“ルールの運用”をし、どう考えているかを広く知ることで、自分のルールの置き所を見つけるということです。

 

======================

 

つまり、基本には触れますが、

「これがいまどきの、ルールです!」と

声高にお伝えする特集ではありません。

 

現実の話をします。

このブログでも取り上げた、

今年年頭NHKの「朝イチ」のきもの特集。

一応、NHK側の発信として入卒は

「色無地が正解」→ (NHKが考える)一般的なルール

「訪問着はNGなの!?」 → 色無地持っていない・訪問着で出席したい

 

そのズレは明らかでした。

つまりはこういうことなのです。

しかも、このときは、紋の有る無しについては

触れずに単に「色無地」でした。

これはわかるのです。

ここ鬼門(鬼紋?ww)の紋に触れると、

収集がつかなくなるからでしょうね。

 

 

 

NHKの「色無地が正解」はひとつの見解、

局側が考える「ルール」だったかもしれませんが、

実際に入卒に出席する親たちの立場では、

「自分に落とし込めない」ルールだと

思った人が多かったということです。

 

どちらが間違っているとか、

正しいとか言うことはないと思います。

ただ、後者が(訪問着派)が

故実になりつつあるということで、

この10〜20年が移行期といえるでしょうか。

一例ですが。

 

ということで、

ちょっと前振りが長くなりましたが、

今回の特集も、

きもののを着る人たちの声からうまれた、特集です。

 

月刊アレコレは毎月5日発行。

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2016.08.09 Tuesday 16:10comments(0)↑ページの先頭へ

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